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Tuesday, January 3, 2023

7か月ぶり円高水準、一時1ドル=129円台半ば…「日銀が今後 ... - 読売新聞オンライン

 3日の外国為替市場で円相場は上昇し、一時1ドル=129円台半ばと昨年6月以来、約7か月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。日本銀行が金融緩和策の縮小を続けるとの観測から、円が買われた。

 日銀は昨年12月、長期金利の変動幅の上限を0・25%から0・5%に拡大した。黒田 東彦はるひこ 総裁は「利上げではない」と強調したが、市場では日銀が今後も金融緩和策を修正するとの見方が出ている。日米の金利差縮小が意識され、円を買ってドルを売る動きが優勢となった。

 昨年12月30日(午後5時)の円相場は1ドル=132円台前半だった。正月休みで取引に参加する投資家が少なく、相場が大きく変動しやすかった影響もある。

 円相場は昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げを受けて円安・ドル高が進んだ。10月21日には1ドル=151円台後半まで下落したが、2か月余りで22円程度、円高方向に戻した形だ。

 ニッセイ基礎研究所の上野剛志・上席エコノミストは「昨年12月の突然の政策修正で、日銀と市場との対話が損なわれた。日銀が否定しても、さらなる政策修正の観測は根強い」と指摘している。為替市場は日銀が今月17、18日に開く金融政策決定会合をにらんだ展開となりそうだ。

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