ドル円の焦点
昨日のドル円(USDJPY)は111円台へ上昇する局面が見られた。しかし、標準誤差回帰分析バンドの上限で上値が抑制され、111円台の維持には失敗した。
今日以降は、111.00レベルがレジスタンスからサポートへ転換するかどうか?この点を確認したい。
111.00レベルがレジスタンスのポイントとなりドル円が反落する場合、110円台の維持が焦点となろう。テクニカル面では、今月の16日以降サポートラインとして意識されている10日EMA(110.41レベル)の維持に注目したい。
ドル円のチャート①
Source: Eikon 日足(今年3月以降)
ドル円の週足をみると、レジスタンスラインを上方ブレイクしている。短期サポートラインを維持してのブレイクであることを考えるならば、ドル円の基調は強い。
この強さを土台にドル円が111.00レベルでサポートされる場合は、さらなる上昇シグナルと想定したい。このケースでは、111.70レベルを視野に上昇幅の拡大が予想される。この水準は、昨年のコロナショック時に相場の上値を抑制した経緯がある。
111.70レベルをも突破する場合は、112円台への上昇と昨年2月の高値112.21レベルのトライが焦点として浮上しよう。
ドル円のチャート②
Source: Eikon 週足(2020年以降)
ポンドドルの焦点
今日は英中銀金融政策委員会(MPC)がある。焦点はBOEが考える景気とインフレの見通しである。これらの点で上方修正がなされるかどうか?を確認したい。
見通しを上方修正する場合、金融緩和政策の転換シグナルを発信してくる可能性がある。FOMCと同じく英中銀イベントがタカ派よりとなれば、ポンド買いの圧力が高まろう。
このケースでのポンドドル(GBPUSD)焦点は、1.40レベルを完全に突破できるかどうか?この点にある。昨日は、このレベルをトライする局面が見られた。しかし上ヒゲが示現して反落した。今年3月から5月上旬と同じく、今のポンドドルは1.40レベルがレジスタンスのラインとして意識されるかどうかの分岐点にある。
1.40台へ上昇しても、50日EMA(1.4017レベル)および21日EMA(1.4032レベル)で上値が抑制される場合は、ポンドドルのトレンド転換を意識したい。一方、下値の焦点は1.38台の維持となろう。
ポンドドルのチャート
Source: Eikon 日足(今年3月以降)
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