総裁選ドキュメント
3氏は原発リプレース重視 河野氏のみ回答せず
自民党総裁選に出馬している岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は24日までに、原子力発電所のリプレース(建て替え)を検討する見解を示した。党のリプレース推進議員連盟に文書で回答した。高市、野田両氏は次期エネルギー基本計画(エネ基)の素案を修正する必要性にも言及。一方、河野太郎ワクチン担当相は回答しなかった。
海外で原発の技術革新が進められている中、国内では平成23年の東京電力福島第1原発事故以降、リプレースは見送られている。3氏は小型モジュール炉(小型原子炉)を挙げ、それぞれ最新型原発の活用に前向きな考えを示した。
現在、パブリックコメント(意見公募)にかけられているエネ基について、高市氏は「可能な限り原発依存度を低減する」との素案の文言を削除し、原発を最大限活用するよう修正すべきだとした。野田氏も「『多様性』あるエネルギーをバランスよく保持する日本の姿を前提に、必要な部分を修正する」と回答した。
岸田氏は「行政の安定性・信頼性を確保する必要もある」とし、エネ基の素案修正には慎重だった。
使用済み核燃料を再処理して繰り返し使う「核燃料サイクル」については3氏とも「維持すべき」とした。河野氏は核燃料サイクルに否定的な見解を明らかにしているが、議連に対し「文書で回答する用意がない」と連絡したという。
3氏の回答は議連事務局長の滝波宏文参院議員のフェイスブックなどで公開している。
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