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Thursday, January 5, 2023

異次元の10年:日銀サプライズ修正(その2止) 日銀、政府・世論とズレ ... - 毎日新聞

金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区の同本店で2022年12月20日(代表撮影)
金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区の同本店で2022年12月20日(代表撮影)

 官邸幹部が大きなターニングポイントになったと指摘するのが2022年11月10日、首相官邸で行われた岸田文雄首相と黒田東彦・日銀総裁の会談だ。黒田氏は会談終了後、記者団に「政府と密接に連携しながら、機動的に政策運営を行っていくことで意見が一致した」と語った。

 「機動的な政策運営」の意味はその1カ月後、政策修正という形で明らかになる。日銀は12月の会合終了後、官邸に修正内容を直接、伝えている。「黒田さんは機動的な対応をとると言ったでしょ?」。ある官邸幹部はこうささやいた。

 政府と日銀は13年1月、首相に返り咲いたばかりの安倍晋三氏のもとで、2%の物価安定目標などを明記した「共同声明」を発表した。以来、二人三脚で経済・金融政策運営を進めてきたが、22年に入って両者の関係には隙間(すきま)風が目立ち始めた。

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