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Thursday, March 30, 2023

“再上方修正”へ、23年3月期【業績上振れ】有力候補〔第2弾 ... - 株探ニュース

シキノHT <日足> 「株探」多機能チャートより
 3月期決算企業の第3四半期決算発表シーズンに業績予想を上方修正した企業について、4-12月期実績の修正した通期計画に対する進捗率を調べたところ、修正幅が保守的でさらなる業績上振れが期待できる銘柄が多くみられた。本特集では、4-12月期業績の対通期進捗率が高く、通期予想を“再度"上方修正する可能性のある銘柄を探った。

 今回は3月26日に配信した「“再上方修正”へ、23年3月期【業績上振れ】有力候補〔第1弾〕」に続く第2弾として、26日時点の時価総額が70億円以上500億円未満の銘柄を対象に、(1)今年の1月から2月中旬にかけて23年3月期の経常利益予想を上方修正した、(2)4-12月期の経常利益が前年同期比で増益もしくは黒字に転換して着地、(3)4-12月期経常利益の通期計画に対する進捗率が80%以上、かつ同進捗率が過去5年の平均を10ポイント超上回る、といった条件を満たした33社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。

 なかでも、昨年の1月から2月に22年3月期の経常利益予想を上方修正し、本決算発表前に再度上方修正した実績がある、アートネイチャー <7823> [東証P]、シキノハイテック <6614> [東証S]、日本トランスシティ <9310> [東証P]、スズデン <7480> [東証S]は今年も有望だ。

 また、4-12月期の経常利益が通期計画をすでに上回っている、新潟交通 <9017> [東証S]、藤商事 <6257> [東証S]、加藤製作所 <6390> [東証P]、ダイコク電機 <6430> [東証P]、岡谷電機産業 <6926> [東証S]、OUGホールディングス <8041> [東証S]、中央魚類 <8030> [東証S]、東洋エンジニアリング <6330> [東証P]は業績上振れが濃厚とみられる。

 このほか、東都水産 <8038> [東証S]、ファイズホールディングス <9325> [東証P]、シライ電子 <6658> [東証S]、アイエックス・ナレッジ <9753> [東証S]、SPK <7466> [東証P]、マナック・ケミカル・パートナーズ <4360> [東証S]は、直近3ヵ月の10-12月期に四半期ベースの最高益を達成し、通期計画も最高益更新を見込む、いわゆる利益成長“青天井”銘柄としても注目したい。

          ┌ 対通期進捗率 ┐┌─ 経常利益 ─┐ 予想
コード 銘柄名    4-12月  5年平均 通期計画 4-12月   PER
<9017> 新潟交      171   68.6    600  1023  19.5
<6257> 藤商事      149   92.1   3100  4620  12.5
<6390> 加藤製      138   67.4    900  1244  7.8
<6430> ダイコク電    130    110   3200  4144  21.7
<6926> OKAYA    129    105    500   643  19.0
<8041> OUGHD    122    107   3300  4035  6.1
<8030> 中央魚      111   82.5   2000  2229  10.0
<6330> 東洋エンジ    107   72.8   3000  3204  22.0
<9351> 東洋埠頭    99.5   85.1   1800  1791  8.5
<9996> サトー商会   99.4   83.8   1281  1273  11.1

<8038> 東都水     98.0   71.1   2800  2744  12.5
<1811> 銭高組     97.5   82.5   3600  3511  8.1
<6820> アイコム    97.1   37.7   2390  2321  19.2
<7823> アトネイチャ  94.3   75.3   3474  3275  14.0
<9325> ファイズHD  92.7   72.9   1040   964  24.1
<1826> 佐田建     92.4   48.3   1480  1367  7.5
<5602> 栗本鉄     92.2   70.7   6000  5531  5.9
<6069> トレンダ    91.7   72.6   1000   917  15.5
<6658> シライ電子   91.2   53.0   2400  2188  6.0
<6614> シキノHT   89.5   57.1    600   537  36.0

<9753> IXナレッジ  89.5   78.5   1492  1335  9.1
<7937> ツツミ     89.3   75.3   1300  1161  48.5
<9310> トランシティ  88.7   76.7   9200  8162  6.0
<5981> 東京綱     88.3   48.8   3100  2737  8.2
<7466> SPK     88.1   72.5   2430  2141  9.8
<7480> スズデン    87.7   69.3   4100  3594  13.8
<9055> アルプス物流  86.9   75.9   8450  7346  9.1
<1929> 日特建     86.5   71.4   5000  4323  12.3
<7999> MUTOH   86.1   64.6    800   689  14.2
<8159> 立花エレ    83.5   68.9   9500  7931  7.4

<4360> MCPs    83.3   67.9   1190   991  6.6
<3464> プロパティA  81.3   57.9   2500  2032  5.4
<6919> ケル      80.7   70.1   2480  2002  7.8

※経常利益の単位は百万円。

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Wednesday, March 29, 2023

けんしん予約システムが変わります/泉大津市 - 泉大津市

3.メールアドレスを入力し、「認証コードを送信する」をクリックします。入力したメールアドレスにメールが届きます。

※izumiotsu-hokencenter@aitel-reservation.jpからのメールが受信できるように設定してください。

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Sunday, March 26, 2023

兼房、通期の純利益予想を下方修正 14億4000万円から11億5000万 ... - 日本経済新聞

兼房は27日、2023年3月期の純利益が前期比13.7%減の11億5000万円になる見通しだと発表した。従来予想の14億4000万円(前期比8.1%増)から下方修正した。営業利益は前期比15.1%減の15億円(従来予想は前期比6.5%増の18億8000万円)、経常利益は同14.1%減の16億5000万円(従来予想は同7.8%増の20億7000万円)、売上高は同6.8%増の210億円(従来予想は同7.3%増の211億円)と、それぞれ予想を引き下げた。

兼房は120年以上の歴史を持つ工業用機械刃物の総合メーカー。業績修正の理由について、同社の説明は以下の通り。

通期の連結業績予想については、受注の急激な落ち込みによる操業度の悪化や為替の影響から、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益ともに前回の予想を下回る見込みとなったので、業績予想を修正する。

決算サマリー自動生成について
企業がネット上に開示した決算発表資料から業績データやポイントを人工知能(AI)技術を使って自動で文章を作成しました。詳しくはこちらをご覧ください

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Friday, March 24, 2023

[ガバナー杯]春遠征不敗を続ける青森山田が長崎U-18に勝利も反省。「すぐに修正する力を」 | ゲキサカ - ゲキサカ

[3.23 ガバナー杯兵庫ユースサッカー 青森山田高 2-1 長崎U-18 三木防災陸上]

 兵庫県のチームが県外の強豪を迎えて行う交流親善大会「ガバナーカップ兵庫ユースサッカー2023」が23日に開幕。オープニングゲームの青森山田高V・ファーレン長崎U-18の一戦は、2-1で青森山田が勝利した。

 10日のTOKINOSUMIKA CHALLENGEから始まった青森山田の遠征は、この日で13日目。5日間に渡って行われたサニックスカップで全国トップクラスのチームと対戦した影響もあり、正木昌宣監督は「そう簡単に疲れは取れない」と口にする。ただ、それを言い訳にしないのがこのチームの逞しさである。「身体が動かない状況でも、できることはきっとある。インターハイや選手権では必ず連戦があるので、きっちり戦おうと言っていた」(正木監督)。

 試合序盤は連戦の疲れと慣れない天然芝に苦しみ、自陣でボールを持てるものの、なかなか攻撃のスイッチが入らなかったが、選手たちがピッチの中で軌道修正。MF芝田玲(2年)は「前半の途中からそれぞれが前に出ようと意識した」と振り返る。縦を意識しながらも、上手く幅を使った攻撃を展開すると、前半20分には右サイドでボールを引き出した芝田のスルーパスから、FW米谷壮史(2年)がシュート。28分には右サイドからゴール前に入ったロングボールのこぼれから、MF杉本英誉(2年)がゴールを狙った。

 先制点が生まれたのは、30分。相手のクリアボールをDF小泉佳絃(2年)が高い位置で回収し、すぐさま前線にクサビを展開。米谷がダイレクトで右サイドに叩き、右サイドを駆け上がったDF小林拓斗(2年)がクロスを上げると、最後はファーサイドのMF川原良介(2年)が頭で合わせて、青森山田が先制した。直後の33分には小林のオーバーラップから右CKを獲得。杉本が上げたボールのこぼれ球を小林がダイレクトで打ち返し、リードを2点差に広げた。

 追い掛ける展開を強いられた長崎は後半開始と共にエースのFW七牟禮蒼杜(2年)を投入。七牟禮ら6選手は長崎が育成業務提携を結ぶドイツ、レバークーゼンU-19への武者修行を終えて、帰国したばかり。「持ち味は裏抜けだけど、ドイツでは個での勝負が大事だと感じ、強さでも勝負しなければいけないと思った」と口にする七牟禮の力強いボールキープから、サイドを攻め込み、相手エリアでの時間を増やした。反対に青森山田は後半6分に主将のDF山本虎(2年)がベンチに退いてからはゲームが落ち着かず、「後半にメンバーを代えてからは、余計に疲れてしまう展開になってしまった」(正木監督)。

 そうした青森山田の隙を長崎は逃さない。15分にはMF岩本悠也(1年)のスルーパスから、「上手く相手DFの視界から消えることができた」七牟禮がDFラインの背後を突破。前に出たGKを冷静にかわして、無人のゴールネットを揺らした。28分にはDF田橋征也(2年)が自陣から入れたフィードを七牟禮がおさめて、左に展開。MF宇佐川眞央(1年)がカットインからのシュートを狙うなど、敗れはしたが、長崎の流れのまま試合を終えた。

 春の遠征では負けなしを続ける青森山田だが、試合後の選手に笑顔は見られない。「上手くいかない時に自分たちで修正できる力がまだない。そこが今日の大きな課題。プレミアリーグを戦っていく中で、90分間ずっと良い試合なんてない。悪い時間帯にどこが悪いかをしっかり見極めて、すぐに修正する力を付けないといけない」と口にするのは芝田だ。「今日の後半は負けと捉えて良いようなゲームだったので、みんなに言い聞かせたい。プレミア開幕までガバナーの2試合しかないので、優勝という結果だけでなく、内容に拘っていきたい」。そう続けたように大会の残り2試合では内容でも相手を圧倒し、プレミアリーグでの好発進に繋げる。

(取材・文 森田将義)

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Thursday, March 23, 2023

アクセル---業績予想及び配当予想の修正 - ロイター (Reuters Japan)


*11:46JST アクセル---業績予想及び配当予想の修正
アクセル
6730は22日、2022年9月に公表した業績予想及び配当予想を修正することを発表。

2023年3月期通期連結業績予想数値(2022年4月-2023年3月)は、売上高が前回予想比7.8%増の144.50億円、営業利益が同27.0%増の15.50億円、経常利益が同28.7%増の17.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.5%増の13.00億円、1株当たり当期純利益が119円78銭に修正した。

2023年3月期通期個別業績予想数値(2022年4月-2023年3月)は、売上高が前回予想比8.1%増の140.20億円、経常利益が同24.8%増の15.10億円、当期純利益が同25.5%増の11.80億円、1株当たり当期純利益が108円72銭に修正した。

修正の理由としては、今回、当期の販売見込みが概ね固まった結果、2022年9月21日に公表した通期の業績予想値を上回る見込みとなった。製品別の販売ではパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIが約51万個の見通し(当初47万個の販売計画)となったことに加え、メモリモジュール製品も顧客の旺盛な需要により計画を上回る販売見通しとなった。

年間配当金は、前回予想比13円増の76円(普通配当60円、記念配当16円)に修正した。業績予想の修正に伴い、配当予想も修正、修正後の配当額で算定した普通配当における連結配当性向は 50.1%、上場20周年記念配当を含めると63.4%となる。

《SI》

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Wednesday, March 22, 2023

ジョアン・フェリックス:自信を持ってプレーすること、ミスを ... - Chelsea FC

識別性能の低下なしに画像識別AIを柔軟かつ容易に修正する技術を ... - News : Fujitsu Global

2023年3月17日
富士通株式会社

自動車画像のデータセットで有効性を確認

画像に写っている対象が何であるかを識別する画像識別AIは大量のパラメータで構成されており、識別時のAI挙動を変えたい場合に人が各パラメータの意味を解釈した上で変更することは困難です。このため、一般的に大量データによる再学習が行われていますが、対象とする画像以外の識別における性能低下を引き起こす可能性があることが課題となっています。そこで当社は、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(注1、以下、NII)と共同で、識別対象の意図せぬ識別性能の低下を抑制しつつ画像識別AIを修正する技術を開発しました。

本技術の有効性検証は、2023年3月21日より、マカオで開催されるソフトウェア解析に関するフラッグシップ国際会議「SANER 2023」にて発表します。

画像識別AIを修正する技術

本技術では、正しく識別されるデータをAIに入力したときのAI内部の反応の大きさから、誤った識別のみに影響するパラメータ群の箇所を特定し、パラメータ値を最適化します。その際、他の対象の識別性能に影響を及ぼさずに、対象とする識別動作において理想的な識別結果との誤差を限りなく少なくするパラメータ値を探索することで、性能低下の抑制を実現しました。

今回、1万枚以上の自動車画像のデータセットに対して本技術の有効性検証を2022年9月に行ったところ、データセットを用いて構築したAIにおける特定の誤りに対し、性能低下を引き起こさずに修正できることを確認しました。また、AIにとって未知のデータに対しても同様に有効性を確認しました。本技術の活用によって、AIの運用時にユーザの要求に沿ったAIの更新が可能になり、AIの高品質化やAI運用コストの削減が期待されます。

図. AIの誤識別を安全に修正する技術の概要 図. AIの誤識別を安全に修正する技術の概要

今後について

当社は、2024年度中に本技術の実用化を目指しており、AIの精度劣化を自動修復する当社技術「High Durability Learning(ハイ・デュラビリティー・ラーニング)」をはじめとしたAI品質技術の1つとして、今後、社会インフラの映像監視や医療画像診断など高信頼性が求められる様々な現場への適用に向けた実証実験を実施予定です。

また、本研究開発成果の一部は、当社社員が参加している国立研究開発法人 科学技術振興機構(注2、以下、JST)の未来社会創造事業Engineerable AIプロジェクト(以下、eAIプロジェクト)によるものであり、今後、本技術をeAIプロジェクトの参画組織と協働して自動運転分野での有用性を検証していきます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

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本件に関するお問い合わせ



当ページに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

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Monday, March 20, 2023

金利の上昇で銀行が脆弱に:もう一度、システムを修正する時が来た - Axion 経済メディア

“The

ほんの10日ほど前までは、2007年から2009年にかけての金融危機の悪夢から、銀行は立ち直ったと思っていたかもしれない。しかし今、銀行にはまだ、心臓が止まるような恐怖をもたらす力があることが明らかになった。3月9日、シリコンバレーバンク(SVB)が猛烈な勢いで破綻し、1日で420億ドルもの預金が流出した。規制当局は週末に必死で救済策を練った。それでも、顧客は自分のお金が安全かどうか、もう一度問い直している。

投資家たちは恐怖に怯えている。今月に入ってから、米国の銀行の時価総額から2,290億ドル、17%の下落があった。国債の利回りは急落し、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が夏に利下げを開始するとの見方が広がっている。ヨーロッパと日本の銀行の株価も急落している。クレディ・スイスは、3月15日に株価が24%下落し、16日にはスイスの中央銀行に流動性支援を要請するなど、苦境に立たされている。金融危機から14年が経過し、銀行がいかに脆弱であるか、また規制当局が摘発されたのではないかという疑問が再び渦巻いている。

SVBの高速破綻は、システム内で過小評価されているリスクに光を当てている。金利が低く、資産価格が高かった頃、カリフォルニアの銀行は長期債を大量に購入した。しかし、FRBが過去40年間で最も急激なペースで金利を引き上げたため、債券価格は急落し、銀行は巨額の損失を抱えることになった。米国の資本規制では、ほとんどの銀行が、満期まで保有する予定の債券の価格下落を考慮する必要はない。超大手銀行だけが、取引可能な債券をすべて時価評価しなければならない。しかし、SVBが発見したように、銀行がふらつき、債券を売却しなければならない場合、未認識の損失が現実のものとなる。

米国の銀行システム全体では、この未認識損失は膨大で、2022年末には6,200億ドル、米国の銀行の自己資本比率の約3分の1に相当する。幸いなことに、他の銀行はSVBの時よりもはるかに瀬戸際から遠ざかっている。しかし、金利の上昇により、システムは脆弱な状態にある。

2007年から2009年にかけての金融危機は、無謀な融資と住宅不況の結果であった。そのため、金融危機後の規制は、信用リスクを抑制し、買い手が確実につく資産を銀行が保有するように努めた。結局のところ、アンクルサムほど信用力の高い人物はおらず、国債ほど危機の際に売りやすいものはないということで、銀行に国債を買うよう奨励した。

長年にわたる低インフレ・低金利のため、世の中が変わって長期債が値下がりした場合、銀行がどのような被害を受けるかについて考える人は少なかった。パンデミック(世界的大流行)の際には、銀行に預金が殺到し、FRBの景気刺激策が現金をシステムに投入したため、この脆弱性は悪化する一方だった。多くの銀行がその預金で長期債や政府保証の住宅ローン担保証券を購入した。

含み損は関係ないと思うかもしれない。一つの問題は、銀行が他人のお金(通常は預金)で債券を購入したことだ。債券を満期まで保有するには預金とのマッチングが必要で、金利が上昇すると預金の獲得競争が激しくなる。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・米国などの大手銀行では、顧客は粘着質なので、変動金利型ローンのおかげで金利上昇が収益を押し上げる傾向にある。一方、総資産105億ドルの中小銀行約4,700行は、預金者からの資金流出を防ぐため、預金者に支払う金額を増やさなければならない。そのため、銀行の利ざやは圧迫され、一部の銀行の株価が急落している理由にもなっている。

もう一つの問題は、あらゆる規模の銀行に影響を及ぼすことだ。危機が発生すると、かつて忠実だった預金者が逃げ出し、銀行は資産の売却によって預金流出をカバーせざるを得なくなる可能性がある。そうなれば、銀行の損失が顕在化することになる。銀行の資本クッションは、今は安心できるように見えるかもしれないが、その詰め物のほとんどは、突然、会計上の虚構となる。

FRBが先週末にあれほど劇的な行動をとったのは、この憂慮すべき見通しのためである。3月12日以来、FRBは銀行の債券を担保にした融資を行う用意がある。以前は担保の価値にヘアカットを課していたが、現在は債券の額面を上限とする融資を行う。長期債の場合、時価より50%以上高いものもある。このような大盤振る舞いがあれば、銀行の債券の含み損が破綻を引き起こすことはまずありえない。つまり、銀行の預金者が逃げ出す理由もないのだ。

FRBが資金繰りを止めるために優良な担保に対して融資するのは正しいことだ。しかし、このような簡単な条件には代償がある。危機の際にはFRBが金利リスクを引き受けるという期待を抱かせることで、銀行が無謀な行動をとることを助長してしまうのだ。緊急プログラムは1年間しか続かないことになっているが、期限が切れた後も、預金獲得を競う銀行は、過剰なリスクを取ることで高いリターンを求めるだろう。一部の預金者は、FRBが一度介入したことを知っているので、良いリスクと悪いリスクを区別する理由があまりないだろう。

したがって、規制当局は今後1年間で、システムをより安全なものにしなければならない。その一歩は、中堅銀行に適用される奇妙な免除措置の多くを取り除くことであり、その一部は、2018年と2019年に多くのロビー活動が行われる中で、危機後の規則が後退した結果である。SVBの預金者救済は、政策立案者がこうした銀行がシステミック・リスクをもたらすと考えていることを示している。もしそうであれば、欧州と同様にメガバンクと同じ会計・流動性規制に直面し、破綻した場合の秩序ある破綻処理計画をFRBに提出することを義務付けるべきである。事実上、これによってメガバンクは安全バッファーを増やさざるを得なくなる。

各国の規制当局は、金利上昇のリスクを認識する体制も構築しなければならない。含み損を抱えた銀行は、そうでない銀行に比べ、危機の際に破綻するリスクが高くなる。しかし、この格差は資本要件に反映されていない。一つのアイデアとして、銀行の債券ポートフォリオが時価評価され、さらに金利が上昇した場合、銀行のセーフティクッションがどうなるかをストレステストで検証することが考えられる。政策立案者は、このテストによって、銀行が十分な資本を有しているかどうかを検討することができる。

銀行関係者は、資本バッファーやルール作りがさらに増えることを嫌がるだろう。しかし、安全性から得られるものは大きいのだ。シリコンバレーからスイスに至るまで、預金者と納税者は強大な恐怖に直面している。数年前に歴史に刻まれたと思っていた恐怖と脆弱性を、今更、背負って生きる必要はないだろう。■

From "For markets Silicon Valley Bank’s demise signals a painful new phase", published under licence. The original content, in English, can be found on https://www.economist.com/finance-and-economics/2023/03/14/for-markets-silicon-valley-banks-demise-signals-a-painful-new-phase

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Sunday, March 19, 2023

大学生が記者に挑戦(上) ノートテイク - 日本海新聞

大阪ニュース

2023年3月19日

 大阪国際大と大阪日日新聞、週刊大阪日日新聞が協働し、大学生が新聞記者の仕事に挑戦するアクションプログラム(担当教員・尾添侑太講師)を同大で実施した。8日付の特集に続き、「ノートテイク」「さまざまな可能性を持った銭湯」がテーマの記事を2回連載で紹介する。

ノートテイクを行うときの様子の再現

 大阪国際大では現在、障害のある人が情報を入手する際に必要なサポートを行う「情報保障」として、二人一組で行うノートテイク・パソコンテイクとオンライン授業の字幕挿入を行っている。同大に通う2人の利用者からはノートテイクについて、「誤字を直してくれるところが良い」と満足している様子がうかがえる一方で「ノートテイカーと話したいし仲良くなりたい」との要望がある。

■聴覚障害のある大学生に必要なノートテイク

 講義内容を要約してノートに書き込み、利用者に伝えることを「ノートテイク」、ノートテイクの作業をパソコンで行うことをパソコンテイクという。聴覚障害のある学生が大学で授業を受けるには、ノートテイクやパソコンテイク、手話通訳が必要だ。

 同大に通う、聴覚障害のある河野颯斗さん(19)は「いろいろな大学を調べてもほとんど情報保障はなかった」と話しており、聴覚障害のある学生への支援が全大学にあるわけではない。

 大阪国際大のノートテイカーの対面での仕事は、人工知能(AI)が音声を認識して文字に変換する「UDトーク」を使った際に、誤認識した文字の修正と「UDトーク」の文字では伝わらなかった部分や見逃した部分を筆談で伝えることだ。

■利用者の声

 同大のノートテイクについて河野さんは「誤字を直してくれるところが良い」と評価する。同じく聴覚障害のある藤井梨花さん(21)も「誤字を修正する人がいることがすごく良い。ホワイトボードに書いてくれたり、身ぶりや口話で伝えてくれたりすることがすごく助かった」とし、二人は満足している様子。

 一方で、ノートテイクを行う学生全員が手話を使えるわけではないため、河野さんは「ノートテイカーがあまりしゃべれなくて(手話ができなくて)気を使ってしまうことがある」とし、藤井さんも「ノートテイカーと話したいし仲良くなりたいけど、授業中は話せないし、次の授業もあるから難しい」と残念がる。

 ノートテイカーの中にも「もっと利用者とコミュニケーションをとりたい」という声があり、藤井さんは「せっかく(ノートテイクを)してもらっているから、交流会的なものがあればいい。例えば、昼休みに一緒にご飯を食べるとか」と期待を寄せる。

 取材後記

 取材の中で情報保障がある大学が少ないことを知り、驚いた。また、実際に私自身もノートテイクを経験し、藤井さんと河野さんと話す中でもっと手話を覚えたいと思うきっかけになった。「ユーチューブ」を見て手話を覚えたり、実際に2人から手話を教えてもらったりすることもあった。そして、利用者とノートテイカーの壁をなくすためにも交流会をぜひ開きたいと思う。

大阪ニュース

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Friday, March 17, 2023

3/18 名古屋戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW supported by めちゃ ... - FC東京

<前節・横浜FC戦のレビュー> 

開幕戦以来およそ1か月ぶりのホームゲームは、獲るべき選手がゴールを獲って、鮮やかに勝点3を手に入れた。

試合はいきなり動く。前半5分、仲川輝人選手が起点となり、中村帆高選手のパスを受けたディエゴ オリヴェイラ選手が反転しながらゴールに流し込んで先制点を手にする。

前半に関しては、ボールを保持して試合をコントロールすることができず、ゴール前で完全にフリーな状態でシュートを打たれるなど決定的な場面も作られた。そこでチームを救ったのはヤクブ スウォビィク選手だった。この日、スウォビィク選手は90分を通して少なくとも3点分は決定的なシーンでビッグセーブを見せた。チームの勝利を最後方から支えた。

なかなか試合のコントロールが効かないなかで、追加点はチームのもう一つのお家芸から生まれた。前半27分、前線からの連動したプレスを仕掛けると、仲川選手が相手のパスをインターセプトしてゴールに流し込み、ハイプレスからのボール奪取とショートカウンターでリードを広げた。

オウンゴールで1点を失って試合を折り返したが、後半の頭から投入された森重真人選手と塚川孝輝選手がボールを動かすハブとなってチームに落ち着きをもたらす。経験のある選手が試合を落ち着かせると、若手選手が躍動し攻撃が活性化した。特にインパクトを残したのは俵積田晃太選手。左サイドで果敢にドリブル突破を仕掛け、決定的な場面にも関わった。

後半17分には、前半の途中に投入された長友佑都選手がマッチアップで勝利してクロスボールをゴール前に入れると、ディエゴ選手が頭で冷静に流し込んで試合を決める2点目をゲットした。

試合後にアルベル監督が苦言を呈したように前半はリードを奪ったもののボールを保持できずに苦しんだが、90分の中で修正する力を発揮し、後半は内容でも相手を圧倒した。


<プレビュー> 
クラブにタイトルをもたらした長谷川健太元監督が率いる名古屋グランパスとの対戦は3度目となる。昨シーズン、ホーム味の素スタジアムで戦った一戦は引き分けに終わり、内容の部分でも課題を残す形に終わった。

昨シーズンのアウェイ最終戦となった対戦時には、90分に渡ってボールを保持しながらも先制を許す展開。後半に猛攻を仕掛けると、木本恭生選手のゴールで同点に追いつく。しかし、自陣でボールを奪われるミスから、シーズン途中に移籍した永井選手にゴールを許し勝ち越しを許すと、ボールを保持してセカンドボールをことごとく回収し相手陣内で試合を進めるも、ゴールをこじ開けるあと一手が出せずに敗れた。

東京を知り尽くす相手指揮官に対して、青赤の選手たちが成長の跡を見せることができるか。昨シーズンの課題であったボールポゼッションをしたあと、どのようにゴールを奪うかはプレシーズンに徹底してトレーニングを行ってきた。前節の横浜FC戦ではその成果も見せることができた。

球際に強く、堅守速攻で戦ってくる名古屋に対して、臆することなくボールを回して相手を走らせ、固められたゴール前をアイディアと個人の力でこじ開けることができるか。アルベル体制2シーズン目の成長を示すのに格好の舞台で、東京が昨シーズンのリベンジに臨む。


[アルベル監督インタビュー] 

Q、バングーナガンデ佳史扶選手が日本代表に選出されました。
、彼が日本代表に初めて選出されたことをとても嬉しく思っています。今回招集されているメンバーから、若い選手にチャンスを与えるというメッセージのある選考だったと思います。若い選手に期待しているというメッセージも込められていると思いますし、Jリーグのチームでも、良いプレーをしていれば、若くても日本代表につながるというメッセージも含まれていると思います。重要なことは、選手はプレーすることによって成長するということです。ヨーロッパに行けば成長できるわけではなく、プレーしなければ当然成長が止まってしまいます。そういう意味でも、今回Jリーグでプレーしている若い選手を招集してくれたことにとても嬉しく思います。

Q、昨シーズンから成長した部分は何ですか。
A、昨シーズンから、彼のテクニックのレベルは素晴らしかったと思います。最後のゾーンで攻撃に関わるプレーは改善点がありました。大きな改善点であった守備の部分は、トレーニングを継続し励んだことで、今はしっかりと改善できていると思います。継続して、1対1の局面の対応は改善すべきだと思っています。攻撃のところでも、最後のクロスの精度をさらにレベルアップできれば、より素晴らしい選手になると期待しています。

Q、アルベル監督から見本にして欲しい海外選手を伝えていたりしますか。
A、通常サイドバックは、スピードに特長がある選手が多いと思いますが、彼は特殊な特徴を持っているサイドバックだと思います。高いレベルでバランスよく多くの要素を持っていますし、テクニックのレベルが高いうえに、攻撃での貢献度が大きいです。その良いバランスがあるゆえに、具体的にめざすべきお手本のような選手を選ぶのは難しいです。

Q、中村帆高選手も日本代表に入ってもおかしくないと思います。
A、中村選手の守備能力を上回る選手は、日本にいないと思います。そういう意味では、世界レベルでも通用すると思います。攻撃のバランスを保つために、高い守備能力に見合った技術を磨いてきました。フィニッシュゾーンでのクロスの精度も改善してきています。更にそこがレベルアップすれば、偉大な選手になれる可能性を秘めていると思います。昨シーズンの序盤では、中村選手だけではなく、佳史扶選手も試合に出場していませんでした。高いレベルに成長するには、重要なポイントがあると思います。それはメンタルの強さ、成長する能力、学ぶ能力です。長友選手は今36歳ですが34歳の時と、今ではどちらが素晴らしい選手でしょうか。今の方が良い選手だと思います。なぜならば、彼は成長する能力を持っているからです。だからこそ私も、一人ひとりの選手がどれくらい成長する能力を持っているかに注目しています。この世界では、ある特定のレベルまで達した時に、それ以上成長しない選手がたくさんいます。ですが、世界中の偉大なレベルにたどり着いた選手は、日々成長し続ける能力を持っている選手たちだけです。我々のプレースタイルは、彼らの成長を促す要素の一つだと思います。選手一人ひとりが成長しないといけない、成長することを求め続けるスタイルだからです。多くの選手がおびえてプレーする傾向にありますが、リスクを冒してプレーしないといけないです。我々のプレーというのは、リスクを負う、勇気を持ってプレーすることを求めます。そして、それに応えて成長した選手が、中村選手だと思います。

Q、名古屋戦に向けて意気込みをお願いします。
A、名古屋の長谷川監督は、前線にいるクオリティーの高い3選手が、プレーすることを心地よく思い、チームを指揮していると思います。小さなミスを犯せば、そこから相手は決定的なチャンスを作ってくると思います。我々は、戦線離脱している選手を複数抱えていますが長いシーズンでは起こりうる状況です。偉大なクラブは、そういう難しい時期をしっかり乗り越えることができます。今は、苦しむ時期だと思い、乗り越えたいと思います。時期が変われば流れも変わり、怪我人の人数も変わってきます。その難しい時期にしっかりと勝ち点を積み重ねることができるチームがやはり偉大なチームですし、そのようなチームをめざしています。今週も良い準備ができているので、明日も良い試合ができると確信しています。

Q、横浜FC戦を踏まえての課題は何ですか。
A、横浜FC戦は、前線からのプレスでボールを奪い、ゴールにつながったプレーは良かったですし、満足しています。そして、11個の決定機を作れていました。京都戦以外の試合では、明確な決定機を毎試合10回以上作れています。試合を通して、前半のチームのプレーについては、満足していません。低い位置からのビルドアップをしている時に、しっかりとボールを保持するべきところでミスが重なり、期待通りのプレーができていませんでした。後半は、全体を通してミスが少なかったですが、ボールを支配できていた時間が短かったので、明日はしっかりと修正をしてボールを支配する必要性をチームで理解したうえで試合に臨みたいです。


[選手インタビュー]  
<木本恭生選手> 

Q、今シーズンも開幕から出場し続けていますが、安定感の部分でチームに貢献できている手ごたえはありますか。
A、試合に出場させてもらっていますが、まだまだやらないといけないことがあります。パフォーマンスには納得していません。

Q、チームを引っ張っていく意思を昨シーズン以上に感じますが、意識していますか。
A、昨シーズンの終盤からチームを引っ張ることを意識しています。今シーズン、森重選手がいない時に、自分が最年長になる試合がありました。そういった状況では、しっかりと声を出してチームを引っ張っていく意識を持たなければいけません。そうすることで自分の集中力や責任感も出てくるので続けていきたいです。

Q、前節の横浜FC戦の勝利は、チームにどのような影響がありますか。
A、アルベル監督も言っていましたが、前半は自分たちが思っていたようなサッカーができませんでした。昨シーズンであれば負けていた試合だったと思います。ですが、内容が良くなくても、前線の選手が点を取り、勝点3を積み重ねることができました。良い状態で次節を迎えられることは凄く良いことだと思います。

Q、内容の面ではもっと後ろからつないでいきたいところでしょうか。
A、京都サンガF.C.戦では前線から守備に来られて、自分たちがボールを持つ時間も少なく、簡単に前に蹴ってしまっていました。横浜FC戦では、ボールをつなごうとする意識を高く持ちました。ボールを失うこともありましが、ここ数試合のなかではつなぐ意識が高かったと思います。

Q、今シーズンの名古屋グランパスの印象はいかがですか。
A、前線3人の攻撃力も凄いですが、ランゲラックを中心に守備陣が凄く良いです。先に取られると相手の守備を崩すのは難しいと思います。そういう意味でも1点、2点の勝負になると思います。後ろは失点を0で抑えながら、積極的に攻撃にも関わっていきたいです。

Q、昨シーズン途中まで一緒にプレーした永井謙佑選手との対戦になります。
A、永井選手もそうですが、キャスパー ユンカー選手やマテウス カストロ選手も、自分たちが攻撃をしている時こそ注意しないといけない選手です。90分のなかで1分も気を抜けない相手です。自分のウィークポイントであるスピードや裏への対応の部分を相手は突いてくると思います。より集中してやっていかなければいけません。

Q、東京に在籍していた時に永井選手から「もっと喋れ」と言われていたと思います。今これだけ話している姿を見て驚くと思いますが。
A、変わった姿や楽しんでいる姿を見てもらいたいです。

Q、自身のなかでは、昨シーズンと比べてどのくらい変わったと思いますか。
A、だいぶ声は出しているつもりです。チームに慣れてきたことで、より自分のキャラクターを出せていると思います。

Q、ルヴァンカップでは若い選手とも馴染んでプレーしていたと思います。
A、練習から話していますし、キャラクター的にも後輩にビビられるキャラではありません。どの選手からも声をかけられやすい性格だと思っています。そういう意味では、ルヴァンカップのメンバーともしっかり馴染んで良い方向に進めていると思います。

Q、名古屋戦は、ボールを持つことが大事になりますか。
A、ボールを持っているから常に良い攻撃ができる訳ではないと思います。昨シーズンの名古屋戦は、ボールを保持することができたのですが、なかなか良い攻撃ができませんでした。今シーズンのキャンプではボールを持ったなかで、敵陣でどう崩すかをトレーニングしてきました。その成果を出したいです。

Q、前節の横浜FC戦に向けて、仲川選手は「決勝戦のつもりで戦おう」と話していたと聞きましたが、そのくらい強い気持ちがありましたか。
A、ホームゲームでしたし、その前で負けているので2連敗は避けなければいけませんでした。決勝戦のような強い気持ちを持って試合に入り、良い形で点も取れました。気迫は見せられたと思います。今シーズンは、毎試合、目の前の試合に集中する意識でやっていきたいです。

Q、前節の横浜FC戦後に木本選手もユルネバを歌っているように見えましたが。
A、良い雰囲気のなかで初めてファン・サポーターが歌っているところを聞くことができました。歌詞を全部覚えている訳ではないですが、自分はチャントを聞くのが好きでYouTubeで予習していました。多少は歌えたかと思います。チームに馴染んできたと思います。


<バングーナガンデ佳史扶選手> 

Q、日本代表に初選手されてから一夜経っていかがですか。
A、日本代表に選出されたことを昨日初めて知り驚きましたが、楽しみな気持ちでいっぱいです。

Q、色々な方からの祝福メッセージが凄かったのではないでしょうか。
A、今まで支えてきてくれた人たちから本当にたくさんのメッセージをもらいました。凄く嬉しかったですし、しっかりプレーを見てもらいたいです。恩返ししたい気持ちが強くなりました。

Q、多くの人に支えられてここまで来ることができましたね。
A、今までのサッカー人生でうまくいかないことの方が多いなか、たくさんの人に支えてもらい、ここまで押し上げてもらえたと思っています。日本代表に選ばれ、そういう人たちに喜んでもらえることは自分としても一番嬉しいことです。

Q、次の目標は、日本代表のユニフォームを着て出場し活躍することですか。
A、日本代表で活躍することは、ずっと前から目標の一つでした。今そこに一番近づけていると思います。ですが、まだ選ばれただけなので、しっかり練習からアピールしていきたいです。そこで結果を残せる選手が上がっていけると思います。しっかり結果を残せるように頑張りたいです。

Q、日本代表に選出されて初めてのリーグ名古屋戦になります。プロデビュー時の長谷川健太監督との対戦にもなりますが、意気込みはいかがですか。
A、長谷川監督は、自分をプロにさせてくれた監督です。一番成長させてもらえたと思うぐらい、僕のプロサッカー人生のなかで重要な人物です。長谷川監督率いる名古屋との対戦なので、しっかり勝って自分自身が成長した姿を見てもらいたいです。

Q、永井謙佑選手もいますがいかがですか。
A、永井選手にも凄くお世話になりました。しっかり永井選手から失点しないように気合を入れて守備から試合に入り勝ち切りたいです。

Q、ファン・サポーターのみなさんへの感謝や今後の意気込みを聞かせてください。
A、今回の発表後もそうですが、日ごろからたくさんのメッセージをいただけて力になっています。自分がアカデミーの頃、太田宏介選手が日本代表に呼ばれ、憧れの存在でした。今回は自分が日本代表に初めて呼ばれたので、プレーでアカデミーの選手たちに憧れてもらえるように全力で頑張りたいと思います。まずは、名古屋に絶対に勝ちます。



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Microsoft 365 Copilot を発表 – 仕事の副操縦士 - News Center Japan - Microsoft News

Modern Work & Business Applications 担当コーポレートバイスプレジデント
ジャレッド スパタロウ (Jared Spataro)

※本ブログは、米国時間 3 月 16 日に公開された “Introducing Microsoft 365 Copilot – your copilot for work” の抄訳を基に掲載しています。

人間は、夢を見て、創造し、イノベーションを起こすように作られています。私たち一人ひとりが、偉大な小説を書く、科学的な発見をする、強力なコミュニティを築く、病人を看護するなど、生きがいを感じられる仕事を求めています。仕事の核心に触れたいという衝動が、常に私たちの中にあります。しかし、今日、私たちは、時間、創造性、エネルギーを奪う退屈な仕事に多くの時間を費やしています。仕事の本質を取り戻すために必要なのは、より良い方法で同じことを行うことではありません。まったく新しい仕事の方法が必要なのです。

本日、マイクロソフトは次世代 AI の力を仕事の世界に適用する、仕事の副操縦士Microsoft 365 Copilotを発表します。Microsoft 365 Copilot は、大規模言語モデル (LLM) のパワーと、Microsoft Graph や Microsoft 365 アプリ内のデータを組み合わせ、あなたの言葉を地球上で最も強力な生産性向上ツールに変えます

マイクロソフトの会長兼 CEO のサティア ナデラ (Satya Nadella) は次のように述べています。「本日、マイクロソフトは、人とコンピューティングの関わり方における次の大きな一歩を踏み出しました。それは、私たちの働き方を根本的に変え、生産性向上の新しい波を呼び起こすでしょう。マイクロソフトが新たに提供する仕事の副操縦士は、最も普遍的なインターフェースである自然言語を通じて、人々にさらなる主体性を与え、テクノロジをよりアクセスしやすいものにします。」

Copilot は、2 つの方法で Microsoft 365 に統合されています。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams といった、日々利用いただいている Microsoft 365 アプリケーションに組み込まれて、常にあなたのそばで働き、創造性を発揮し、生産性を高め、スキルアップできるようにしてくれます。併せて、まったく新しい体験である Business Chat も発表します。Business Chat は、LLM、Microsoft 365 アプリ、そしてユーザーのデータ (カレンダー、メール、チャット、ドキュメント、ミーティング、連絡先) を横断して機能し、これまでできなかったことを実現します。「製品戦略をどのように更新したか、私のチームに教えてください」 (“Tell my team how we updated the product strategy”) といった自然言語のプロンプト (prompt、指示) を入力すると、午前中の会議、メール、チャットのスレッドに基づいて、ステータスアップデートが生成されます。

Copilot では、いつでもあなたがコントロールできます。何を残すか、何を修正するか、何を捨てるかを決めるのはあなたです。Word ではよりクリエイティブに、Excel ではより分析的に、PowerPoint ではより表現力豊かに、Outlook ではより生産的に、そして、Teams ではよりコラボレーティブになれます。

Microsoft 365 Copilot は、3 つの方法で仕事を変革します。

創造性を解き放つ: Copilot in Word を使えば、クリエイティブなプロセスを直ちに始められます。これからは白紙の状態から始める必要はありません。Copilot が最初のドラフトを提供し、それを編集して、繰り返し改良することで、執筆、情報収集、編集に要する時間を短縮できます。Copilot は正しい情報を提供することも、有益ではあるものの間違いを含んだ情報を提供することもありますが、常にユーザーの仕事を先へと進めてくれるでしょう。ユーザーには常に著者としてのコントロール権があり、Copilot に短縮、リライト、フィードバックを行うよう指示しながら、ご自身の独自アイデアを執筆できます。Copilot in PowerPoint は、過去に作成したスライドから関連するコンテンツを追加し、簡単なプロンプトだけで、美しいプレゼンテーションを作成できるよう支援してくれます。また、Copilot in Excel を使えば、トレンドを分析し、プロフェッショナルなデータビジュアライゼーションを数秒で作成できます。

生産性の最大化: 私たちは皆、本当に重要な 20% の仕事に集中したいのに、80% の時間をやっかいな作業で浪費しています。Copilot がこの負担を軽減します。長いメールのスレッドを要約したり、返信メールのドラフトを素早く作成したりと、Copilot in Outlook は受信トレイの整理を数時間ではなく数分で完了できるよう支援します。そして、Copilot in Teams は、すべての会議を生産的な会議にします。誰が何を言ったか、どこで意見が一致し、どこで意見が対立しているかなど、重要な論点をまとめ、アクションアイテムを提案してくれます。これらはすべて会議中にリアルタイムで実行されます。また、Copilot in Power Platform を使えば、誰でも繰り返し作業を自動化し、チャットボットを作成し、数分でアイデアをアプリ化できるようになります。

GitHub のデータは、Copilot がすべての人の生産性を大きく向上させる可能性があることを示しています。GitHub Copilot を利用している開発者の 88% が「生産性が向上した」、74% が「より満足度の高い仕事に集中できるようになった」、77% が「情報や事例を探す時間を短縮できるようになった」と回答しています。

Copilot は個人の生産性を向上するだけではありません。ほとんどアクセスできず、未開拓の状態にあった膨大なデータと洞察を活用することで、あらゆる組織に向けて新しい知識モデルを構築できます。Business Chat は、すべてのビジネスデータとアプリケーションを横断して機能し、データの海から必要な情報や洞察を浮かび上がらせます。これにより、知識が組織全体を自由に流れ、答えを探すための貴重な時間を節約できるようになります。Business Chat へのアクセスは、Microsoft 365.com、職場アカウントでサインインしている Bing、または、Teams から可能になります。

スキルの向上: Copilot は、得意なことをより得意にし、まだ習得していないことをすぐにマスターできるようにしてくれます。ユーザーの多くは、Microsoft 365 にある数千のコマンドの中から、「スライドのアニメーション」や「表の挿入」など、ほんの一握りのコマンドしか使っていません。今や、豊富な機能を、自然言語だけで活用できるようになりました。そして、これは始まりに過ぎません。

Copilot は、人が AI とどのように関わるかに加えて、AI が人とどのように関わるかを根本的に変えていきます。あらゆる新しい働き方と同じように、そこには、学習曲線がありますが、この新しい働き方を受け入れた人は、直ちに優位に立てるでしょう。

Microsoft 365 Copilot

Copilot System: エンタープライズ対応の AI

マイクロソフトは、Copilot System でエンタープライズ対応の AI を提供できるという、独自の地位を確立しています。Copilot は、OpenAI の ChatGPT を Microsoft 365 に組み込んだ以上の存在です。GPT-4 などの LLM のパワーと Microsoft 365 のアプリや Microsoft Graph 内のビジネスデータを組み合わせるために、背後で高度な処理とオーケストレーションを行うエンジンであり、今や自然言語を通じて誰もがアクセスできるようになりました。

お客様のビジネスデータに基づく: LLM は、大規模ではあるが限られた言語資料データで訓練されています。ビジネスの生産性を向上させる上での鍵は、LLM とお客様のビジネスデータとを、安全で、コンプライアンスが配慮され、プライバシーが保護された方法で接続することにあります。Microsoft 365 Copilot は、お客様が所有するコンテンツと Microsoft Graph が持つコンテキスト情報の両方にリアルタイムでアクセスできます。つまり、文書、メール、カレンダー、チャット、会議、連絡先、その他ビジネスデータというお客様のビジネスコンテンツと、今行われている会議、そのトピックに関するメールのやりとり、先週のチャットでの会話といったコンテキスト情報とを組み合わせ、正確で、適切で、文脈に沿った回答を提供してくれます。

セキュリティ、コンプライアンス、プライバシーに対するマイクロソフトの包括的なアプローチに基づき構築: Copilot は Microsoft 365 に統合されていることから、企業の重要なセキュリティ、コンプライアンス、プライバシーのポリシーとプロセスを自動的に継承します。二要素認証、コンプライアンス境界、プライバシー保護などにより、Copilot は信頼できる AI ソリューションになっています。

テナント、グループ、個人のデータを保護するように設計: マイクロソフトは、情報漏洩がお客様の心配事であることを強く認識しています。Copilot の LLM は、お客様のテナントデータやプロンプトで訓練したものではありません。テナント内では、実績のあるパーミッションモデルにより、ユーザーグループ間でデータが漏洩することはありません。また、個人レベルでは、Copilot は、マイクロソフトがお客様のデータを保護するために長年活用してきたものと同じテクノロジを使って、アクセスが許可されたデータのみを提示します。

何百万人もの人々が日々、使うアプリに統合: Microsoft 365 Copilot は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams といった何百万人もの人々が仕事や生活のために日々使用し、信頼されているプロダクティビティ アプリケーションに統合されています。直感的で一貫性のあるユーザー体験により、Teams でも Outlook でも、共通のプロンプト、絞り込み、コマンドというデザイン言語により、同じような外観、操作性、挙動が提供されます。

新しいスキルを学ぶための設計: Microsoft 365 Copilot の基礎的なスキルは、生産性を飛躍的に向上します。すでに、お客様特有のビジネスコンテンツとコンテキスト情報を使用して、文書作成、要約、分析、コラボレーション、自動化を行うことができます。しかし、それだけではありません。Copilot は、アプリに対するコマンド (「スライドをアニメーション化する」など) や、アプリを横断して作業する方法を理解しており、Word 文書を PowerPoint プレゼンテーションに変換してくれます。そして、Copilot は新しいスキルを習得することもできます。たとえば、Viva Sales により、Copilot は CRM システムに接続し、顧客データ (対話履歴や注文履歴など) をコミュニケーションに取り込む方法を学ぶことができます。Copilot は、新しい領域やプロセスを学習することで、さらに高度なタスクやクエリを実行できるようになります。

責任ある AI 構築に向けたコミットメント

マイクロソフトは、AI の原則Responsible AI Standard、そして、AI、グラウンディング、プライバシー保護型の機械学習に関する数十年にわたる研究成果に基づいて行動しています。研究者、エンジニア、政策専門家からなる学際的チームが、学習データの調整、有害コンテンツを制限するフィルタリング、センシティブなトピックのクエリや結果のブロックなど、潜在的な有害性と緩和についてマイクロソフトの AI システムをレビューしており、InterpretML や Fairlearn などのマイクロソフトのテクノロジを適用して、データの偏りを検出し、修正しています。制限事項の記載、ソースへのリンク、そして、専門知識に基づくコンテンツのレビュー、ファクトチェック、調整などをユーザーに促すプロンプトにより、システムによる判断の根拠を明確にしています。

学びながら大胆に進む

今後、Copilot は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams、Viva、Power Platform など、すべての生産性向上のためのアプリケーションに導入される予定です。価格やライセンスについては、近日中にご案内します。今月初めには、次世代の AI をあらゆる業務アプリケーションに導入するため、CRM と ERP の両方に対応した世界初の AI Copilot である Dynamics 365 Copilot も発表しています。

Microsoft 365 Copilot は、誰もが仕事に目的と意義を見出すことができるように支援します。お客様の新たなニーズに応えるために、マイクロソフトは、学びながら、迅速に、かつ、責任を持って行動しなければなりません。Copilot を少人数のお客様でテストし、フィードバックを得て、規模を拡大しながらモデルを改良していますが、間もなくさらなる拡大を行う予定です。

詳細は、Microsoft 365 ブログを参照ください。AI が創り出すあらゆる人にとっての明るい仕事の未来についての専門家の洞察は、WorkLab を参照ください。

本日の発表に関する、すべてのブログ、ビデオ等の資料は下記サイトを参照ください。
Introducing Microsoft 365 Copilot — your copilot for work

本ページのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。正式な社内承認や各社との契約締結が必要な場合は、それまでは確定されるものではありません。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

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Thursday, March 16, 2023

(3/16 15:32 訂正)三井住友建、通期の最終損益予想を下方修正 20 ... - 日本経済新聞

三井住友建設は16日、2023年3月期の最終損益が205億円の赤字(前期は70億2200万円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想の20億円の黒字から下方修正した。営業損益が125億円の赤字(前期は74億5900万円の赤字、従来予想は75億円の黒字)、経常損益が130億円の赤字(前期は83億4000万円の赤字、従来予想は55億円の黒字)と、それぞれ予想を引き下げた。一方、売上高は前期比12.8%増の4550億円と、従来予想を据え置いた。

三井住友建は三井グループと住友グループに属する準大手ゼネコン。業績修正の理由について、同社の説明は以下の通り。

現在施工中の国内大型建築工事において、新たに以下の事象が発生したことから、対応する費用として、工事損失引当金繰入額を含む169億円の損失を追加で計上する見込みとなった。工事は、既存施設に近接する中での大深度地下工事を伴う難度の高い工事であり、当初の施工計画に対し、隣接構造物への変位を想定以上に小さく抑える必要が生じたことから大幅な工法の変更を余儀なくされたことにより2022年3月期において219億円の損失を計上した。鋼材を中心とした資材価格等の上昇や、工事進捗に伴う施工計画の更なる見直しなどにより、想定外の多額な費用の発生が見込まれたため、2023年3月期第2四半期において62億円の損失を計上している。今般、工場製作部材を使った急速施工工法を採用している地上躯体工事において、複雑な部材の施工図面作成の遅れにより製作工程が逼迫し、一部の部材が工場検査で不合格となり再製作となったことなどによって更なる工程遅延が発生した。工場製作部材生産ラインの増強と品質確保のための追加費用、今後の工程回復費用等を見積もった結果、2023年3月期第2四半期に計上済みの62億円に加え、169億円の損失を追加で計上する見込みとなった。当期及び今後の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、2023年3月期連結決算及び個別決算において、繰延税金資産約43億円を取り崩し、法人税等調整額に計上する見込みとなった。利益については、国内大型建築工事における169億円の工事損失の追加計上が主な要因である。一部の国内建築工事において、労務需給の逼迫等により工程進捗が遅れたことに伴う工程回復費用の発生や、建設資機材価格の高騰の影響を受けたことなどにより工事原価が増加し、建築工事の完成工事総利益が大幅に減少する見込みとなった。繰延税金資産の一部を取り崩し、法人税等調整額を計上する見込みとなったことなどにより、営業損失175億円、経常損失165億円、当期純損失215億円となる見込みである。個別業績予想の修正に伴い修正するものである。

決算サマリー自動生成について
企業がネット上に開示した決算発表資料から業績データやポイントを人工知能(AI)技術を使って自動で文章を作成しました。詳しくはこちらをご覧ください

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Wednesday, March 15, 2023

ヤーマン---ストップ安売り気配、業績下方修正がネガティブ ... - ロイター (Reuters Japan)


*10:47JST ヤーマン---ストップ安売り気配、業績下方修正がネガティブサプライズに
ヤーマン
6630はストップ安売り気配。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は57.1億円で前年同期比4.9%減となり、上半期の同36.7%増から一転して減益となる。つれて、通期予想は従来の100億円から62億円、前期比9.9%減に下方修正。中国国内販売の拡大がペースダウンし、売上高が下振れるもよう。想定外の業績大幅失速がネガティブサプライズにつながる。年間配当金は記念配実施で従来計画の8.5円から13円に増配も支援材料にならず。
《ST》

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ヤーマンが4月期業績予想を下方修正 中国売り上げのペースダウンなど ... - WWD JAPAN.com

 ヤーマンは2023年4月期業績予想を下方修正する。高価格帯商品の需要低迷が見られはじめたほか、中国売り上げがペースダウンしつつあること、新カテゴリー(ヘアケア・シェーバーほか)への先行投資などにより、売上高を430億円(修正前は500億円)、営業利益を62億円(同100億円)、経常利益を62億円(同96億円)、純利益を40億円(66億円)に見直した。

 上半期における中国国内向けの販売が好調であったことなどから、22年5月〜23年1月期の売上高は前年同期比11.7%増の353億円と過去最高を記録したが、国内外問わず不明確・不安定な要因が多く、業績を修正する。今期は、中期経営計画の最終年度で、「売上高500億円、営業利益率20%」を目標に掲げたが達成が難しい状況となった。しかし、将来の業績拡大に向け、新カテゴリーであるヘアケア・シェーバーへの広告宣伝、さらなる新カテゴリー創出に向けた技術開発、グローバル展開強化のための各種認証取得への対応については、積極的に投資する。

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Tuesday, March 14, 2023

コラム:米銀破綻、植田日銀の船出に難題 政策修正後ずれも - ロイター (Reuters Japan)

[東京 13日 ロイター] - 米国で発生した2つの銀行破綻は、米当局の緊急対応によって連鎖倒産という最悪の事態を回避している。ただ、米連邦準備理事会(FRB)は金融システム安定を優先させるため利上げを停止ないし減速させるのか、それともインフレ抑止を最優先に利上げを継続するかの難しい選択を突き付けられた。

 3月13日、 米国で発生した2つの銀行破綻は、米当局の緊急対応によって連鎖倒産という最悪の事態を回避している。写真は2月、参院で所信聴取に応じる植田和男氏(2023年 ロイター/Issei Kato)

米景気の雲行きが怪しくなる中で、植田和男次期総裁率いる日銀も難題に直面することになりそうだ。今後の米景気次第では日本経済も下押しリスクが増大し、金融政策の修正時期が後ずれする可能性が高まるだろう。

<米当局、素早く止血策実行>

米財務省とFRB、米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の顧客が、13日から預金全額にアクセスが可能になると発表した。米ニューヨーク州金融サービス局が12日に閉鎖を命じたニューヨークを拠点とするシグネチャー・バンクの預金者にも全額保護が適用される。

さらに、FRBが預金取扱機関の保有する米国債などの資産を担保として、最長1年の資金を提供する「銀行タームファンディングプログラム(BTFP)」を導入することも打ち出した。

預金保険で保護される上限25万ドルを超える部分も保護するとしたことで、預金引き出しの波及や金融機関の連鎖倒産を防ぐ効果が期待できるほか、BTFPの実行によって金融の引き締まりを回避する狙いがある。

<FRBが直面するジレンマ>

ただ、今回の金融破綻の背景には、FRBによる急速な利上げの結果、米債券市場における幅広い金融商品に価格下落が発生し、有価証券を大量に保有してきた金融機関の財務体質を悪化させたという構造がある。その最も弱い部分から「出血した」というのが、2行の破綻と言える。

つまり預金の全額保護やBTFPの実行によって短期的な破綻連鎖は回避できても、経済全体や金融システムに溜まったストレスは解消されず、FRBが利上げを進めた場合、さらに大きな破綻が発生するリスクが高まるだろう。

一方、そのストレス拡大回避を最優先に利上げを停止ないし減速した場合は、足元で最優先課題とFRBが明言してきたインフレの解消が先送りされ、2%を超える物価上昇が長期化する可能性を高めることになる。

FRBは金融システム安定とインフレ抑制のどちらを最優先課題にするのか、という大変悩ましい選択に直面したと筆者は指摘したい。

もし、0.25%の利上げを継続しながら金融破綻の連鎖にも注意を払うという「折衷案」を採用した場合、両方とも目的を達することができず、金融破綻の発生とインフレ高進が同時進行するという最悪の展開もあり得る。

<日本経済、外需経由で下押し圧力>

いずれにしても米経済の「ノーランディング」は望むべくもなく、同国の景気は後退色を強める可能性が高まると予想する。筆者は3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決める可能性が高いと考えているが、金融システム不安を抱える中で銀行の貸し出し態度は厳しさを増し、そのルートからの引き締め効果も加わって、米経済は相対的に利上げに弱い分野から「不況色」を強めるとみている。

その結果、対米輸出比率が一定程度ある中国や欧州、そして日本の経済に減速感が加わる展開となるだろう。日本の輸出企業にとっては、米国と中国という2大輸出先がともに調整色を強める展開に直面する可能性がある。

<植田日銀、政策修正先送りも>

この波紋が、日本の金融政策の先行きに与える影響は決して小さくないと指摘したい。黒田東彦日銀総裁が10日の会見で強調したように、日銀は2%の物価目標を安定的に達成できる状況になっていないとの立場を維持している。

そこに外需がマイナスになるような展開が到来すれば、現行の超緩和策を修正する理由は存在しないとの結論が容易に導き出される。

実際、13日の円債市場では、10年最長期国債利回りが前営業日比0.075%低下して0.315%まで下がり、上限引き上げの圧力は大幅に低下している。市場関係者の一部には、4月ないし6月に上限引き上げがあるとの見方が浮上していたが、日銀には時間的な余裕が生じた格好だ。

また、実体経済に下押し圧力が生じかねないのであれば、マイナス金利解除の時期もかなり先送りされる可能性がある。総じてみると、日銀の政策修正を先送りさせる要因が急浮上してきたと言えるのではないか。

一方で、5月の主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)後に衆院解散・総選挙のタイミングを探っているとみられる岸田文雄首相にとっては、やっかいな世界経済の情勢になってきた。景気後退の前兆が見えれば、補正予算の検討などを打ち出すこともありそうだ。

こうした展開が現実のものとなれば、この10年間に繰り返されてきた財政拡張・金融緩和維持という路線が、今回も踏襲されることになる。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

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【オープン戦一問一答】藤浪晋太郎「あまりうまく立ち上がらなかった感じですよね」 - サンスポ

ロッキーズ戦に先発し、3回0/3を4安打4失点だったアスレチックス・藤浪=スコッツデール(共同)

ロッキーズ7ー8アスレチックス(13日、アリゾナ州スコッツデール)米大リーグ、アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)がオープン戦3度目となる先発に臨み、3回0/3を投げ、4安打4失点、7三振、3四球で70球を投げた。最速は99マイル(約159・3キロ)だった。降板後に行われた取材対応での主な一問一答は以下。

--今日の登板テーマ?

「そうですね。変化球を多く試したらいいなとは個人的に。それでカウントを作っていければいいかなと思ったんですけど。逆にストレートが初回ちょっと定まらなくて、どうしようかなと思ったところはあったんですけど、途中から修正できたのでよかったと思います」

--初回一死満塁からタイムリーを打たれた場面、立ち上がりでメカニック的な問題があった?

「そうですね、やっぱ立ち上がり難しい、難しいのと。その中でちょっとうまくはまらない中でどうしようってところだったんですけど。そうですね、あまりうまく立ち上がらなかった感じですよね」

--初回に最速99マイル(約159キロ)出たが?

「球速はあんまり気にしていなかったんですけど、出るにこしたことはないので。もうちょっとコマンドというか、良いとこに投げていたら、より良かったかなと思います」

--二回以降修正した?

「どうしても力んだり、よくないときってちょっと(メカニックが)三塁側に倒れて行きがちと言いますか。若干クロスステップするところ、よくない方向に出る時がよくないんで。それがちょっと1イニング目どうしようかってところで。1イニング目の途中までは気づかなかったんですけど、2イニングからそのあたり修正できたのでよかったと思います」

--オープン登板は残り2度になると思うが?

「そうですね、きょう初めてピッチコム使ったんですけど、自分側が発進する方の。(ピッチコムの)使い方とか、タイミングとか、いろいろこうしたいああしたいなとか。あとは今日出た課題でいうとフォーシームが序盤良くなかったので、立ち上がりからしっかりピシッと投げたいですし。次回も立ち上がりから投げて、ゲームを作っていけるように。ストライク先行でいけたらいいかなと思います。」

--中5日の調整はどうか?

「そんなに、違和感なく、日本でも中5日間ぐらい(で登板)あるので。そんなになかったですかね、違和感とかそんな感じは特になかったです」

--初回タイムリーを打たれたムスタカスは打ち取る意図で投げた?

「もちろん、打ち取りにいった中でだったんですけど。最後打たれた球、めちゃくちゃ甘かったかって言われたらそうでもないと思うんですけど。しっかり打たれましたね」

--三塁側に倒れるメカニックの悪さは、自分で気づけたのかそれとも指摘があったか?

「自分で気づいてですね」

--自分の引き出しの中で治し方を知っている?

「そうですね、自分が悪くなるポイントと、よくなるポイントと。もちろんメカニック的には何個もあるので、もちろんマウンドで全く考えない、そんなこと考えずに投げるときが一番いいんですけど。そんな日ばかりじゃないんで。その引き出しの中で何とか2イニング目以降、修正できたかなっていうところですかね」

--裏でシャドウピッチングなどして修正するのか?

「シャドウはしないですね、日本と違ってベンチ裏でキャッチボールできないので。(重さの異なる)プライボールを投げたりはしますけど。その中でちょっと意識するとかそれぐらいですかね」

★コッツェイ監督

「今日はポジティブな投球内容だった。初回は苦戦したところもあり球数も増えたが、乗り越え、二回以降は集中して四回入るまで投げることができた。全体的に良い投球だった」

--修正したところ?

「初回は制球に苦しんだが、二回以降は持ち球全てをうまく織り交ぜてストライクゾーンを上手く攻めた」

--ソダーストロム捕手とのバッテリー?

「藤浪の捕手役として非常に良い仕事をしてくれた。プルペン、試合でバッテリーを組んだが、5球種を投げ分ける藤浪の球を受けるのは決して容易ではない。藤浪が二回以降にうまく修正できたのも、捕手の力が大きかった」

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Monday, March 13, 2023

コラム:米銀破綻、植田日銀の船出に難題 政策修正後ずれも - ロイター (Reuters Japan)

[東京 13日 ロイター] - 米国で発生した2つの銀行破綻は、米当局の緊急対応によって連鎖倒産という最悪の事態を回避している。ただ、米連邦準備理事会(FRB)は金融システム安定を優先させるため利上げを停止ないし減速させるのか、それともインフレ抑止を最優先に利上げを継続するかの難しい選択を突き付けられた。

 3月13日、 米国で発生した2つの銀行破綻は、米当局の緊急対応によって連鎖倒産という最悪の事態を回避している。写真は2月、参院で所信聴取に応じる植田和男氏(2023年 ロイター/Issei Kato)

米景気の雲行きが怪しくなる中で、植田和男次期総裁率いる日銀も難題に直面することになりそうだ。今後の米景気次第では日本経済も下押しリスクが増大し、金融政策の修正時期が後ずれする可能性が高まるだろう。

<米当局、素早く止血策実行>

米財務省とFRB、米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の顧客が、13日から預金全額にアクセスが可能になると発表した。米ニューヨーク州金融サービス局が12日に閉鎖を命じたニューヨークを拠点とするシグネチャー・バンクの預金者にも全額保護が適用される。

さらに、FRBが預金取扱機関の保有する米国債などの資産を担保として、最長1年の資金を提供する「銀行タームファンディングプログラム(BTFP)」を導入することも打ち出した。

預金保険で保護される上限25万ドルを超える部分も保護するとしたことで、預金引き出しの波及や金融機関の連鎖倒産を防ぐ効果が期待できるほか、BTFPの実行によって金融の引き締まりを回避する狙いがある。

<FRBが直面するジレンマ>

ただ、今回の金融破綻の背景には、FRBによる急速な利上げの結果、米債券市場における幅広い金融商品に価格下落が発生し、有価証券を大量に保有してきた金融機関の財務体質を悪化させたという構造がある。その最も弱い部分から「出血した」というのが、2行の破綻と言える。

つまり預金の全額保護やBTFPの実行によって短期的な破綻連鎖は回避できても、経済全体や金融システムに溜まったストレスは解消されず、FRBが利上げを進めた場合、さらに大きな破綻が発生するリスクが高まるだろう。

一方、そのストレス拡大回避を最優先に利上げを停止ないし減速した場合は、足元で最優先課題とFRBが明言してきたインフレの解消が先送りされ、2%を超える物価上昇が長期化する可能性を高めることになる。

FRBは金融システム安定とインフレ抑制のどちらを最優先課題にするのか、という大変悩ましい選択に直面したと筆者は指摘したい。

もし、0.25%の利上げを継続しながら金融破綻の連鎖にも注意を払うという「折衷案」を採用した場合、両方とも目的を達することができず、金融破綻の発生とインフレ高進が同時進行するという最悪の展開もあり得る。

<日本経済、外需経由で下押し圧力>

いずれにしても米経済の「ノーランディング」は望むべくもなく、同国の景気は後退色を強める可能性が高まると予想する。筆者は3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決める可能性が高いと考えているが、金融システム不安を抱える中で銀行の貸し出し態度は厳しさを増し、そのルートからの引き締め効果も加わって、米経済は相対的に利上げに弱い分野から「不況色」を強めるとみている。

その結果、対米輸出比率が一定程度ある中国や欧州、そして日本の経済に減速感が加わる展開となるだろう。日本の輸出企業にとっては、米国と中国という2大輸出先がともに調整色を強める展開に直面する可能性がある。

<植田日銀、政策修正先送りも>

この波紋が、日本の金融政策の先行きに与える影響は決して小さくないと指摘したい。黒田東彦日銀総裁が10日の会見で強調したように、日銀は2%の物価目標を安定的に達成できる状況になっていないとの立場を維持している。

そこに外需がマイナスになるような展開が到来すれば、現行の超緩和策を修正する理由は存在しないとの結論が容易に導き出される。

実際、13日の円債市場では、10年最長期国債利回りが前営業日比0.075%低下して0.315%まで下がり、上限引き上げの圧力は大幅に低下している。市場関係者の一部には、4月ないし6月に上限引き上げがあるとの見方が浮上していたが、日銀には時間的な余裕が生じた格好だ。

また、実体経済に下押し圧力が生じかねないのであれば、マイナス金利解除の時期もかなり先送りされる可能性がある。総じてみると、日銀の政策修正を先送りさせる要因が急浮上してきたと言えるのではないか。

一方で、5月の主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)後に衆院解散・総選挙のタイミングを探っているとみられる岸田文雄首相にとっては、やっかいな世界経済の情勢になってきた。景気後退の前兆が見えれば、補正予算の検討などを打ち出すこともありそうだ。

こうした展開が現実のものとなれば、この10年間に繰り返されてきた財政拡張・金融緩和維持という路線が、今回も踏襲されることになる。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。このドキュメントの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。

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法務省:法務大臣閣議後記者会見の概要 - 法務省

令和5年3月10日(金)

 今朝の閣議におきまして、法務省案件はありませんでした。

日ASEAN特別法務大臣会合・G7司法大臣会合に関する質疑について

【記者】
 先日の法務委員会の所信の中で、日ASEAN特別法務大臣会合とG7司法大臣会合の同時開催について言及がありました。大臣は、これまでも「双方の懸け橋の役割を」との御発言をされてきていらっしゃいますが、具体的取組について、現在の検討状況についてお尋ねします。

【大臣】
 ロシアによるウクライナ侵略に終わりが見えません。国際社会が力による一方的現状変更の試みに直面し続けている中で、「司法外交」を推進し、平和で安全な国際社会の基盤となる「法の支配」等の普遍的価値を国際社会に浸透させる必要性・重要性はますます高まってきていると認識しています。
 そこで、法務省では、日ASEAN特別法務大臣会合とG7司法大臣会合を同時に開催し、普遍的価値の維持・促進をより広く世界に発信する「司法外交」を推進していくということにしているわけです。そして、御質問のあった、我が国がASEANとG7の懸け橋としての役割を果たすという点につきましては、まず同時に開催するということ、我が国でやるということでありますが、アジア唯一のG7メンバーという我が国ならではの取組として、双方の大臣等が一堂に会する法務・司法分野における史上初のセッションを開催するということです。もしそこで温度差があるということであれば、それを埋めることができるという会議になろうかと思っています。
 このセッションでは、「インド太平洋における法の支配推進に向けたG7とASEANの法務・司法分野での連携」というテーマの下でG7とASEANの法務大臣等が対話を行い、「法の支配」等の普遍的価値の共有を確認することで、お互いに信頼関係を構築する機会としたいと考えています。
 この会合を成功させることで、我が国がASEANとG7の懸け橋として普遍的価値の維持・促進にリーダーシップを発揮し、「司法外交」を戦略的に推進していくということです。

再審請求事件に関する質疑について

【記者】
 袴田事件に関連してお聞きします。(本月)13日に東京高裁が再審の判断を出すかどうかが注目されております。衣類の血液の変色が今回争点となるということですけれども、これまで全面的にその証拠を開示すべきではないかとか、そして、また、検事総長等々に対しては、特別抗告しないよう、弁護団や支援団体の方々が再三にわたって要求をされております。大臣として、この事件、どういうふうに受け止められて、向き合っていくつもりかお答えください。

【大臣】
 まず、お尋ねは現在係属中の、しかも個別の再審請求事案に関わる事柄ですので、法務大臣の私がコメントをすることは、やはり差し控えるべきであろうと思っています。
 制度の御質問も含まれていたのではないかと思いますけれども、一般論として申し上げれば、再審請求事件の審理は通常の公判手続とは異なっておりまして、当事者主義に基づく証拠調べの手続が行われるものではなくて、裁判所がその必要に応じて職権により事実の取調べをするということですので、通常の公判手続における証拠開示のルールは適用されないので、個々の事件において適宜・適切に判断すべきものかなというふうに考えています。

【記者】
 先ほどのお答えですと、証拠はその時々に応じてということで、全面開示ということは現状考えていないのかなということが伺われるんですけれども、御存じのように、袴田事件では様々なアリバイに関する調書が出なかったり、変更されたり、それから当初パジャマ着だと言っていた話が、1年後、味噌樽から見つかった5点の衣類だ等々。色々なものがその後に調書として開示されたりということで、これが弁護団を含めて問題視していた一点だと思います。そういった部分を含めて、やはりもうこういう状況に、特に最高裁まで争われるようなものに関しては、全面開示ということを前提に、弁護団も検察側も向き合うべきじゃないかという声が出ていますが、これについては、現状まだそれに向き合うつもりはないという理解でよろしいでしょうか。

【大臣】
 まず、袴田さん事件に限って言えば、先ほど申し上げたように、私の立場で、証拠をこうするべきだとか、味噌樽が、ということを発言するのは、控えるべきだろうと思っております。
 制度に関して、再審請求審において証拠開示制度を設けるということにつきましては、かつて法制審議会の部会においても議論がなされております。その際には、再審請求審における証拠開示について一般的なルールを設けること自体が困難である、それから、再審請求審は通常審と手続構造が違うので、通常審の証拠開示制度を転用することは整合しないといった問題点が部会で指摘されたところであって、これを踏まえると、慎重に検討する必要があるのだろうというふうに考えています。

入管法改正法案に関する質疑について

【記者】
 入管法改正案について伺います。前回閣議決定されてから、日弁連などが反対声明を出しています。例えば、司法審査の導入とか、収容期間に上限設定を設けるといった声に対して、大臣はどういうふうにお考えでしょうか。

【大臣】
 これから国会で審議が行われていくわけでありますので、そういう点も含めて、国会の中できちんとした議論を展開していくということに尽きるのではないかと思っています。日弁連さん以外にも色々な御意見を頂いております。

【記者】
 つい先日も、大学生らが国会・官邸前で、改正法案提出を見送るようにとのデモをされておりました。BOND(バンド)の学生さんたちとも、大臣、お会いするか検討するということでしたが、結果どうなったかということと、そういった学生さんたちの声に対する受け止めというのをお聞かせください。

【大臣】
 まず、学生さんたちに限らず、様々な方から貴重な御意見を頂いているのは事実です。この法案は、前も御説明しましたけれども、そういった前の法案以降の経緯を踏まえて、修正すべきものは修正するということで、閣議決定に至ったものであります。様々な御意見を踏まえた上で出されているものであり、これから国会で真剣な議論が始まると思いますので、そこで我々の考えを丁寧に説明をして、議論を深めていくということに尽きるのではないかなと考えています。

【記者】
 入管法の改正ですけれども、上限規制のこととか、色々様々弁護団等から指摘されている、修正されていないところがあるんですけれども、確認したいのが、今回もし送還忌避罪を適用した場合に対象となる方が、令和3年度で3,224人という法務省側の説明を受けました。ただし、このうち約300人の方々がお子さんということです。法務省、大臣としては、これら3,224人、こどもさんを含めて、全ての対象となる方の送還忌避をできるだけ速やかに進めたいということなのか、どれだけの目標値を設定しているのかということをお答えいただけますか。

【大臣】
 目標という点は、一つ一つの判断の積み重ねになろうかと思いますので、私のほうから申し上げることはできませんが、この法案の趣旨は前々から申し上げておりますように、送還忌避・長期収容問題、これはもうとにかく早く解決しなければならないということ、それと同時に、今おっしゃったような、人道上の危機に直面して、真に庇護する方々を確実に保護する制度という整備の中で、そういった問題の解決に資するということになっているのではないかと考えておりますので、国会で丁寧な議論をしていきたいと思います。

(以上)

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Sunday, March 12, 2023

紙の端ギリギリを狙えるホチキス形状! テープのり「ノリノスポット」が ... - GetNavi web

「修正テープ」と「テープのり」、形状や機構、使用感は近いものがあるが、もちろん用途は「修正する」と「紙を貼る」でまったく異なる。さらに両者の大きな違いとして、もうひとつ挙げたいのが「紙のどこに使うか」という問題だ。

修正作業は紙の上で文字が書かれている部分が使用箇所。これはだいたい紙の端よりも内側のはず。対してテープのりはというと、これは接着強度から考えると、できるだけ紙の端ギリギリに使いたいのである。

となると、端ギリギリなど気にしなくていい修正テープと形状や使用感が近いのって、どこかおかしい気がしないか。テープのり、根本的な部分で間違ってるのでは?

紙の端を攻めるための、挟んでスタンプ式テープのり!

ここで問題にしたいのは、従来のテープのりが「紙の端を攻める」ための形状をしていない、ということだ。じゃあ「紙の端に使うことの多い、貼る用の道具」って、他に何があるだろう? と考えて、まず浮かんだのがホチキスである。ホチキスは、紙を上下から挟みこむことで、端ギリギリを狙いやすくしている。これはわりと正しい形状ではないだろうか。

プラス
ノリノスポット
380円(税別)

↑テープは詰め替え式(税別270円)

……なんてことを開発者が考えたのかは分からないが、プラスの「ノリノスポット」は、まさにホチキスめいたフォルムで、紙の端を挟みこんで使うテープのりだ。本体下端に紙を挿し込むためのスリットが空いており、使うときはここに紙の端を入れて、ホチキス留めするのと同じように本体上部をグッと押し込む。

↑のり付けするときは、スリットの奥まで紙を入れて……
↑ホチキス留めの感覚で本体をグッと押す

すると、内部のヘッドが紙に接触すると同時にテープをガチャッと送り出して、作業完了。紙を抜くと、端にテープ幅8.4mm×6mmという四角形の「のり」が塗られているのが見えるだろう。「ノリノスポット」は、ハンコを捺すようにスポットのり付けを行う、いわゆるスタンプ式テープのりと呼ばれるタイプの製品なのだ。

↑紙の端ギリギリのところに四角くのりがスタンプされる

ガッチガチの接着強度が欲しいなら、のり面積の大きさが重要。つまり、従来のテープのりに多い、ヘッドローラーを転がした分だけ帯状にのり付けできるタイプが必要だ。しかし、ひとまずノートにプリント貼っておくか程度の話なら、スポットのり付けでも問題なし。だいたい紙のカド2~4点にのりをスタンプすれば、それで充分だろう。

↑プリント類などを貼るなら、カドを4箇所をのり付けすれば充分

なにより本当に紙の端ギリッギリの位置にのり付けできているので、のりの付いてない部分から力が加わって剥がれる、ということが起きにくい。スタンプ式の不安要素である接着強度をカバーする意味でも、この端ギリギリ性能は重要な要素なのである。

↑任意の場所にのり付けしたい場合は、ベースを開いてダイレクトにヘッドを押せばOK

とはいえ、端っこじゃない位置にのり付けしたいことだって、無くはないかも。そういう場合は、本体下のベースをガバッと180度開く。するとヘッド周りが露出するので、そこをのり付けしたい位置に合わせて置いてスタンプする。これなら紙の端に限らず、どこでもスポットのり付けができるという仕組みだ。

ホチキス形状ならではのメリット

実はホチキス形状のテープのりには、偉大な先輩がいる。コクヨの「ドットライナーホールド」は、封筒のタブを挟んで引き抜くことでタブの端ギリギリに帯状のり付けができる、封かん作業特化のテープのりだ。これは非常に優秀な製品で、発売からもう15年経つが、筆者も未だに封かん作業にこれ以外は使わない。なんなら詰め替え用テープだって箱買いしているほどのヘビーユーザーである。

↑ホチキス型テープのりの傑作、コクヨ「ドットライナーホールド」は、封かん作業に欠かせない

ただ、ちょっと残念なことに、構造的に短い距離ののり付けが苦手。例えばレシートのような幅の短い紙にスムーズにのり付けするのが、意外とやりづらいのだ。なので、そこを「ノリノスポット」でやっちゃう、というのが快適な役割分担となりそうだ。

↑机に置かずにのり付けできるので、貼り付けがサクサクと効率的に行える

また、ホチキス形状ならではの大きなメリットとして、紙を机に置くことなくのり付けできる、というのがある。机が散らかっていて、のり付けするスペースがない! というのは、ありえること。そういうときにいちいち片付けるのは面倒なので、中空でサッとのり付けできるのはなかなか便利なのだ。

↑ペンケースに入れて持ち運ぶなら、本体カバーを前にスライドさせて、ベースに当たるまで押し込む
↑カバーを元の位置まで後退させれば、ロックがかかった携帯モードに

毎年度末には、確定申告に向けてレシート・領収書をノートに貼り付けて整理する人も増えるはず。そういうとき、ホッチキス感覚でサクサクとのり付けできるテープのりがあれば、作業効率は確実に上がるだろう。快適のり付けツールとして、ぜひ試してみてほしい。

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上方修正“先回り”、23年3月期【業績上振れ】候補〔第3弾〕 <成長 ... - 株探ニュース

片倉コープ <日足> 「株探」多機能チャートより
 本特集では、「上方修正“先回り”、23年3月期【業績上振れ】候補」の〔第1弾〕(3月2日配信)、〔第2弾〕(3月5日配信)に続くシリーズ第3弾として、時価総額350億円未満の3月期決算企業を対象に、足もとの業績が好調で経常利益の通期計画に対する進捗率が高く、上方修正する可能性が高いとみられる銘柄を探った。

 下表では、第1弾を配信した2日時点の時価総額が200億円以上350億円未満の銘柄(銀行を除く)を対象に、4-12月期の経常利益が前年同期比で増益または黒字転換して着地した銘柄をピックアップ。さらに、通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」が80%以上、かつ同進捗率が過去5年の平均を10ポイント超上回る、といった条件を満たした31社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は前期の本決算発表前に上方修正した銘柄。

 なかでも、前期の本決算発表前に上方修正した、井村屋グループ <2209> [東証P]、瀧上工業 <5918> [東証S]、イチネンホールディングス <9619> [東証P]、Fast Fitness Japan <7092> [東証P]、山田コンサルティンググループ <4792> [東証P]、バルテス <4442> [東証G]は今年も有望だ。

 また、4-12月期経常利益がすでに通期計画を超過している、北野建設 <1866> [東証S]、片倉コープアグリ <4031> [東証S]、元気寿司 <9828> [東証S]、養命酒製造 <2540> [東証P]、新コスモス電機 <6824> [東証S]、ブルドックソース <2804> [東証P]、クロスキャット <2307> [東証P]、九州リースサービス <8596> [東証S]、明和産業 <8103> [東証P]、ハリマ化成グループ <4410> [東証P]も業績上振れが期待される。

 このほか、配当利回りが3.5%を上回っている、モリ工業 <5464> [東証S]、MS-Japan <6539> [東証P]、サンワテクノス <8137> [東証P]は今月29日に控えた期末配当の権利付き最終日に向けて注目度が高まりそうだ。

          ┌ 対通期進捗率 ┐┌─ 経常利益 ─┐ 増益率 予想
コード 銘柄名    4-12月  5年平均 通期計画 4-12月 4-12月  PER
<1866> 北野建      140   69.8   2500  3490   174 11.8
<4031> 片倉コープ    123   55.6   2600  3202   286 11.3
<9828> 元気寿司     122   94.8   1070  1307   302 46.5
<2209> 井村屋G     120    102   1750  2100  19.7 25.7 ★
<2540> 養命酒      112   81.1   1370  1531  22.0 26.3
<6824> 新コスモス    112   65.4   4499  5029  27.0 10.5
<5918> 滝上工      110   79.3    650   717  54.5 20.6 ★
<2804> ブルドック    107   83.5    980  1052  23.9 48.0
<2307> クロスキャト   106   60.4   1190  1257  50.7 25.8
<8596> 九州リース    105   76.4   5000  5231  98.2  4.1

<8103> 明和産      103   77.6   3000  3077  18.5 14.3
<4410> ハリマ化成G   100   82.0   3400  3413   6.5  9.1
<9619> イチネンHD  96.9   76.1   7700  7463   3.2  6.6 ★
<3793> ドリコム    96.4   84.1   2100  2025  46.7 19.4
<4027> テイカ     93.4   76.6   4200  3923  21.3  9.7
<5464> モリ工業    92.7   73.9   6000  5560  18.8  6.2
<5821> 平河ヒューテ  91.2   79.0   2900  2645  54.4  9.4
<3798> ULSグルプ  90.9   77.5   1750  1590  12.8 15.6
<7092> FFJ     90.7   72.4   2950  2677  15.3 19.2 ★
<4792> 山田コンサル  88.9   45.3   2660  2366  77.1 16.9 ★

<7438> コンドー    88.0   76.6   3970  3495  24.2 11.3
<6539> MSジャパン  87.9   71.3   1764  1550  26.5 22.9
<8291> 日産東HD   87.7   48.4   5200  4558  85.4  8.9
<9628> 燦HD     86.6   73.1   3390  2936  14.1 10.9
<6125> 岡本工     86.3   54.0   4700  4055  55.6  8.2
<4442> バルテス    85.5   57.9    972   831   212 36.8 ★
<8877> エスリード   83.8   50.8   9000  7544   142  6.3
<2359> コア      83.1   63.8   2500  2078  12.6 13.5
<9658> ビジ太田昭   82.5   71.3   3000  2475  29.9 13.8
<8137> サンワテク   82.2   64.8   6650  5468  56.1  6.9

<7715> 長野計器    81.0   67.9   4280  3467  12.7  8.5

※4-12月期決算発表以降に上方修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。

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Saturday, March 11, 2023

アグレッシブなサンゴリアスにワイルドナイツが「対応」。昨季決勝と同カードの裏側は。 - RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック)


 稲垣啓太が証言する。

「アタックの形が変わっていることには、気づいていました」

 3月11日、東京・秩父宮ラグビー場。埼玉パナソニックワイルドナイツの一員として、国内リーグワン1部の第11節に先発していた。昨季のプレーオフ決勝で下した東京サントリーサンゴリアスに、戦前の想定にはない手法で攻められたという。

 サンゴリアスは適宜、接点の周りに立つFWの人数を通常の3名から4名に増やしていた。相手の防御を中央に引き寄せることで、後方のラインで数的優位を作るのが狙いか。

「いや、あまり(前回までと)変わらないですよ」とは中村亮土。サンゴリアスのインサイドCTBとしてFWの後ろを衛星のように動き、空洞へキック、パスを配したうえで述べた。

 サンゴリアス側の話を総合すると、この日は決して新しい戦術を披露したわけではないという。もっとも、今度の仕様がワイルドナイツに珍しく映ったのも事実だ。

 稲垣は「サンゴリアスさんの詳細を言うわけにはいかないですが」と気遣いつつ、こう分析する。

「狙いとしては、(4名のFWが複数のタックラーを引き付けることで)セカンドフェイズ(次の展開で)のディフェンスの枚数を減らすこと。そうされるとこちらの順目(攻撃方向)にフォールドする(移動して守る)人数も減り、かつ、(反応が)遅れる。そして外にスペースが作られる」

 前半のサンゴリアスはこの枠組みをどのエリアからも用い、機能させた。開始18分で14点リードを奪った。自陣ゴール前での防御も光り、先行したままハーフタイムを迎えた。

 潮目が変わったのは、ワイルドナイツが17-24と7点差を追っていた後半15分のことだ。

 ここでもサンゴリアスは、例の4名の陣形を介して展開した。敵陣10メートル線付近左中間の接点から、右方向へパスをつなぐ。

 この攻撃にワイルドナイツは、それまでとは異なる手法で圧をかけたか。

 特定のスペースを特定の選手が遮断しにかかるのではなく、列をなしてわずかずつ間合いを詰め、徐々にパスコースを限定したような。

 果たしてアウトサイドCTBのディラン・ライリーが、インターセプトを決めた。スタンドに集まった1万9079名の歓声、ため息を背に、約60メートルを駆け抜けた。フィニッシュした。

 サンゴリアスの攻め方を把握し、適切に対処したのだ。直後のコンバージョンをSOの松田力也が決め、24-24と同点に追いついた。

 中村亮土は悔やむ。

「前半と後半で、(ワイルドナイツが)ディフェンスの仕方を変えていたんです。僕らが前半と同じイメージでアタックしていたところを狙われた感じ。ああいうディフェンスをしてくるとわかっていたら、もっと違うオプションがありました。ワイルドナイツの修正する力を感じました」

 ワイルドナイツは失点のかさんだ前半を受け、自軍の守りの基本項目を見つめ直していた。

 接点に少人数で圧力をかけること、素早い位置取りで防御ラインを整えることを改めて意識した。

 ライリーがインターセプトを決めたのは、その原点回帰がなされたからだとも言える。

 事実、この場面では、起点となる肉弾戦でインサイドCTBのダミアン・デアレンデ、FLのベン・ガンターがファイト。サンゴリアスの走者を羽交い絞めにして、球出しを遅らせていた。

 その間、次の局面で守る人数を確保できた。おかげでライリーは、思い切って相手のパスコースに入れたのだ。

 稲垣はこうだ。

「各チームがいろんなことをしてくる。そこで一番、大事なのは、横(の選手)と連携が取れているかだけ。それができれば相手が何をしてきても、誰がどう入れ替わっても問題ないです」

 ちなみにデアレンデは、後半開始早々にも相手ランナーをつかみ上げ、攻めを鈍らせている。持ち前のパワーで組織を支える。

「コリ コーチ(防御を教えるホラニ龍コリニアシ)には、目の前の状況に応じてプレーすべきと指導されています。きょうは後半になるにつれタックルがよくなり、ディフェンスから相手にプレッシャーをかけられました」

 挑戦者が手を替え品を替え揺さぶりにかかるなか、王者は自前の型を貫き白星を積んできた。それはこの日も然りだった。

 タイスコアにしてからは、自慢の守りをさらに固めた。

 ハーフ線付近で堅陣を敷いたのは、31-24として迎えた後半22分頃だ。ミスを誘って攻撃権を得ると、左から右、右から左、さらに左から右へとその都度、角度を変えながらパスをつなぐ。サンゴリアスの防御網の隙間を広げ、こじ開ける。

 27分、38-24。司令塔の松田は落ち着いていた。

「勢いがあればアタックをする。外にスペースがあると(味方の)コールが来ていた。状況を見ながら判断していました」

 折しもサンゴリアスは、スタミナが目減りしていた。序盤から攻めまくった反動か。

 ワイルドナイツはサンゴリアスの動きに首尾よく対応し、かつ消耗戦でも上回った。

 41-29で開幕11連勝を果たし、ロビー・ディーンズ監督は部下の献身を喜んだ。

「サンゴリアスは私たちにストレスを与えるアタックをしてきました。ハーフタイムには、選手に『そのなかでも自分たちのシステムを信じ切り、ストレスを排除しよう』と伝えました。すると防御は改善された。戦術的にも、精神的にも、です。お互いがお互いにストレスをかけあうなか、今回に限ってはワイルドナイツの方がうまく対応できたと言えます」
 
 かたやこれにて2連敗し、シーズン3敗目を喫したサンゴリアスだが、田中澄憲監督いわく「先週の負けとは全然、違う内容。選手は勇敢に戦ってくれました」。前節のトヨタヴェルブリッツ戦であまりスペースを突けなかったのに対し、この午後はモットーの「アグレッシブ・アタッキングラグビー」を体現できた。

 FBの松島幸太朗は、好ランを重ねたうえで述べる。

「そんなにネガティブではないですね。最初から自分たちでアグレッシブにアタックすると決めてやって、50~60分弱まではよかった。その後、ちょっと、ガス欠になった。きょうの試合を経て、(終盤まで体力を保つべく)キックとアタックとのバランスを組み込んでいければ大丈夫です」

 上位4強によるプレーオフでワイルドナイツと再戦し、凱歌を奏でるべく、レギュラーシーズンの残る5試合をどう戦うか。松島は続ける。

「きょうみたいなラグビーを、毎試合、やる。そのなかでスペースにキックするとか、FWを前に出すとか、考える(微修正する)」

 今季就任の田中監督は、ライリーのインターセプトを思い返すように話す。

「やってみて、通用する部分はたくさんありました。(今後は)相手の対応力にも負けないというか、対応されても自分たちにプレッシャーをかけずに落ち着いてプレーすること(を目指す)。ここは、きょうの試合に出たメンバーは皆、感じていると思います。トレーニングから、自分たちでコミュニケーションを取ってやっていく」

 最近のワイルドナイツがそうであるように、最後の最後まで自分たちの土俵で戦えるようになりたい。

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Friday, March 10, 2023

上方修正“先回り”、23年3月期【業績上振れ】候補〔第3弾〕 <成長 ... - 株探ニュース

片倉コープ <日足> 「株探」多機能チャートより
 本特集では、「上方修正“先回り”、23年3月期【業績上振れ】候補」の〔第1弾〕(3月2日配信)、〔第2弾〕(3月5日配信)に続くシリーズ第3弾として、時価総額350億円未満の3月期決算企業を対象に、足もとの業績が好調で経常利益の通期計画に対する進捗率が高く、上方修正する可能性が高いとみられる銘柄を探った。

 下表では、第1弾を配信した2日時点の時価総額が200億円以上350億円未満の銘柄(銀行を除く)を対象に、4-12月期の経常利益が前年同期比で増益または黒字転換して着地した銘柄をピックアップ。さらに、通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」が80%以上、かつ同進捗率が過去5年の平均を10ポイント超上回る、といった条件を満たした31社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は前期の本決算発表前に上方修正した銘柄。

 なかでも、前期の本決算発表前に上方修正した、井村屋グループ <2209> [東証P]、瀧上工業 <5918> [東証S]、イチネンホールディングス <9619> [東証P]、Fast Fitness Japan <7092> [東証P]、山田コンサルティンググループ <4792> [東証P]、バルテス <4442> [東証G]は今年も有望だ。

 また、4-12月期経常利益がすでに通期計画を超過している、北野建設 <1866> [東証S]、片倉コープアグリ <4031> [東証S]、元気寿司 <9828> [東証S]、養命酒製造 <2540> [東証P]、新コスモス電機 <6824> [東証S]、ブルドックソース <2804> [東証P]、クロスキャット <2307> [東証P]、九州リースサービス <8596> [東証S]、明和産業 <8103> [東証P]、ハリマ化成グループ <4410> [東証P]も業績上振れが期待される。

 このほか、配当利回りが3.5%を上回っている、モリ工業 <5464> [東証S]、MS-Japan <6539> [東証P]、サンワテクノス <8137> [東証P]は今月29日に控えた期末配当の権利付き最終日に向けて注目度が高まりそうだ。

          ┌ 対通期進捗率 ┐┌─ 経常利益 ─┐ 増益率 予想
コード 銘柄名    4-12月  5年平均 通期計画 4-12月 4-12月  PER
<1866> 北野建      140   69.8   2500  3490   174 11.8
<4031> 片倉コープ    123   55.6   2600  3202   286 11.3
<9828> 元気寿司     122   94.8   1070  1307   302 46.5
<2209> 井村屋G     120    102   1750  2100  19.7 25.7 ★
<2540> 養命酒      112   81.1   1370  1531  22.0 26.3
<6824> 新コスモス    112   65.4   4499  5029  27.0 10.5
<5918> 滝上工      110   79.3    650   717  54.5 20.6 ★
<2804> ブルドック    107   83.5    980  1052  23.9 48.0
<2307> クロスキャト   106   60.4   1190  1257  50.7 25.8
<8596> 九州リース    105   76.4   5000  5231  98.2  4.1

<8103> 明和産      103   77.6   3000  3077  18.5 14.3
<4410> ハリマ化成G   100   82.0   3400  3413   6.5  9.1
<9619> イチネンHD  96.9   76.1   7700  7463   3.2  6.6 ★
<3793> ドリコム    96.4   84.1   2100  2025  46.7 19.4
<4027> テイカ     93.4   76.6   4200  3923  21.3  9.7
<5464> モリ工業    92.7   73.9   6000  5560  18.8  6.2
<5821> 平河ヒューテ  91.2   79.0   2900  2645  54.4  9.4
<3798> ULSグルプ  90.9   77.5   1750  1590  12.8 15.6
<7092> FFJ     90.7   72.4   2950  2677  15.3 19.2 ★
<4792> 山田コンサル  88.9   45.3   2660  2366  77.1 16.9 ★

<7438> コンドー    88.0   76.6   3970  3495  24.2 11.3
<6539> MSジャパン  87.9   71.3   1764  1550  26.5 22.9
<8291> 日産東HD   87.7   48.4   5200  4558  85.4  8.9
<9628> 燦HD     86.6   73.1   3390  2936  14.1 10.9
<6125> 岡本工     86.3   54.0   4700  4055  55.6  8.2
<4442> バルテス    85.5   57.9    972   831   212 36.8 ★
<8877> エスリード   83.8   50.8   9000  7544   142  6.3
<2359> コア      83.1   63.8   2500  2078  12.6 13.5
<9658> ビジ太田昭   82.5   71.3   3000  2475  29.9 13.8
<8137> サンワテク   82.2   64.8   6650  5468  56.1  6.9

<7715> 長野計器    81.0   67.9   4280  3467  12.7  8.5

※4-12月期決算発表以降に上方修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。

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