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からの記事と詳細 ( 住宅金利、固定か変動か再考迫る - 日本経済新聞 )
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日銀が大規模な金融緩和策を修正することを決めた。今回の修正は、再び円安が進み、さらなる物価高への懸念が高まる中で行われ、円安の進行に一定の歯止めをかける狙いがうかがえる。ただ、円安・物価高を収める効果は限定的なものとなりそうで、引き続き物価高や景気減速に配慮しながら、日銀は難しいかじ取りを迫られる。(寺本康弘、大島宏一郎)
「今回は為替市場のボラティリティ(変動)も含めて考えている」
決定会合後の記者会見で植田和男総裁は、この日の政策修正の理由として、為替市場を含む金融市場の変動の抑制を挙げた。日銀総裁が為替相場について言及するのは異例。過度な円安を抑えたいとの思惑を強くにじませた。
一方で、昨年末から年初にかけて大規模緩和の副作用として、日銀が抑え込みに苦慮していた金利上昇は沈静化。債券市場で日銀が大量購入する10年物国債の金利水準が、より短期の国債よりも低くなるという「ゆがみ」も解消し「(債券市場は)きれい」(日銀関係者)との認識だ。
債券市場が落ち着く中、今回の決定会合で日銀が動いたのは円安・物価高への配慮がある。昨年春以降、世界的な物価高を受け欧米が金利を引き上げていく中で、日銀は金利を低く抑えてきたため海外との金利差が拡大したことで円安が急速に進行。昨年秋には1ドル=150円を超える水準となり、政府は円買いの為替介入に踏み切った。その後はいったん落ち着いたものの、今年に入り再び円安が進み最近は140円台をうかがう展開が続いていた。
今週も米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は金利を0.25%引き上げており、一段と円安が加速する可能性も高まっていた。第一生命経済研究所の藤代宏一氏は政策修正について「円安が1ドル=150円までいかないように、(金融)引き締め方向に持っていく意図があったのでは」とみる。
円安は輸入品の価格を押し上げ物価上昇に拍車をかける。21日に総務省が発表した6月の全国消費者物価指数では、生鮮食品を含む全体の指数の前年同月比上昇率が3.3%となり、3.0%だった米国を上回った。28日に発表された7月の東京都区部の消費者物価指数も高水準が続いており、生鮮食品を除く食料は9.0%の上昇となった。
だが、日銀の政策修正に伴って金利が上昇すれば景気の足を引っ張る副作用がある上、円安を抑える効果についても限定的とみられる。FRBは次回の9月会合で再び利上げするとの市場の見方もあり、日米の金利差が縮まらないため「今後も円安は進む可能性が高い」(市場関係者)との声も根強い。
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日銀は28日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を修正することを決めた。長期金利の上限を「0・5%程度」をめどとし、市場の動向次第では1%まで上昇することも容認する。植田和男総裁は会合後に記者会見し、修正の理由を「金利操作の運用を柔軟化し、金融緩和の持続性を高める」と説明した。
植田氏は新型コロナウイルス禍から回復しつつある日本経済の現状について、2%の物価安定目標に「少し前進した」と語った。
ただ「(達成には)まだまだ距離感がある。粘り強く金融緩和を続ける必要がある」と強調。今回の修正は「(金融政策の)正常化へ歩み出すという動きではない」とも語った。
日銀はこれまで、無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を実施して長期金利を0・5%程度までの水準に抑えてきた。植田氏は、今回の修正により「長期金利の形成をもう少し市場に委ねる」と語った。
ただ、長期金利が投機により急変動した場合、指し値オペなどで1%以下に抑える。
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エクセルで表を作成していると、たまにセルの左上に緑色の三角形が表示されますよね。これは「エラーインジケーター」と呼ばれます。セルに入力されているデータがエラーではないのか? という注意喚起のマークです。以下のような状況で表示されます。
エラーインジケーターは無視しても問題ないこともありますが、どのような理由で表示されているかは把握しておいたほうがいいでしょう。今回は、エラーの見分け方と主な対処方法を紹介します。
エラーの内容の確認は簡単です。エラーインジケーターが表示されているセルを選択して[!]のアイコンをクリックします。
エラーによってメッセージの内容が変わります。上の例では「数値が文字列として保存されているのではないか?」という注意でした。数式に問題があることもあるのでメッセージの内容をよく確認してください。
先ほどの「001」は意図的に入力していますよね。このようなケースのエラーインジケーターは放置しておいて構いません。緑色の三角形が気持ち悪いなら[無視]しましょう。なお、同一のエラーなら複数のセルを選択してまとめて処理したほうが効率的です。
数式が入力されているセルのエラーインジケーターは要注意です。エラーの内容を確認したら、セルを編集状態にして数式の状況を把握しましょう。
この例は、6行目の追加した時にSUM関数の参照が正しくなかったようです。おそらくセルD7、E7、G7も同じ状況でしょう。[数式を更新してセルを含める]を選択して修正することもできますが、数式のセル参照を確認してから処理します。
「#DIV/0!」「#VALUE!」といったエラー値と同時にエラーインジケーターが表示されることもあります。エラー値が表示された時は、数式が間違っている可能性が高いため、よく確認しましょう。エラー値の内容をヘルプで確認することも可能です。
エラーの内容に「0 除算のエラー」と表示されているように、「#DIV/0!」は「0」で割り算している時に表示されるエラー値です。「#DIV/0!」は数式を変更すれば非表示にできますが、該当のセルのみを修正してはいけません。
例えば、セルI6の数式を「=IF(G6<>0,F6/G6,"-")」と修正すると、今後は「周りのセルと数式が異なる」といった意味のエラーインジケーターが表示されますが、セルI2~I6まで同様の数式に修正すればエラーインジケーターは消えます。
しかし、1カ所のエラーインジケーターのために大がかりな修正をすればそこでミスする可能性もあります。イレギュラーなケースとして、放置しておいてもいいでしょう。
意図的な処理なら放置するか無視で構いませんが、数式のミスが見つかることもあります。エラーインジケーターが表示された時は、あわてずにエラーの内容を確認しましょう。
佐々木融
4 分で読む
[東京 24日] - 今週は6週間前と同様、米連邦準備理事会(FRB)、欧州中銀(ECB)、日銀の金融政策決定会合が行われる。それぞれの会合の曜日も6週間前と同じで、水曜日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、木曜日にECB、金曜日に日銀の金融政策が公表される。
6週間前、FOMCは予想通り政策金利を据え置いたが、委員の政策金利予想を示すドットが予想以上に引き上げられ、タカ派的なメッセージが発せられた。
ECBはコンセンサス通り25bpの利上げを行ったが、声明文はタカ派的でコアインフレ予想が大きく引き上げられた。
一方、日銀は市場の予想通り金融政策を据え置き、声明文にも変更はなかった。
その前に豪中銀(RBA)とカナダ中銀が予想外の利上げを行っていたこともあり、日本とその他先進国の金融政策の方向性の違いが鮮明になった。
この結果、1週間全体でみると、円独歩安となり、円は2番目に弱かったドルに対しても1.7%も下落した。
<7月の米欧日会合後、円売り強まる公算>
今週のFOMCでは25bpの利上げが予想されている。今後のガイダンスについては「追加引き締めが適切」との点に変化はないだろう。ハト派の中には様子見を好む人もいるかもしれないが、反対票は投じないのではないか。
6月FOMC時に示されたドットでは、年内25bpの利上げ2回の可能性が示された。パウエル議長の記者会見ではこの点について、今後の政策決定は事前に決まっていないため追加利上げはデータ次第と述べるにとどめると予想する。
ECBも政策金利を25bp引き上げると予想されている。前回会合では利上げを行うと共に7月に追加利上げを行う可能性が高いことも示唆した。
しかし、今回も次回9月会合での利上げ可能性を示唆するかは微妙かもしれない。ラガルド総裁は9月会合での利上げ判断のカギとして、今後の経済指標や最新のスタッフ予想次第として、慎重な姿勢を示す可能性もある。
こうした中で、日銀が市場のコンセンサス通り、今回も金融政策を据え置いたとすると、6週間前ほどではないにしろ、日本とその他の主要中央銀行の金融政策の方向性の違いが鮮明になり、より一層円が売られることになるだろう。特に、FRB、ECB双方が次回9月の会合での利上げの可能性を比較的明確に示唆した場合、よりその傾向が強まるだろう。
<日本のファンダメンタルズに変化>
日本の経済ファンダメンタルズは、現在の超金融緩和スタンスのある程度の調整を正当化する、と筆者は考えている。変動の大きい生鮮食品・エネルギーを除いた消費者物価指数(コアコアCPI)の前年比は、すでに3カ月連続で4%台を記録している。
米国のコアとほぼ同じ基準の食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いたベースでみても、前年比プラス2.6%と2%台に乗せている。労働市場のタイト化から賃金の伸びも高止まりするだろう。
こうした状況下で、緩和効果と副作用のどちらが大きいか分からないイールド・カーブ・コントロール(YCC)さえ止められないとすれば、今後も止める機会は訪れないのではないかとさえ思ってしまう。
<円にとって重要な3つのファクター>
筆者は、今週の日銀金融政策決定会合で金融政策の修正が行われない場合、円相場に対する意味は、以下の理由から非常に大きいと考えている。
一つ目は、次の金融政策決定会合まで約2カ月もあることだ。日銀の金融政策決定会合のインターバルは通常6週間─7週間だが、7月と8月の会合の間は8週間となっている。今回動きが無ければ、基本的に8週間後の9月22日まで金融政策の変更は無いということになる。
その間、YCCに関する不確実性が少なくとも短期的には低下すると考えられる。特に足元の状況で金融政策の不確実性が高まると、円の上昇バイアスをもたらしやすい。逆に言えば、不確実性が低い期間が長ければ、その分円が下落し安くなると考えられる。
二つ目は、次の展望レポートの公表が10月31日になることだ。仮に今回、金融政策が据え置かれることになるとすれば、2023年度のコアCPI予想は上方修正されたとしても、2025年度の予想(前年比プラス1.6%、BOJコアの予想は同1.8%)は据え置かれるか、引き続き2%を下回る水準に止め置かれるだろう。
YCCを修正するのに、必ずインフレ予想を上方修正しなければならないことはないが、政策変更を整合的に説明するとすれば上方修正した方が好ましく、そうした場合、次のチャンスは3カ月も先になってしまう。
三つ目は、日本の実質金利マイナス状態の長期化と日米実質金利差の拡大だ。当社は、日本のインフレダイナミクスは明らかに変化していると考えている。物価上昇圧力は幅広い財・サービスに拡大しており、構造・循環的要因が組み合わさって賃金圧力は高まり、インフレ期待も高めている。
こうした中で、政策変更を先延ばしにすればするほど、日本の期待インフレ率は高まり、実質金利のマイナス幅はさらに拡大することになるだろう。日本の名目金利とコアCPIを用いて算出する実質金利は、既にマイナス3─4%と大幅なマイナスになっているが、市場が織り込む日本の期待インフレ率は、今年に入ってから上昇してはいるものの、依然として1%台前半と控えめである。
今週の会合でも日銀が金融政策を修正しないことで、市場の期待インフレ率が一段と高まり、日本の実質金利のマイナス幅が一段と大きくなる可能性もある。
米国側では「インフレ率鈍化期待」が高まり、FOMCでは「一定程度のタカ派姿勢」が維持されれば、米国の実質金利は上昇しやすい。
一方、日本側では「インフレ期待」が高まる一方、日銀は「驚くほど慎重で動きがない」となれば、日本の実質金利は低下しやすい。今週の両中銀会合でこうした見方が強まれば、日米実質金利差は一段と拡大し、ドル/円を押し上げることになるだろう。
編集:田巻一彦
(本コラムは、ロイター外国為替フォーラムに掲載されたものです。筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の市場調査本部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」「弱い日本の強い円」など。
*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
24日の東京株式相場は上昇。外国為替市場で円相場が下落し、自動車やゴム製品、機械株などの輸出関連銘柄を中心に買いが入った。
日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を修正する緊急性は現時点で乏しいと認識していることが21日に明らかになり、円安が進行した。金利の先高観が後退し、不動産株も高かった。一方、銀行や保険株は下落した。
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T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト
上昇率上位 | 鉄鋼、パルプ・紙、輸送用機器、電気・ガス |
下落率上位 | 銀行、保険、海運 |
日本経済新聞の編集者が選んだ押さえておきたい「ニュース5本」をお届けします。(週5回配信)
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ロイター編集
2 分で読む
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 24日からの週の米株式市場では、25─26日の連邦公開市場委員会(FOMC)が最重要のイベントになる。現行サイクルで最後の利上げが予想される中、株高に及ぼす影響が注目されている。
S&P総合500種は年初来で約19%上昇。20日の終値は4534.87と、2022年1月に付けた史上最高値をわずか6%ほど下回る水準だった。
投資家の多くは、25─26日のFOMCで連邦準備理事会(FRB)が25ベーシスポイント(bp)の利上げを決定すると予想する一方で、FRB当局者がインフレの鈍化が続くとの確信を強めているという、ここ数週間の株高を支えてきた観測を裏付ける材料が出てくることも期待している。
アドバイザーズ・アセット・マネジメントのクリフ・コルソ最高投資責任者(CIO)は「市場の大部分は依然としてマクロ主導で動いており、インフレはなお運転席に座っている。FRBが何をし、何を言うかが重要だ」と語った。
穏やかなマクロ経済情勢とFRBの引き締め終了への期待から、アナリストの間では今年の株価がどこまで上昇するかについて見通しを修正する動きも出ている。
クレディ・スイスのジョナサン・ゴルブ氏は18日、力強さを増す経済見通しとテック・通信サービス業界の堅調な利益予想を理由にS&P500の年末目標を4050から4700に引き上げた。
ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏は今月、年末目標を4825に上げた。ヤルデニ・リサーチのエド・ヤルデニ氏は今後18カ月で5400に達すると見ている。
同時に、年初にはほぼ避けられないと見られていた景気後退観測も後退している。
ゴールドマン・サックスは17日、今後1年以内に米国が景気後退に陥る確率を従来の25%から20%に引き下げた。先月にはS&P500の年末目標を4000から4500に引き上げている。
とはいえ、多くのストラテジストは依然として弱気で、発表が始まった企業決算でさえない内容が相次いだり、インフレの粘着性を巡るサプライズを警戒している。
ノーザン・トラストのシニアポートフォリオマネジャー、スニータ・トーマス氏は、インフレが予想以上に根強いとみて、ここ数カ月、株式へのエクスポージャーを減らしていると明かし、「顧客に対し、今はリバランスをする良い時期だと伝えている」と語った。
割高感が増していることも懸念だ。S&P500の予想PER(株価収益率)は現在20.8倍で、年初の16倍前後から上昇した。
しかし、ツァイ・キャピタルのクリストファー・ツァイCIOは「とんでもなく割高な銘柄は見いだし難い」と述べた。
記事についてのアンケート回答確認
[動画で解説]決算レポート:TSMC(2023年12月期2Qが業績の大底か)、ASMLホールディング(先端半導体工場の建設の遅れにより、EUV露光装置の今期出荷台数が下方修正された)
21日夕の東京外国為替市場では円が対ドルで一時1%以上下落した。 日本銀行は現時点でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を修正する必要性は乏しいとの報道を受けて円売り圧力が強まり、1ドル=141円90銭台を付ける場面があった。
日銀は現時点でYCC副作用に対応の緊急性乏しいと認識-関係者
日中の取引では米国金利の上昇を背景にドル買い・円売りの動きが出ていた半面、28日に開かれる日銀金融政策決定会合に対する警戒感からドル・円の上値も抑えられていた。
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NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は「これまで来週の会合について修正の可能性が半々という感じだったもののが否定されたことで、修正を見込んだ円買いポジションが巻き戻されている」と述べた。
日本国債市場では長期国債先物が大幅上昇。中心限月の9月物は夜間取引で一時148円74銭と、21日の通常取引終値(147円78銭)を96銭上回った。現物債市場で新発10年国債利回りは5ベーシスポイント(bp)低い0.41%に低下した。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、18日の植田和男日銀総裁の慎重な発言以降も債券市場は7月会合でのYCC修正見送りが確信できず、警戒感が残っていたが、「より現状維持予想の確度が高まった」とみている。
株式市場では日経平均株価先物が上げ幅を拡大。大阪証券取引所の夜間取引で一時3万2760円まで上昇した。21日の日経平均終値は3万2304円25銭だった。
三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは電話取材で、びっくりするニュースではないが、「円安に加えて、緩和縮小をしないことは株式市場にとってポジティブで素直な反応」と指摘。一方で、足元の物価と日銀の見ている将来のインフレ率は乖離(かいり)しており、市場参加者には政策修正観測が根強いとの見方も示した。
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(各市場の相場水準を更新します)
日銀は7月27日、28日に金融政策決定会合を開催します。引き続き、イールドカーブ・コントロール(YCC)の修正有無に対する市場の関心は高く、今会合での注目点の1つとなっています。現在、YCCにおける10年国債利回りの操作目標はゼロ%程度で、上下0.5%程度の変動幅が設定されており、修正にあたっては「変動幅の再拡大」や、「操作目標の年限短期化」などが選択肢にあがっています。
弊社は従来、今会合でYCCの許容変動幅が上下0.5%から1.0%に再拡大されるとみていましたが、7月18日にYCCは現状維持との見方に変更しました。変更の理由は、①現時点でYCCの副作用増大により、債券市場の機能が大きく低下する状況には至っておらず、修正を急ぐ必要性は低いと判断したこと、②弊社の最新の物価見通しに基づき(図表1)、2%の物価安定の目標が達成される可能性は依然低いと判断したことです。
熊野英生 第一生命経済研究所 首席エコノミスト
3 分で読む
[東京 20日] - 7月27-28日の日銀金融政策決定会合では、長期金利の変動幅の上限を0.50%から引き上げるとの観測がある。いよいよ政策修正に動くという理解になる。
しかし、日銀の今までの説明では、副作用が生じていれば、金融緩和をより長く続けるためにしかるべく副作用対策を講じるというものだった。
現在、10年金利は0.50%に急接近しているが、8-9年の年限が0.50%を超えるまでには至っていない。イールドカーブがゆがむという副作用はまだ生じていない。その点では、政策修正の必然性はないと筆者には思える。
観測の発端は、内田真一副総裁が7月7日付日本経済新聞のインタビューに答えたことから始まる。このインタビューは、金利操作修正は「バランスをとって判断」と報じられた。このバランスをとって判断とは、副作用が生じれば、それを修正しながらイールドカーブコントロール政策(YCC)を継続していくという意味で、従来からの公式見解を一歩も踏み出していないと筆者はみている。
しかし、ドル/円レートはその発言が政策修正のニュアンスを持つものだという理由から円高方向に動き始めた。はっきりしたエビデンスよりも、疑心暗鬼の成せる技に思える。
<思惑の背景>
なぜ、日銀の政策修正がありそうだと多くの人が信じるかという理由を考えると、合理的な理由はいくつかある。
第1は、少し行き過ぎた円安へのけん制を警戒したことである。すでに財務省は5月末から為替介入をにおわせるアナウンスを始めていた。理屈はともかく、7月末に日銀の政策修正が行われれば、日米金利差は縮小して、円高になる。政府・日銀は円安対策として、政策修正のカードを切ろうとしている。
しかし、この仮説には難点がある。もしも、7月末の会合で政策修正がゼロ回答だったとき、円安が再び進むことになるかもしれない点だ。
筆者は、その点は深読みしている。7月末には、政策修正がないとしても、会合の発表文か総裁会見では、副作用対策の実施について踏み込んだことを示すのではないか。そうすれば、元の円安トレンドには戻らない。
筆者は、政策修正が7月末になかったとしても、その次の9月、その先の10月には実施される可能性は十分にあるとみている。だから、マーケットが内田副総裁の発言に過剰反応しても、日銀はそれを予行演習のつもりで放置しているのだろう。
<第2の理由>
思惑の背景は、円安けん制のほかにもある。7月末の会合で、2023年度以降の物価見通しが改定されることだ。特に2023年度の数字は、4月末の1.8%(中央値)から、筆者は2.5%前後へと大幅に上方修正されるとみる。これは、安定的に2%を上回るという条件にかなり近づいたことを示すものだ。
2%目標の達成に近づくことは、政策修正に寛容になることを示唆すると、多くの人が感じるのだろう。日銀が副作用対策として長期金利の変動幅の上限を引き上げると説明していても、多くの人は、それは実際的に引き締めの一環だとみていることを意味する。
2%目標の達成=マイナス金利解除だとして、達成に近づくことは金融緩和の枠組みを引き締めの方向に修正することになる。
伏線として以前に、植田和男総裁は2023年度後半に物価上昇率がいったん2%を割るとの予想を示していたことがある。筆者は、10-12月にかけて2%を割らないとみている。日銀は7月または10月に以前の見通しを見直したことを表明するだろう。その見通しの修正は、政策修正につながると連想させる。
<第3の理由>
日銀の政策修正は、暗黙のうちに米国の金融政策と連動している。米国の長期金利が本格的に低下してくると、円高圧力が強まるから、そうした局面では日銀の政策修正は困難になる。
だから、日銀の政策修正は、極力、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ過程の中盤くらいの方がよい。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、年内にあと2回の利上げ(合計で0.50%)が予告された。
日銀にとっては、できれば年内の早い段階で長期金利の変動幅を動かす方が、為替変動を大きくしなくても済む。こうした思惑を感じとって、7月末のタイミングで政策修正がありそうだとみる人が増えた可能性はある。
日銀の立ち位置からみると、7月の修正と、9、10月の修正では少し違いがある。FOMCでは9月に政策見通しの予告を変更する。6月に年内2回と予告していたが、変更する可能性が残る。
米消費者物価指数(CPI)は5月4.0%、6月3.0%と早いペースで伸び率を鈍化させている。7月のFOMCで0.25%の利上げを行って、9月にもうそれ以上の利上げはしないとスタンスを改める可能性は十分にある。すると、日銀としては政策修正に挑むのならば、9月よりも7月の方が好ましいと映るかもしれない。
<地ならしという見方>
植田総裁は「積年の課題である物価安定の総仕上げをしたい」と述べて就任した。就任後、ハト派の雰囲気を強くにじませて、円安の流れを促した。日経平均も5月以降は3万円台になり、植田路線はマーケットに優しいとみられている。
筆者は7月末の政策修正は少し早いかなと感じるが、それを9月または10月に遅らせることで植田総裁は慎重な判断を演出する可能性は十分にあると思う。つまり、7月末でなくても、日銀は年内のどこかで政策修正をしてくるつもりだと考えられる。
これは、そのまた先にあるマイナス金利解除の地ならしだ。マイナス金利解除に伴う大きなショックを回避するために、小さな摩擦をいくつか乗り越えることでマーケットの耐久性を高めたいのだろう。植田総裁のしたたかさが7月以降に具体的に試される。
編集:田巻一彦
(本コラムは、ロイター外国為替フォーラムに掲載されたものです。筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
*熊野英生氏は、第一生命経済研究所の首席エコノミスト。1990年日本銀行入行。調査統計局、情報サービス局を経て、2000年7月退職。同年8月に第一生命経済研究所に入社。2011年4月より現職。
*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
米国ではインフレ懸念が和らぎ、FRBによる利上げについても、7月25日~26日開催のFOMCで0.25%の利上げが実施された後は、年内あと1回で打ち止めになるとの見方が強まっています。一方、日本では、7月27日~28日に開催される日銀の金融政策決定会合で「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の一部修正(調整)に踏み切るのではないか?」と囁かれています。
このため、日米の金利差縮小が意識され、外国為替市場で円高・ドル安が進行しており、これが日本株の上値圧迫要因となっています。
7月12日に発表された6月の米CPIは前年同月比3.0%の上昇となり、2021年3月の2.6%の上昇以来、2年3カ月ぶりの低水準となりました。前年比での上昇率は、2022年6月に1981年11月以来最大となる9.1%のピークをつけた後、鈍化が続いており、12カ月連続で下落しています。また、変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIも前年同月比4.8%上昇と、5月の5.3%から伸びが縮小し、市場予想の5.0%を下回りました。
さらに、7月13日に発表された6月の米PPIは前月比の伸びが0.1%と、5月の0.4%下落から上昇に転じたものの、市場予想の0.2%は下回り、上昇率は2020年8月以来の低さとなりました。
これら6月のCPI、PPI発表を受け、市場では「米国の記録的なインフレが収まりつつある」との見方が強まっています。その結果、7月7日に一時4.09%と、3月上旬以来の水準に上昇する場面があった米国10年債利回りは、17日には前週末比0.02%低い3.81%に低下しました。
一方、日本では、7月の金融政策決定会合で、現在1.8%としている2023年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)の見通しを2%台に上方修正する可能性が指摘されています。
植田和男日銀総裁は6月28日、ポルトガルのシントラで開催されたECB年次フォーラムで、「(2024年の物価上昇が確信できれば)政策を変更する良い理由となる可能性はある」と語りました。このため市場では、現行の金融緩和の持続可能性を高めるための政策修正が、今回の金融政策決定会合で実施される可能性が意識されているのです。
なお、7月14日の国内債券市場では新発10年債利回りが上昇し、一時は前日比0.020%高い0.485%と、3月10日以来およそ4カ月ぶりの高水準をつける場面がありました。これは、日銀の内田真一副総裁が7月7日、YCCの修正について「金融仲介や市場機能に配慮しつつ、いかにうまく金融緩和を継続するかという観点からバランスをとって判断していきたい」と述べたことで、長期金利の変動許容幅が見直されるとの見方が強まった結果です。ちなみに、日銀は現在、YCCのもとで新発10年債利回りを「プラスマイナス0.5%程度」に誘導しています。
ちなみに、日本の5月の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が104.8となり、前年同月比で3.2%上昇しました。前年同月比がプラスになるのは21カ月連続で、高水準での推移が続いています。
ただし日銀は、植田総裁体制下で初めてとなる4月会合で、金融政策のフォワードガイダンスに「賃金の上昇を伴う形で」物価安定目標を実現すると明記しています。しかしながら、5月の毎月勤労統計調査によれば、物価変動を考慮した1人あたりの“実質賃金”は前年同月比1.2%減でした。マイナスは14カ月連続です。基本給が28年3カ月ぶりの伸び幅となり、実質賃金の減少幅が4月の3.2%から縮んだとはいえ、物価上昇に給与の伸びが追いついておらず、実質賃金の減少が続いています。
このため、7月の金融政策決定会合で示す「展望リポート」で物価見通しを上方修正されたとしても、政策修正が見送られる可能性は低くはないでしょう。よって、修正に踏み切る確率は5分5分だと見ています。つまり、正直どうなるかわかりません。
そうは言っても、米国の長期金利の上昇一服と、日本の長期金利の上昇基調を反映して、外国為替市場では円高・ドル安が進行しており、市場は日銀の政策修正を先回り的に織り込んでいます。実際、6月30日に一時1ドル=145円07銭をつけた為替レートが、7月14日には一時137円24銭の円高水準をつける場面もありました。この円高は、自動車などの輸出関連企業の収益圧迫要因であり、日経平均株価などの株価指数の上値圧迫要因です。
そして、7月21日発表の6月の米CPIを受け、日銀の政策修正観測が一段と強まるケースでは、一段と円高が進行するリスクが高まります。そうなると、日経平均株価の下押し圧力がさらに強まることになると見ています。
日経平均株価については、7月10日の下落で、典型的な天井のチャートパターンである「ダブルトップ」が形成されました。一番天井は6月19日の3万3772.89円、二番天井は7月3日の3万3762.81円で、ネックラインは6月27日の3万2306.99円です。10日以降の終値は、11日が3万2203.57円、12日が3万1943.93円、13日が3万2419.33円、14日が3万2391.26円、そして18日が3万2493.89円でした。つまり、現状は「ネックライン」の攻防になっていると見ています。
7月18日時点で日経平均株価の25日移動平均線(18日時点で3万2970.62円)は、4日連続で上昇しています。しかしながら、18日終値は3万2493.89円であり、25日移動平均線を下回っています。このため、今後「日経平均株価が25日移動平均線を上回り、かつ25日移動平均線自体が上向きの状況」の状態に変化するまでは、調整局面が続くと見ています。
一方、7月12日の安値3万1791.71円を割り込まずに推移できるようであれば、値幅調整は回避され、時間調整で済むと考えられます。この場合の想定レンジは、下値が3万1791.71円、上値が25日移動平均線です。
しかし、3万1791.71円を割り込むケースでは、想定される天井の3万3767.85円(={3万3772.89円+3万3762.81円}÷2)からネックライン(3万2306.99円)までの下落幅(1458.86円)と同じ値幅分、ネックラインから下落する可能性もあると考え、3万848.13円(=3万2306.99円-1458.86円)付近までの下落を覚悟しましょう。
最後に、物色面では、7月3日から算出が開始された新指数「JPXプライム150指数」の構成銘柄に注目しています。
「JPXプライム150指数」は、東証プライム市場に上場する時価総額上位の銘柄を対象に、「資本収益性」と「市場評価」という2つの観点から選定した銘柄で構成される株価指数です。具体的には、ROEと株主資本コストの差である「エクイティ・スプレッド」と、「株価純資産倍率(PBR)」を活用して、価値創造が推定される時価総額上位の企業を選定する「時価総額加重型」の指数となっています。
つまり「JPXプライム150指数」の構成銘柄は、長期投資に適している銘柄群と考えます。「JPXプライム150指数」構成銘柄のなかから、あなたが「これっ!」と感じた銘柄を選定して、長期的に好パフォーマンスを叩き出すことを祈っています。
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米 マイクロソフトが計画する690億ドル(約9兆5900億円)規模での アクティビジョン・ブリザード買収について、英競争・市場庁(CMA)による差し止めの解除を巡る英裁判所の審理が17日始まった。
ロンドンの競争控訴裁判所裁判官は、マイクロソフトが提示した合意再編案について、英当局が先に下した買収不承認の判断を覆すに十分かどうかを検討する。CMAはマイクロソフトに競争上の懸念を緩和するために合意を修正するチャンスを与え、前例のない柔軟性をみせた。
CMAとマイクロソフトはいずれも、法的係争の一時停止を求めている。関係者によれば、マイクロソフトとアクティビジョンは当局を納得させる方法として、英 クラウドゲーム事業の経営権の一部を手放すことを検討している。
マイクロソフト、PSへの「コール オブ デューティ」提供継続で合意
マイクロソフトのアクティビジョン買収、残るハードル英当局のみ (1)
英裁判所が法的係争の一時停止に同意すれば、関係者らは正式な交渉を開始できるようになる。CMAは14日、買収合意に関する最終判断を出す期限を8月29日まで延長した。
原題: Microsoft, CMA Ask Court for Pause to Consider Activision Tweaks(抜粋)
下野新聞認知症カフェプロジェクト2023
認知症を知ることで認知症に対する不安や恐怖、偏見を取り除き、社会の中で自分らしく生きることの大切さを啓発することを目的に「下野新聞 認知症カフェプロジェクト」をスタートしました。
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14日の債券相場は下落。長期金利は一時0.485%と3月10日以来約4カ月ぶりの水準に上昇した。日本銀行が月末開く金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感が強まった。日銀が行った定例の国債買い入れが支援材料となり、債券の下落幅(金利の上昇幅)は縮小した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、政策修正に対する警戒感が強い中、日銀の物価見通しが上方修正されるとの報道や日銀OBの発言を受けて、市場は一段と神経質になっていると指摘。「政策修正観測をもう一押しする材料があれば、長期金利は日銀が上限としている0.5%まで上昇する可能性がある」としている。
日銀、23年度物価上昇率を2%台に引き上げる公算-読売
日銀が今月会合でYCC修正の可能性、長期金利変動幅を拡大-早川氏
先物 | 2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
147円33銭 | -0.040% | 0.125% | 0.475% | 1.105% | 1.385% | 1.540% | |
前日比 | 27銭安 | 横ばい | 横ばい | +1.0bp | +1.5bp | +3.5bp | +4.0bp |
日銀は午前10時10分の金融調節で定例の国債買い入れを通知した。対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超で、買い入れ額は前回から据え置いた。10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペと先物決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。
三菱モルガンの鶴田氏は、日銀の定例の国債買い入れが需給の引き締まりを示す結果となったことを受けて、「やや安心感が生まれ、先物や残存20年以下の現物債の下げ幅が縮小した」と指摘する。一方で、月末に40年債入札を控えていることもあり、年限の長い超長期債は上値が重い状態が続いていると言う。
14日の債券相場は下落。長期金利は一時0.485%と3月10日以来約4カ月ぶりの水準に上昇した。日本銀行が月末開く金融政策決定会合で政策修正を行うことへの警戒感が強まった。日銀が行った定例の国債買い入れが支援材料となり、債券の下落幅(金利の上昇幅)は縮小した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、政策修正に対する警戒感が強い中、日銀の物価見通しが上方修正されるとの報道や日銀OBの発言を受けて、市場は一段と神経質になっていると指摘。「政策修正観測をもう一押しする材料があれば、長期金利は日銀が上限としている0.5%まで上昇する可能性がある」としている。
日銀、23年度物価上昇率を2%台に引き上げる公算-読売
日銀が今月会合でYCC修正の可能性、長期金利変動幅を拡大-早川氏
先物 | 2年債 | 5年債 | 10年債 | 20年債 | 30年債 | 40年債 | |
147円33銭 | -0.040% | 0.125% | 0.475% | 1.105% | 1.385% | 1.540% | |
前日比 | 27銭安 | 横ばい | 横ばい | +1.0bp | +1.5bp | +3.5bp | +4.0bp |
日銀は午前10時10分の金融調節で定例の国債買い入れを通知した。対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超で、買い入れ額は前回から据え置いた。10年国債を0.5%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペと先物決済に使われる受渡適格最割安銘柄(チーペスト)対象の同オペも継続した。
三菱モルガンの鶴田氏は、日銀の定例の国債買い入れが需給の引き締まりを示す結果となったことを受けて、「やや安心感が生まれ、先物や残存20年以下の現物債の下げ幅が縮小した」と指摘する。一方で、月末に40年債入札を控えていることもあり、年限の長い超長期債は上値が重い状態が続いていると言う。
下野新聞認知症カフェプロジェクト2023
認知症を知ることで認知症に対する不安や恐怖、偏見を取り除き、社会の中で自分らしく生きることの大切さを啓発することを目的に「下野新聞 認知症カフェプロジェクト」をスタートしました。
2023年07月12日17時57分
12日の東京金融市場で円高・株安が進み、長期金利は上昇した。日銀が大規模な金融緩和策を修正するのではないかとの思惑が強まったためだ。円相場は一時、6月中旬以来、約1カ月ぶりの円高水準となる1ドル=139円32銭まで上伸。長期金利の指標となる新発10年物国債(第371回債)の流通利回りは0.475%と前日比0.025%上昇(債券価格は下落)し、4月28日以来、約2カ月半ぶりの高水準を付けた。
株式市場では円高の進行を嫌って輸出関連銘柄が売られ、日経平均株価は前日比259円64銭安の3万1943円93銭と、6月8日以来の3万2000円割れで終了した。午後5時現在の円相場は139円55~56銭と前日比98銭の円高・ドル安。
日銀の植田和男総裁は4月の就任以降、大規模緩和策を維持する姿勢を強調してきた。しかし、今年の春闘で賃上げ率が30年ぶりの高水準を記録し、消費者物価指数の上昇率も日銀の想定を上回って推移していることが政策修正観測につながっている。
作成日時 :2023年7月14日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
137.100-138.900円
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。米6月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り、前日の6月消費者物価指数(CPI)に続いてインフレ鈍化を示したことで米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げは今月で打ち止めになるとの見方が強まった。米長期金利が低下する中、NY市場終盤には一時137.93円前後まで下落して5月22日以来の安値を付けた。
他方、今朝の読売新聞は日銀が今月末に公表する展望リポートで今年度の物価見通しを2%台に上方修正する見通しと報じており、イールドカーブ・コントロール(YCC)修正・撤廃を巡る市場の観測がさらに高まる可能性もある。
ドル/円はFRBの利上げ打ち止め観測と日銀のYCC修正観測で上値の重い展開が続きそうだ。ただ、週初からすでに5円程度下落していることを考えると、本日は週末を控えたショートカバーも入りやすく、売買が交錯する形で不安定な値動きとなる場面が増えそうだ。
ロイター編集
1 分で読む
[ワシントン 13日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のジュリー・コザック報道官は13日、新型コロナウイルス関連の規制解除を受けて第1・四半期に好調だった中国経済について、民間投資の低調や輸出の伸び鈍化、内需縮小により成長ペースが減速しているとの見方を示した。
コザック氏は定例会見で「中国経済の成長率はおおむね鈍化しており、4月にわれわれが公表した見通しと一致している」と述べた。
7月25日に公表する世界経済見通しで中国経済の成長率予測を修正するとしたが、下方修正するかどうかは明らかにしなかった。
IMFは4月に公表した世界経済見通しで中国の2023年の中国経済の国内総生産(GDP)伸び率予想を5.2%としていた。
中国のインフレ率については、低調な内需と経済の緩みで落ち着いていると説明した。
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Panaya Ltd.
2023年7月11日 Panaya Ltd.(本社:イスラエル Hod Hasharon CEO David Binny、以下Panaya)は、SAP影響分析ツールにおける革新的な新機能として「不具合修正Note分析」をリリースしました。 AIを搭載した本機能は、最新の*SAP Note 情報を全て解析し、顧客の環境に関連する適用すべきNote情報を自動的に提案することができます。 これにより、テストフェーズでの時間と手間を削減し、不具合や移行のために必要な最新情報を効果的に把握することが可能です。
*SAP Noteは、SAP社が提供する、標準機能の不具合を修正するための修正コード、または問題解決や機能変更に関する技術情報です。
国内の多くのお客様が使用されているSAP EPR6.0 の、EHP6を例にとると、31のSPS、1600のSPがリリースされており、その中には330,684のNoteが含まれています。
それ以降も、日々、新しいNoteがリリースされ、発覚した不具合が修正されています。
背景
SAP ERP6.0からS/4HANAへの移行、またS/4HANAのアップグレードは、プロジェクトの開始からテストまでに、通常12ヶ月以上の長期プロジェクトとなりますが、この期間にもSAP Noteは日々リリースおよび更新されています。テストフェーズでは標準機能の不具合が発生することが多く、最新Noteの調査やSAPサポート部門への問い合わせなどが必要になります。これによってテストが一時中断され、プロジェクトスケジュールに深刻な影響を及ぼす可能性があります。
また、プログラムエラーに限らず、最新のSAP Noteにしか含まれない重要な情報も多く存在しており、十分な初期アセスメントを行っていても、想定外の機能変更や必要な移行作業の見落としなどが、テストフェーズで初めて問題として発覚することが数多くあります。
「不具合修正Note 分析」について
Panayaの新機能「不具合修正Note 分析」は、これらの問題を解決するため、多くのSI企業やユーザーの要望によって開発されました。
クラウド上にあるPanayaのデータベースが、日々更新されるNoteを日次で取り込み、お客様の環境に関連して適用すべきNoteをPanayaのAIが48時間以内に自動提案します。
お客様は事前に最新のNoteを適用し、プロジェクトを進めることで、予期しない問題による手戻りや遅延のリスクを最小限に抑えることができます。
期待される効果
国内最大手のSI事業者によると、テストフェーズで発生した不具合の調査・対応にかかる工数は、約半数がSAP標準機能の不具合や情報不足に起因しています。
特にSAP標準機能の不具合が終盤のシステムテスト・運用テストで発生すると、1件あたり1週間以上のテストの中断などのクリティカルな状況をもたらしています。
Panayaの新機能は、これらの障害対応の工数を劇的に削減し、プロジェクト遅延のリスク低減にも大変効果的です。
Panayaについて
Panayaは、クラウドベースのERP/CRMアプリケーションの影響分析とテストツールを提供しています。弊社のチェンジインテリジェンスプラットフォームは、組織が継続的にアプリケーションを変更し、ビジネス要求に応じてタイムリーにイノベーションを提供することを可能にします。
Panayaは、2006年以降、62か国にわたりFortune500社の3分の1を含む3000社の企業に導入され、迅速かつ高品質なアプリケーションのリリースを支援しています。
国内においても300社以上のSAPプロジェクトに導入されています。不具合修正Note分析機能についてはhttps://www.panaya.com/jp/blog/35128/をご参照ください。
連絡先:
Panaya へのお問合せ: info.jp@panaya.com
または
Panaya Webのお問合せフォーム https://www.panaya.com/jp/#tryout
河野太郎デジタル相は11日の記者会見で、マイナンバーカードを使った証明書の交付システムについて、約40自治体でプログラムミスが確認されたと明らかにした。デジタル庁は、システムを提供する富士通子会社に対し、自治体と調整して速やかに修正するよう要請した。
富士通子会社は広域団体を含む123の自治体にシステムを提供している。コンビニでの住民票の写しなどの誤交付が相次ぎ、5月からシステムを停止して6月18日にいったん再開したが、福岡県宗像市の庁舎内に設置した端末で6月28日に再び誤交付が発生。他の自治体でも同様のミスがないかどうか、点検を進めていた。
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国内の多くのお客様が使用されているSAP EPR6.0 の、EHP6を例にとると、31のSPS、1600のSPがリリースされており、その中には330,684のNoteが含まれています。
それ以降も、日々、新しいNoteがリリースされ、発覚した不具合が修正されています。
背景
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また、プログラムエラーに限らず、最新のSAP Noteにしか含まれない重要な情報も多く存在しており、十分な初期アセスメントを行っていても、想定外の機能変更や必要な移行作業の見落としなどが、テストフェーズで初めて問題として発覚することが数多くあります。
「不具合修正Note 分析」について
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期待される効果
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特にSAP標準機能の不具合が終盤のシステムテスト・運用テストで発生すると、1件あたり1週間以上のテストの中断などのクリティカルな状況をもたらしています。
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10日の債券相場は下落。長期金利は4月以来の水準に上昇した。米国の雇用統計で平均時給が予想を上回る伸びとなり、7月の利上げ観測の高まりから長期金利が上昇した流れを引き継いでいる。日本銀行は長期金利の上昇を受けて、定例の国債の買い入れを増額した。
7月の米利上げに「青信号」、FOMC予測に反して賃金の伸び加速
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、5月の毎月勤労統計で賃金上昇率が拡大したことなどを受けて、日銀が月末開く金融政策決定会合で政策を修正するのではないかとの警戒感が高まっていると指摘する。
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日銀は午前10時10分の金融調節で定例の国債買い入れを通知し、残存期間5年超10年以下の買い入れ額を6750億円と前回から1000億円増額した。1年超3年以下、10年超25年以下、25年超は据え置いた。
鶴田氏は、金利が上昇を続ければ日銀はさらなる国債の買い入れ増額で対抗するだろうと指摘。「それによって市場機能が悪化すれば、政策修正観測が一段と強まる可能性もある」とみている。
安倍元総理大臣が選挙演説中に銃撃された事件から7月8日で1年です。
事件をきっかけに要人警護の運用が抜本的に見直されましたが、岸田総理大臣が襲われた事件を受けて、警察庁は屋内の演説会場を優先してもらうなど、各政党に対し、安全対策を要請する働きかけを強めています。
去年7月に安倍元総理大臣が銃撃されて死亡した事件を受けて、警察庁は都道府県警察任せにしてきた要人警護の運用を抜本的に見直し、地元警察が作成する警護計画について、事前にすべての報告を受けることにしました。
ことし6月までの10か月でおよそ3100件の報告を受け、現場の危険度を分析したうえで警察官の配置を修正するなどの指示を出したということです。
体制は大幅に強化され、警視庁と大阪府警にしかなかった要人警護専門の部署が17の警察本部にも設置されたほか、地元警察と警察庁で詳細な情報を共有できるよう、撮影した会場の画像を3次元で再現できる装置をことし中に一部の警察に導入する予定だということです。
一方、ことし4月に選挙の応援に訪れた岸田総理大臣の近くに爆発物が投げ込まれる事件が起きたことを受けて、警察庁は、▼演説会場は手荷物検査を行いやすいよう屋内を優先することや、▼屋外の場合は聴衆との距離をとるといった安全対策を各政党に要請する働きかけを始めています。
さらに今後、▼サイバーパトロールにAI=人工知能を導入し、ネット上の銃や爆発物の製造に関する情報への対策を強化するほか、▼「ローン・オフェンダー」と呼ばれる一匹狼型の犯罪の防止に向け、情報収集体制の構築を急ぐなど、再発防止の取り組みを強化する方針です。
【専門家“想定と準備欠かせない”】
テロ対策に詳しい公共政策調査会の板橋功 研究センター長は「元総理大臣が銃撃されて亡くなるというセンセーショナルな事件で、警護の検証と見直しが迫られたが、1年で成果が出るほど簡単なものではない。警護にあたる警察官の能力を底上げするとともに、インターネットの情報をもとに銃や爆発物がつくられてしまう現状を踏まえた想定と準備が欠かせない」と述べました。
選挙の現場が相次いで狙われたことについては、「主催者となる政治の側がもっと問題意識を持ち、警察とも議論をしてガイドラインを作る必要がある」としたうえで「選挙の警護をはじめ、警察が過剰な警備を行うと、個人の自由を侵害する可能性もあるので『自由と安全のバランス』を保ちながら、どのように安全な環境をつくっていくか銃撃事件をきっかけに考えていくべきではないか」と話していました。
「Windows8のPCでアップグレイドを実行中に、エラーコード0x80072F8F-0x20000が出てアップグレイドができません。対処方法をお教えください。」
「Windows7からWindows10にアップデート時、エラー:0x80072f8f 0x20000が表示されて進めない。」
Windows7からWindows10にアップグレードしようとしたらエラーコード「0x80072F8F-0x20000」が発生して作業が進まないとお困りではありませんか。エラーコード「0x80072F8F-0x20000」が表示されると、そのままの状態で何度も試してもアップグレードを成功させることは難しいでしょう。本記事では、Windows11/10/8/7で発生したエラーコード「0x80072F8F-0x20000」を簡単に修正する方法をご紹介します。それに、ここでは、Windows関連の問題を診断して修正する専門ソフトを使って誰でもエラーコード「0x80072F8F-0x20000」を修正できるソフトの使用も一括して紹介いたします。
目次
エラーコード「0x80072F8F-0x20000」とは?
エラーコード「0x80072F8F-0x20000」が出た原因は?
Windowsでエラーコード「0x80072F8F-0x20000」を修正する方法
対処法1:パソコン修復するソフトPassFab FixUWinでデータ損失なく簡単に修正する【おすすめ】
対処法2:Windowsレジストリを変更する
対処法3: Software Distributionフォルダの中身を削除する
対処法4:クリーンブートを実行する
対処法5:メディア作成ツールを管理者として実行します
対処法6:マルウェアをスキャンします
まとめ
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エラーコード「0x80072F8F-0x20000」とはWindows7からWindows 10のようにWindowsのアップグレードを実行する時などに表示されるエラーで、「ツールの実行中に問題が発生しました」という文章とともに「エラーコード:0x80072F8F-0x20000」が表示されます。
エラーコード「0x80072F8F-0x20000」が出ると、エラーが表示されるWindowsでメディア作成ツールを起動させることは難しくなります。特定の原因によってエラーコード「0x80072F8F-0x20000」が発生し、Windows7からWindows 10のようなアップグレードができなくなるわけではなく、エラーが発生する原因はいくつかあると考えられています。
Windowsでエラーコード「0x80072F8F-0x20000」が表示された場合は次の対処法をお試しください。
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パソコン修復するソフトPassFab FixUWinは自動でWindowsシステムの問題を検出して修復する機能があり、データの損失を引き起こしません。このツールはWindows のブルー/ブラック スクリーン、Windows が起動しない、PC がクラッシュし続けるなど、200 以上のWindows関連の問題を診断して修正できます。また、操作方法が簡単なのでパソコンに関する専門知識がない方でもエラーコード「0x80072F8F-0x20000」を修正してWindows10などにアップグレードできます。それに、あらゆるブランドのコンピュータとWindows 11/10/8.1/8/7に対応します。パソコンのトラブルに困っている方々はぜひお試しください。
PassFab FixUWinの機能一覧
・Windowsの修復
・パスワードとキーの復元
・データ復元とディスク管理
Step1:PassFab FixUWinを正常なPCにダウンロードして起動します。
Step2:CD/DVDディスクまたはUSBフラッシュドライブをパソコンに挿入して「今すぐ起動ディスクを作成する」をクリックします。
Step3:オペレーティングシステムと起動ディスクを選択して「次へ」をクリックすると起動ディスクの作成が始まります。
Step4:起動メディアからエラーが起きているパソコンを起動します。
Step5:PassFab FixUWinのメニュー画面が表示されるので「自動修復」をクリックします。
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Windowsの設定に関する情報が集められたファイルのレジストリを変更してエラーコード「0x80072F8F-0x20000」の修正を試す方法です。同方法は危険が伴いますので、バックアップしてから作業してください。
Step1:「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を表示し、「regedit」と入力して「レジストリエディタ」を開きます。
Step2:HKEY_USERS.DEFAULTSoftwareMicrosoftWindowsCurrentVersionExplorerUser Shell Foldersと進みます。
Step3:「AppData」の値のデータを「%USERPROFILE%AppDataRoaming」にし、「OK」をクリックします。
Software Distributionフォルダの中身を削除してエラーコード「0x80072F8F-0x20000」に対処する方法は次の通りです。
Step1:「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を表示し、「C:¥Windows¥SoftwareDistribution」と入力します。
Step2:フォルダーの中身を削除します。
最小限の環境でWindowsを起動できるクリーンブートを実行し、問題が改善されないか確認してみます。
Step1:「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を表示し、「msconfig」と入力して「システム構成」を起動します。
Step2:「スタートアップ」タブを開き、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
Step3:不要なプログラムを右クリックして「無効化」を選択します。
Step4:「サービス」のタブを開き、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックが入っていることを確認してから「すべて無効」をクリックし、「OK」を選択します。
Step5:メッセージが表示されたら「再起動」をクリックします。
Windowsをアップグレードできない場合、メディア作成ツールを管理者として実行するとアップグレードできることがあります。
Step1:メディア作成ツールを右クリックします。
Step2:「管理者として実行」を選択します。
マルウェアによってエラーが起きることもありますので、次の手順でマルウェアをスキャンしてみましょう。
Step1:「スタート」ボタンから「Windowsセキュリティ」を選択し、「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。
Step2:「クイックスキャン」を実行します。
Windows7からWindows10のようにWindowsをアップグレードしようとしたらエラーコード「0x80072F8F-0x20000」が発生した時の対処法をご紹介しました。エラーコード「0x80072F8F-0x20000」が表示されると、そのままではWindows7からWindows10などにアップグレードすることが難しくなりますので、上記のようにいくつかの対処法を試すことができます。でも、詳しい状況によって、その正しい対策を確認するのはパソコン初心者にとってきっと難しいのではないでしょうか。この場合、Windows修復するソフトPassFab FixUWinを使うと、データ損失なく自宅でも安全かつ迅速に様々なWindowsにあるトラブルを修正できます。皆様は自分の状況に応じて最適な対策をお選びください。