24日の東京株式相場は上昇。外国為替市場で円相場が下落し、自動車やゴム製品、機械株などの輸出関連銘柄を中心に買いが入った。
日本銀行がイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を修正する緊急性は現時点で乏しいと認識していることが21日に明らかになり、円安が進行した。金利の先高観が後退し、不動産株も高かった。一方、銀行や保険株は下落した。
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市場関係者の見方
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト
- 日銀がYCC変更に慎重だとの報道を受けて、為替の円安が進んだため海外収益率の高い銘柄が選好された
- 金利上昇が大敵となる不動産株の上昇は修正観測の後退が意識されたのだろう
- 一方で、銀行や保険株には売り材料になった
- ハイテク株の上昇は、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)高が追い風
- 株価に先高観が浮上し、ファーストリテイリングや山崎製パン株など信用売り残の多い銘柄には買い戻しが入っている印象だった
三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト
- 日銀がYCCを修正する可能性は低いと伝わり、株式市場に当面は現状の緩和を継続するとの買い安心感が広がった
- 円安も進み、株式相場の先行き不透明感が薄まってきたことも買い材料として大きい
東証33業種
上昇率上位 | 鉄鋼、パルプ・紙、輸送用機器、電気・ガス |
下落率上位 | 銀行、保険、海運 |
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