福岡銀行などを傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ(FG)は、銀行窓口で顧客から受け付ける振り込み業務の大半を自動処理できるシステムを導入したと発表した。人工知能(AI)などの先端技術を活用して特許も取得しており、大幅な業務効率化につながるとみて他の金融機関への販売も検討している。
窓口で受け付けた振込依頼書を行員がスキャナーで読み取り、事務センターにデータを送信すると、複数のAIなどが速やかに文字を読み取って処理する仕組みで、手書きの文字を高精度で解析できるようにしたのが最大の特徴だ。
文字を認識するシステムは従来も備えていたが、正確に読み取れずに手入力で修正する場合が多く、自動化率は約4割にとどまっていた。新システムでは、傘下の3銀行の窓口で処理する年200万件の振り込みのうち約8割で自動化でき、年間で約8万時間分の作業量を減らせるという。
当日中の処理が必要となる振り込みの自動化に成功したのは珍しいといい、ふくおかFGはすでに特許を取得。今後、全ての振り込み業務の自動化を目指すとともに、複数の地方銀行がコスト削減策として関心を寄せていることから、システムの導入で他行と連携することも視野に入れている。
からの記事と詳細 ( ふくおかFG、先端システム導入で窓口振り込み8割自動化 - 読売新聞 )
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