クラスメソッドとラックは2022年2月16日、脆弱性管理ツール「Snyk(スニーク)」の取り扱いを開始すると発表した。ラックは同日提供を開始した。クラスメソッドは同年3月17日から提供する。開発会社は米Snyk(日本法人はSnyk)。開発者向けにSaaS型で提供する脆弱性対策サービスであり、開発ツールに組み込んで利用可能である。これにより、ソフトウェア開発時に脆弱性を検出して修正できるようになる。導入する規模に応じて4つのプランを用意している。個人向けには無償版も用意している。
Snykは、ソフトウェアの開発環境に組み込んで使える、開発者向けのクラウド型の脆弱性管理サービスである(図1)。バージョン管理ツールのGitや統合開発環境(IDE)、各種CI/CDツールなどに直接組み込んで利用できる。開発中のソースコードや、利用しているオープンソースライブラリ、コンテナイメージ、IaC(Infrastructure as Code)の設定などに含まれる脆弱性を発見し、優先順位をつけて自動的に修正する。
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大きく4つの機能(ツール)で構成する。
(1)Snyk Opensourceは、利用しているオープンソースライブラリの脆弱性を発見し、優先順位を付けて自動的に修正する。対象となる言語環境は、.NET環境、C/C++、Elixir、Go、Java、JavaScript、Swift/Objective-C、PHP、Python、Ruby、Scala。
(2)Snyk Codeは、ソースコードを開発している最中に、リアルタイムにコードの脆弱性を検出して修正する。AIを使うことで、問題のないコードを脆弱であると指摘してしまう偽陽性の症状を減らす。対象となる言語は、Java、JavaScript、TypeScript、Python、PHP、C#、Go。
(3)Snyk Containerは、コンテナイメージの脆弱性を発見して修正する。
(4)Snyk IaCは、サーバーなどの構成管理をコード化/自動化するTerraformの設定ファイルと、コンテナ運用基盤であるKubernetesの設定ファイルを検査し、安全でない設定を発見して修正する。
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