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Sunday, July 9, 2023

長期金利は月以来の高水準日銀は国債買い入れを増額 - ブルームバーグ

10日の債券相場は下落。長期金利は4月以来の水準に上昇した。米国の雇用統計で平均時給が予想を上回る伸びとなり、7月の利上げ観測の高まりから長期金利が上昇した流れを引き継いでいる。日本銀行は長期金利の上昇を受けて、定例の国債の買い入れを増額した。

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  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、5月の毎月勤労統計で賃金上昇率が拡大したことなどを受けて、日銀が月末開く金融政策決定会合で政策を修正するのではないかとの警戒感が高まっていると指摘する。

 
  • 新発10年債利回りは前週末比2.5ベーシスポイント(bp)高い0.46%
  • 長期国債先物9月物は一時49銭安の147円63銭まで下落
先物中心限月の推移

  日銀は午前10時10分の金融調節で定例の国債買い入れを通知し、残存期間5年超10年以下の買い入れ額を6750億円と前回から1000億円増額した。1年超3年以下、10年超25年以下、25年超は据え置いた。

  鶴田氏は、金利が上昇を続ければ日銀はさらなる国債の買い入れ増額で対抗するだろうと指摘。「それによって市場機能が悪化すれば、政策修正観測が一段と強まる可能性もある」とみている。

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