車内空間は従来のアイオニック5とほぼ同じだが、乗客と意思疎通できる装置が追加された。例えば、運転席前方のダッシュボード上端には外部から見える小型ディスプレーが取り付けられ、ロボタクシーを呼び出した乗客が自分のIDを確認した上で乗車できる。運転席後方にはタブレット端末があり、乗客が移動経路を確認したり、途中での停車場所を追加したりできる。車内の天井にはスピーカー、マイク、通話ボタンがあり、管制センターに連絡可能だ。 現代自はロボタクシーが運転中、道路の浸水など対処困難な突発事態に遭遇した場合、管制センターがルートを修正するなど遠隔支援サービスを行う予定だ。車内にもカメラを設置し、乗客がシートベルトを着用しているか、忘れ物がないかどうかなどを確認後、警告を発する。2023年からはカーシェアリング業者のLyft(リフト)と共同で米主要都市でのロボタクシーサービスにアイオニック5ロボタクシーを投入する計画だ。現代自関係者は「モーショナルは事故や誤作動なしで10万回以上の無人自動運転試験走行に成功した経験を持っている」と説明した。
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