鶴岡市議会の最大会派に所属する議員5人が、政務活動費をめぐり不適切な経理処理をしていた問題で、市議会の政治倫理審査会は、5人の行為が条例で定める倫理基準に反すると結論づけ、今後5人の処置を検討することになりました。
鶴岡市議会の最大会派「新政クラブ」では、元議員を含め所属議員7人が、令和2年度までの5年間に政務活動費のガソリン代の領収書について、ガソリンの単価など手書きで書き込んだりしていたほか、二重に請求していたことが明らかになり、市議会は先月、「政治倫理審査会」を設置し、現在も会派に所属する5人の審査を進めてきました。
その結果、8日開かれた3回目の会合で、審査対象となった平成30年10月から令和2年度までの、あわせて29件、金額にして4万6000円あまりがすべて不適切な受給にあたるとし、これらは条例で定める倫理基準に反すると結論づけ、今後、5人の処置を検討することになりました。
ただし、条例では「職務で不正の疑惑をもたれるおそれのある行為」についても、倫理基準に反すると規定されていることから、審査会は「違反と認められる範囲が広い」として、議長に提出する報告書に条例の見直しを求める意見を盛り込むことも確認しました。
審査会の富樫正毅委員長は「5人全員が倫理基準に反すると認められたが、現在の倫理基準では疑惑がもたれた段階ですべて『違反』とされる恐れがある。修正する必要があると考え、報告書に反映させたい」と話していました。
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