味方のつもりが…女性管理職が女性社員から嫌われてしまった理由【前編】から続く。 500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。 今回のテーマは「キャリア女性が女性の敵になること」について。日本は女性の管理職が少ないと言われていますが、その原因の一部を探っていきます。 菅原利恵さん(仮名・33歳)は、超有名私立大学卒、総合商社、外資系企業勤務を経て中規模の食品製造会社に転職。半年前に女性取締役に就任しました。しかし、今は大きな壁にぶつかっています。 (前編はページ下の関連リンクより)
「利恵さんは社長の愛人」とデマを流された
人事部に来た、利恵さんへのパワハラ告発。担当役員に真偽と心当たりを問われるものの、利恵さんにとっては事実無根で心当たりもありません。 役員も、その告発内容があまりに荒唐無稽だったので、真に受けることはありませんでしたが、それでも告発があった以上は、利恵さんに確認しなければならず、一応の注意は促されました。 それから数日を経ないうちに、利恵さんは、ある信頼する男性の部下から「気をつけたほうがいいですよ」という忠告を受けます。 「女性社員の間で、“利恵さんは社長の愛人”とか“副社長に枕営業して今のポジション取ったらしい”などの、根も葉もない下品な噂が流れていると聞きました。この程度の噂が立つのは仕方がないと覚悟していました。が、部下がわざわざ忠告したのは理由があったのです」 それは、噂の発生源が、利恵さんが目をつけて昇進させた複数の女性管理職だというのです。利恵さんは、まさか女性が自分を妨害しているとは思わなかったのです。 「私の敵はいつも男性でした。日本の商社で働いているとき、日本企業とのビジネスの交渉の際に私のことを見下す男性がいました。でもそれは私の実績で、黙らせることができたのです」 女性登用についても「私と同じようにチャンスさえあれば、自分を活かしてキャリアを高めていきたいと思う人が、この会社の女性にもたくさんいるはずと確信を持って、行ってきたのです」と語ります。 「私は、女性社員の味方として入社し、その腕を振るうつもりが、どうやら女性社員の敵になりつつある。そんな局面をどう打開すべきか教えてください」 オフィスで私と向き合う利恵さんの目には、ずいぶん悩んだのでしょう。迷いと疲労の色がはっきりと見えました。
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