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Thursday, February 3, 2022

子どもの健康を守るために - city.adachi.tokyo.jp

こどもジャンプ近年、子どもの生活習慣の乱れが学習意欲、体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されているように、子どもの健やかな成長には、「早寝早起き朝ごはん」をはじめとした規則正しい生活習慣が欠かせません。

子どもの健康を守るために、今日からちょっとだけ意識してほしいポイントを紹介します。

目次

ポイント1 ぐっすり眠って、しっかり起きよう

ポイント2 朝ごはんは欠かさずに

ポイント3 運動を習慣に

睡眠は、身体のメンテナンスや成長を支えるだけでなく、学習した知識や経験を定着させる大切な役割を持っています。夜更かしをせず、しっかりと十分に睡眠をとることが子どもの成長には欠かせません。

レム睡眠とノンレム睡眠

赤ちゃんも生後4か月頃には、昼間に起きている時間が長くなり夜は少しずつまとまって眠るというリズムができてきます。そして、このリズムに沿って成長に必要なホルモンなどが分泌されていきます。

寝ている間は、レム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)という性質の異なる2つの睡眠を交互に繰り返していてます。寝入ってすぐのノンレム睡眠時には成長ホルモンがたくさん分泌され、レム睡眠時には記憶の整理や定着が行われています。

睡眠と記憶の関係

脳は眠っている間に、その日のできごとや学習したことを繰り返し再生することで、必要な情報を記憶し、不要な情報は消去しています。記憶の整理や定着が行われるのは、レム睡眠時ですが、レム睡眠はノンレム睡眠をしっかりとった後に現れるため、睡眠時間が短くなるとレム睡眠が少なくなり、せっかく学習したことが定着しにくくなってしまう恐れがあります。

睡眠不足になると…

睡眠不足になることで、日中に眠くなってしまったり、脳や身体がうまく働かず、勉強や運動に集中できない状況が発生してしまいます。また、睡眠不足は、これだけでなく、日常生活の様々な場面に悪影響を及ぼしますので、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。

テレビゲームやスマートフォンなどの影響

子どもが一日のうち、テレビゲームやスマートフォンを使用する時間は増加傾向にありますが、夜遅くにテレビゲームやスマートフォンを使用すると、夜に強い光を浴びることになるので、入眠を促すメラトニンの分泌を妨げてしまいます。

夜更かし子ども

朝の光を浴びる

体内時計は、生活の中で少しずつずれていってしまいますが、朝の光を浴びることで、体内時計のずれを修正することができます。また、目が朝の光を感じると、セロトニンという物質が分泌されることで、脳と身体を覚醒させ、心のバランスを整えることができます。

朝ごはん夕食でとったエネルギーは寝ている間に使われてしまい、朝にエネルギーは残っていません。このため、朝ごはんを食べないと、エネルギー不足のまま活動をしなければならず、勉強にも運動にも集中できない状態となってしまいます。

規則正しい生活リズムを

早寝・早起き・朝ごはんの規則正しい生活リズムは、健やかに育つための第一歩です。規則正しい生活リズムを身につけることで、朝食を食べる習慣をつけましょう。また、子どもの頃に身につけた生活リズムは成長してからも崩れにくく、生涯にわたる生活習慣の基礎となります。

栄養のバランスが大事

サラダタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5つに分類される栄養素はそれぞれの役割を持っており、成長・発達のためにはすべての栄養素をまんべんなく摂る必要があります。「たくさんの食品を食べるのは大変そう」と思いがちですが、3食のバランスを意識するだけで、これらの栄養素を効率よく摂ることができます。食べた後の歯みがきも忘れずに!

走る子どもには、運動機能が急激に発達する時期があり、これに合わせて運動することで、効率良く運動能力を伸ばすことができます。また、子どもの頃に身につけた運動習慣を維持することで、将来的な肥満を予防することができます。

運動能力が伸びる黄金期

子どもの運動能力が伸びる時期は「黄金期」と呼ばれ、「プレゴールデンエイジ期/4歳から8歳頃」と「ゴールデンエイジ期/9歳から12歳頃」に分かれますが、この時期の運動習慣で、体力・運動能力に差がつくと言われています。このタイミングを逃して十分な運動を経験しないまま成長が進んでしまったために、自分自身の身体を上手にコントロールできない、これまでの常識では考えられない理由による怪我をする子どもが増えています。

必要な運動量

「運動」というと、スポーツチームやクラブ活動での運動をイメージしがちですが、休み時間や放課後の外遊びや歩くことも運動の一つです。日本を含め、世界の多くの国では、「一日合計60分」身体を動かすことが推奨されています。これは、持続的に60分間行うわけではなく、少しずつでも良いので、一日の中で組み合わせて60分間の運動をしましょうということです。

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