
[東京 28日 ロイター] -
<13:25> 後場の日経平均は堅調、日銀決定会合受け日中高値更新
後場に入り、日経平均は堅調な展開となっている。日銀が27―28日に開いた金融
政策決定会合で政策の現状維持を決定し、買いの勢いが強まった。日経平均は、一時前営
業日比約300円超高となり日中高値を更新した。「政策変更がなかった点が(株価の)
支援材料となっている」(国内金融機関・投資調査部長)という。
日銀は1990年代後半以降の金融緩和策を対象に、1年から1年半程度かけて検証
することも決めた。「レビュー期間中に政策修正があるのか、レビューを終えてから修正
するのか(修正の)タイミングを見極めるのが難しく、この後の植田和男総裁の発言でヒ
ントが出るか確認したい」(同)との指摘もあった。
業種別では、ゴム製品や電気・ガスが上げ幅を拡大し、電気製品はプラスに転じた。
一方、銀行はマイナスに転じ、保険は上げ幅を縮小している。
<11:45> 前場の日経平均は続伸、好決算銘柄に買い 日銀政策巡る報道も支
え
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比198円51銭高の2万8656円1
9銭と続伸した。大手ハイテク企業の好決算を受けて主要3指数が上昇した米国市場の流
れを引き継いだうえ、日本企業の好決算銘柄への個別物色が相場を押し上げた。前場中ご
ろに、日銀が今会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の修正を
見送ると伝わったことも支援材料となった。
日経平均は248円高と、堅調にスタートした。米ハイテク株高を受け半導体や電子
部品関連の一角がしっかりと推移したほか、好決算銘柄への買いが相場を押し上げた。た
だ、買いが一巡すると一時、40円高の水準まで値を消す場面もあった。
日本経済新聞電子版が前場中ごろに、この日決定会合2日目を迎えた日銀が過去の金
融緩和策を総合的に評価する検討に入り、YCCの修正は見送るとみられると報じると、
日経平均は切り返した。業種別では銀行や保険が動意づく場面があった。
市場では「市場関係者は(YCC修正に)身構えていたため、報道を受けて買い戻さ
れたようだ」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネー
ジャー・浪岡宏氏)との声が聞かれた。
浪岡氏は、日銀が併せて公表する「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の物価
見通しに市場の関心が集まっているとし、「特に各政策委員の物価見通しで上振れリスク
と下振れリスクのバランスがどのように示されるか注目」と話した。
TOPIXは0.69%高の2046.61ポイントで午前の取引を終了。東証プラ
イム市場の売買代金は1兆6409億6400万円だった。東証33業種では、電気・ガ
ス、パルプ・紙、保険など30業種が値上がり。海運、化学工業、電気機器は値下がりし
た。
個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロンが堅調だったほか、ファー
ストリテイリングが小幅高で推移。
前日に好決算を発表した山崎製パン、キッコーマンは大幅上昇した
。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1553銘柄(84%)、値下がりが24
3銘柄(13%)、変わらずが38銘柄(2%)だった。
<11:07> 日経平均はしっかり、日銀YCC修正見送り報道で
日経平均はしっかりの展開となっている。一時、前営業日比約40円高の水準まで上
げ幅を縮めたが、足元では180円高まで戻している。セクター別では、電気・ガス、パ
ルプ・紙、銀行などが堅調に推移している。
日本経済新聞電子版は、日銀が過去の金融緩和策を総合的に評価する検討に入ったと
伝える一方、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の修正は今会合で
は見送るとみられると報じた。
「これまでYCC修正に対して警戒する見方もあったが、ひとまず(株価は)切り返
している」(国内運用会社・チーフ・ストラテジスト)という。
きょう発表される「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)では、「物価見通しが
早期の政策修正を示唆するような内容になるか注目される」(国内証券・ストラテジスト
)との指摘もあった。
<09:05> 日経平均は続伸で寄り付く、好決算受けた米ハイテク株高を好感
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比248円23銭高の2万8705
円91銭と、続伸してスタートした。前日の米国市場では好決算を受けハイテク銘柄が大
幅上昇しており、東京市場でも幅広い業種で買いが先行している。
指数寄与度の大きいファーストリテイリングや東京エレクトロンが
小じっかり。ソフトバンクグループは1%超高。主力のトヨタ自動車や
三菱UFJフィナンシャル・グループはそれぞれ堅調に推移している。
<08:31> 寄り前の板状況、小松ウオール工業が買い優勢 バリューコマース
は売り優勢
東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群
は以下の通り。
買い優勢
銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値
率 配 配 配
1 小松ウオール工業 24% 2,533 2,533 2,533 2,047
2 未来工業 22% 2,178 2,178 2,178 1,778
3 フルサト・マルカHLDG 20% 3,030 3,030 3,030 2,529
4 三井E&S 18% 528 528 528 448
5 イーソル 16% 1,001 1,000 1,001 862
6 ストライク 9% 3,748 3,745 3,750 3,440
7 T&D HLDG 9% 1,790 1,789 1,790 1,644
8 ネクソン 8% 3,273 3,270 3,275 3,030
9 第一カッター興業 8% 1,339 1,338 1,339 1,241
10 ジェイ・エス・ビー 7% 4,595 4,595 4,595 4,300
売り優勢
銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値
率 配 配 配
1 バリューコマース -23% 1,313 1,312 1,313 1,712
2 富士通ゼネラル -19% 2,915 2,915 2,915 3,615
3 三櫻工業 -10% 605 605 605 670
4 サクサHLDG -9% 1,650 1,650 1,650 1,808
5 日本リーテック -8% 1,049 1,048 1,049 1,145
6 アドウェイズ -6% 651 650 651 692
7 日本精化 -6% 2,458 2,458 2,458 2,606
8 持田製薬 -5% 3,260 3,260 3,260 3,420
9 いなげや -5% 1,652 1,652 1,652 1,732
10 フォスター電機 -4% 1,052 1,051 1,052 1,101
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