緑の三角形の意味を知っておこう
エクセルで表を作成していると、たまにセルの左上に緑色の三角形が表示されますよね。これは「エラーインジケーター」と呼ばれます。セルに入力されているデータがエラーではないのか? という注意喚起のマークです。以下のような状況で表示されます。
- 表示形式が[文字列]のセルに数値を入力している
- 周囲のセルと数式と異なっている
- 入力された数式が間違っている、計算できない
エラーインジケーターは無視しても問題ないこともありますが、どのような理由で表示されているかは把握しておいたほうがいいでしょう。今回は、エラーの見分け方と主な対処方法を紹介します。
エラーの内容を確認する
エラーの内容の確認は簡単です。エラーインジケーターが表示されているセルを選択して[!]のアイコンをクリックします。
エラーによってメッセージの内容が変わります。上の例では「数値が文字列として保存されているのではないか?」という注意でした。数式に問題があることもあるのでメッセージの内容をよく確認してください。
エラーを無視する
先ほどの「001」は意図的に入力していますよね。このようなケースのエラーインジケーターは放置しておいて構いません。緑色の三角形が気持ち悪いなら[無視]しましょう。なお、同一のエラーなら複数のセルを選択してまとめて処理したほうが効率的です。
数式を修正する
数式が入力されているセルのエラーインジケーターは要注意です。エラーの内容を確認したら、セルを編集状態にして数式の状況を把握しましょう。
この例は、6行目の追加した時にSUM関数の参照が正しくなかったようです。おそらくセルD7、E7、G7も同じ状況でしょう。[数式を更新してセルを含める]を選択して修正することもできますが、数式のセル参照を確認してから処理します。
エラー値と同時に表示された場合
「#DIV/0!」「#VALUE!」といったエラー値と同時にエラーインジケーターが表示されることもあります。エラー値が表示された時は、数式が間違っている可能性が高いため、よく確認しましょう。エラー値の内容をヘルプで確認することも可能です。
エラーの内容に「0 除算のエラー」と表示されているように、「#DIV/0!」は「0」で割り算している時に表示されるエラー値です。「#DIV/0!」は数式を変更すれば非表示にできますが、該当のセルのみを修正してはいけません。
例えば、セルI6の数式を「=IF(G6<>0,F6/G6,"-")」と修正すると、今後は「周りのセルと数式が異なる」といった意味のエラーインジケーターが表示されますが、セルI2~I6まで同様の数式に修正すればエラーインジケーターは消えます。
しかし、1カ所のエラーインジケーターのために大がかりな修正をすればそこでミスする可能性もあります。イレギュラーなケースとして、放置しておいてもいいでしょう。
エラーインジケーターにあわてない
意図的な処理なら放置するか無視で構いませんが、数式のミスが見つかることもあります。エラーインジケーターが表示された時は、あわてずにエラーの内容を確認しましょう。
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