陸上日本代表2人を東京五輪に送り出した高野大樹コーチ(32)が、東京パラリンピックにも教え子を導いた。 長年指導している3大会連続出場の高桑早生(NTT東日本)で、女子走り幅跳びと100メートル(ともに義足T64)にエントリーした。高野さんはパラ陸上日本代表チームのコーチでもあり、新種目のユニバーサルリレーの統括を担うなど、存在感を示している。 男子100メートルの山県亮太(セイコー)、女子100メートル障害の寺田明日香(ジャパンクリエイト)の両日本記録保持者を指導する高野さん。本格的なコーチとしてのキャリアは、高桑から始まった。13歳の時に骨肉腫で左膝下を切断した高桑は、高野さんについて「パラ陸上の指導をベースに置いている。こういう指導者もいるというモデルケースを示せたのでは」と語る。 高野さんがコーチングで最も重視するのはコミュニケーションで、「同じ世界を見ること」。障害の種類や程度が多岐にわたるパラ選手の指導を通じ、「一人ひとりにオーダーメードしていかなければいけない。型を持ったら駄目」と学んだ。それは一般の選手の指導でも同じと捉えている。 高桑は寺田らと一緒に練習し、「スピード感、自分の動きを修正する緻密さはひと味違う」と大きな刺激を受けながら鍛錬を重ねてきた。代表決定は7月と遅かったが、高野さんは「内定したタイミングから合わせていくのが大事。あまり心配していない」と本番での活躍に期待を寄せた。(了)
からの記事と詳細 ( 高野コーチ、パラでも存在感 五輪代表の山県ら指導―陸上〔パラリンピック〕(時事通信) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ )
https://ift.tt/3gCk5KQ
No comments:
Post a Comment