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Friday, June 17, 2022

〔マーケットアイ〕外為:ドル134.64円まで急伸、日銀は現行政策を維持 - ロイター (Reuters Japan)

[東京 17日 ロイター] -

<11:48> ドル134.64円まで急伸、日銀は現行政策を維持

日銀は現行の金融政策を維持すると発表した。発表直後にドルは134.64円まで急上昇した。

<11:05> 英ポンド164円前半、市場予想タカ派寄りに修正相次ぐ

英ポンドは164円前半。前日海外でつけた安値159円後半から大きく上昇した後も値を保っている。

イングランド銀行(英中央銀行)が前日に実施した0.25%の利上げは事前予想通りだったが、ポンドは159円後半から164円前半へ大きく上昇した。ひとつは米金利の急低下でドルが全面的に売られたことが要因だが、英景気の減速懸念が高まる中でも、中銀がタカ派姿勢を崩さなかったことを背景として指摘する声も複数出ている。

利上げは5月会合に続き6対3で決定。4月国内総生産(GDP)が前月比0.3%減と予想外の減少に転じたものの、3人が引き続き0.5%の利上げを主張したことはサプライズで「次回会合で0.5%の利上げが行われるハードルは高くない」(外銀)との見方が広がったという。

市場では、12月にかけて利上げが続くと予想を修正する動きが相次いでいる。ゴールドマンサックスは8月と9月に0.5%、11月と12月に0.25%の利上げを行い、政策金利を2.75%まで引き上げると予想している。

ドルは133円前半で上昇が一服となった。一時700円超の下げとなった日経平均はその後下げ渋り。

<09:38> スイス中銀総裁が逆介入に言及、「新レジーム」到来か

スイスフランは136円後半で底堅い動き。予想外の利上げを受けた前日は134円半ばから137円前半へ急上昇した後、いったん調整したがすぐに切り返し、今月8日につけた15年1月以来7年5カ月ぶり高値の137円後半へ再び迫ってきた。

市場参加者を驚かせたのは、予想外の利上げだけではなかった。会見したジョルダン総裁が、中銀は過度のフラン高・フラン安を抑制するため、介入する用意があると述べた点だ。

ユーロ圏、特にドイツへの輸出が多いスイスにとって、対ユーロでの通貨高は長年の課題。これまで無制限介入などを通じてフラン高抑制策を講じてきたが、今回は欧州中央銀行(ECB)の利上げをにらみ、一転フラン安抑制のためのフラン買い介入、いわゆる逆介入の可能性に言及した。

前日のスイスフランは対ユーロで急騰。1.03フラン後半から1.01フラン前半へ買われ、2カ月ぶりフラン高の水準をつけた。「中銀のスタンスの変更は1ユーロ=1フラン割れを容認する新レジームになるのでは」(外銀)との声が出ている。

ドルは132円後半へじり高。前日の急落を経て押し目買いの動きが出ているという。

<07:58> ドル131.50─133.00円の見通し、スイス利上げに日銀追随の思惑

きょうの予想レンジはドル/円が131.50―133.00円、ユーロ/ドルが1.0470─1.0620ドル、ユーロ/円が138.80―140.30円付近。

前日海外市場ではスイスフランが急騰。据え置き予想が大勢だったスイス国立銀行(中央銀行)が0.5%の利上げに踏み切ったことで、世界的な金融引き締め観測が一段と広がり、欧米株価が軒並み下落する中、円が幅広く買われた。

米金利も急速に低下したためドルも売られ、ドル/円は一時131.49円と今月6日以来2週間ぶり安値を更新。日中高値からの下げ幅が3円超に達する大きな値動きとなった。現在は132円半ばまで値を戻している。

マイナス金利を採用するスイスが予想外の利上げを実施したことで、市場では「海外勢を中心に出回っていた日銀の政策変更予想がさらに広がり、円を買い戻す動きが出ていた」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)という。きょうの日銀会合に大きな注目が寄せられている。

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