東芝は1日、綱川智社長(66)が退任し、新社長に島田太郎執行役上席常務(55)が昇格する人事を発表した。経営の混乱などを受けた事実上の引責辞任とみられる。
会社を2分割する計画は維持し、今月24日の臨時株主総会で賛成を求める。経営体制を刷新し、株主の理解を得る狙いもある。
畠沢守副社長(62)と福山寛執行役上席常務(59)も退任し、副社長には東芝エレベータの柳瀬悟郎社長(56)が就く。綱川氏が兼務してきた取締役会議長は続けるという。
この日の会見で綱川氏は引責辞任ではないと主張した。ただ、昨年11月に3分割計画を発表したのに3カ月足らずで2分割に修正するなど、再建方針は迷走していた。
再建に向けては株主の理解を得ることが必要だ。新社長の島田氏は「早くステークホルダー(利害関係者)との信頼関係をつくる」と述べた。
東芝は昨年11月、原発などのインフラ事業と記憶装置などのデバイス事業を分離し、それぞれ上場させる3分割計画を発表した。「物言う株主」として知られる投資ファンドなどが反発し、2月にはインフラ事業は本体に残す2分割への修正に追い込まれていた。
「デジタルが分かる初めての社長」と自信
東芝の綱川智社長(66)が…
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