ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。11月9日（火）は、『最近、何聴いてる？』をテーマに放送。10代のリスナー4人と電話をつなぎ、自身が聴いている音楽とその理由を聞いていきました。そのなかから、以前にもパーソナリティのこもり校長と話したことのある17歳の男性リスナーとのやり取りを紹介します。
――リスナーの書き込み 【僕が最近聴いている曲は、Siip先生の「オドレテル」です。去年YouTubeのオススメでたまたま流れてきたSiip先生の「Cuz I」という曲のMVを見て、Siip先生を知ったことがきっかけでした。そんなSiip先生が、今年初めてのアルバム『Siip』をリリースされました。その中に「オドレテル」は入っています。この曲の特徴は、Siip先生の歌唱力にものすごくパワーを感じるのと、歌詞に人の心の愚かな部分が表現されているところです。歌詞に解読要素が沢山あって、深い曲です。是非皆さんで聴きましょう！】 ◇ こもり校長：Siip先生いいよね～。俺も毎日聴いているんだけど、「オドレテル」がいいんだ？ リスナー：そうですね。気持ちをいちばんグっと入れて聴くのは、「オドレテル」かなと思います。 ぺえ教頭：ほぉ～。 こもり校長：気持ちをグっと入れるのは、どういう瞬間なの？ リスナー：まさに歌詞にもあるんですけど、『軽々突き刺せる刃物を 君は持って居る』とか……なんか、心理的に愚かな部分というのをすごく表現していると思っています。 こもり校長：そうだね。 リスナー：僕はこの曲を学校に行くときに聴いているんですけど、朝には学生がたくさん乗っていて、なかにはその場にいない人の悪口とか言っている子がいるんです。そういうのが聞こえてきたときには、思わずイヤホンをつけてこの曲が聴きたいなと思うんです。 こもり校長：なるほどね。その歌詞がグっとくるのも、いろいろな気持ちがあるからなのかな？ リスナー：そうですね。自分にとって、高校生活というのはきつい経験が多くて。自分は通信制高校に学校を替えたりしていて……でも通信とはいっても特殊で、毎日通う高校なんです。受験勉強にも対応している高校なので。 こもり校長：うん。 リスナー：通信に行ってから思うことがたくさんあって……全日制とは違って、本当にいろんな経験をして来る人も多いんですよ。話を聞いていたら。 ぺえ教頭：うん。 リスナー：何だろうな？ 普通に暮らせるのも幸福なことだし、難しいニュースも増えていると思うし……。この曲は、そういうこととも合わさる部分があるなぁと思っています。 ぺえ教頭：なんか、出てくる言葉がロックね……好きだなぁ、なんか（笑）。 こもり校長：うん（笑）。言葉に心がこもっていて、力強く話してくれているのが嬉しいよ。
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