*08:02JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差拡大を想定して円買い拡大の可能性低い
10日のドル・円は、東京市場では131円83銭から132円80銭まで反発。欧米市場では132円00銭まで売られた後、一時133円87銭まで上昇し、133円59銭で取引終了。本日11日のドル・円は主に133円台で推移か。日米金利差のさらなる拡大を想定して、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
日本銀行の植田新総裁は10日に就任の記者会見を行い、「現状の経済・物価・金融情勢を鑑みると、現行の長短金利操作(YCC)を継続するということが適当」との見方を伝えた。物価動向について、「より高い基調的なインフレ率、2%の安定的・持続的なインフレの達成につながる可能性は十分ある」との見解を示した。植田総裁は岸田首相と初めて会談した後、政府と日本銀行の2013年の共同声明について「直ちに見直す必要はないという点で一致した」と述べている。
市場参加者の間からは「日本銀行が現行の金融緩和策を早い時期に修正する可能性は大幅に低下した」との声が聞かれており、為替については「日銀緩和の長期継続を想定してリスク回避的な円買いは当面縮小する」との見方が出ている。
《CS》
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