Amazonが100万個のバグを修正して技術的負債を1億ドル(110億円)以上削減することを目標にした参加型バグ修正コンテスト「AWS BugBust」を開始したと発表しました。多くのバグを修正した開発者はリーダーボードにのり実績が示されるほか、Tシャツなどの特別商品が送られます。
AWS BugBust - Bug Busting Challenge - Amazon Web Services
https://aws.amazon.com/jp/bugbust/
New – AWS BugBust: It’s Game Over for Bugs | AWS News Blog
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-aws-bugbust-its-game-over-for-bugs/
AWS Announces AWS BugBust—the World’s First Global Competition to Find and Fix 1 Million Software Bugs | Amazon.com, Inc. - Press Room
https://press.aboutamazon.com/news-releases/news-release-details/aws-announces-aws-bugbust-worlds-first-global-competition-find
2021年6月24日、Amazonの開発者であるマーティン・ビービィ氏が、機械学習によりコードのバグなどを特定するAWSのサービス「Amazon CodeGuru」を利用したバグ修正コンテスト「AWS BugBust」を発表しました。AWS BugBustはAWSで構築されるいくつものユーザーのアプリケーションのバグを迅速に発見・修正するために行われるもので、ユーザー間のコードレビューがより能動的に行われることが目標とされています。
開発者はAmazon CodeGuruにより発見されたアプリケーションバグの修正の宣言、および当該バグ修正のためのプライベートイベントを作成でき、個人または招待した他のメンバーと共同でバグ修正を行えます。開発者は修正したバグの量に応じたポイントを獲得し、設定したハンドルネームとポイントが誰でも閲覧可能なリーダーボードに掲載されます。ただし、記述したコードや修正したバグの詳細は公開されません。
100ポイントの獲得でAWS BugBustのTシャツ、2000ポイントの獲得でAWS BugBustのジャケット、10000ポイントの獲得でAWS BugBustのトロフィーを獲得できるほか、さらに2021年9月30日時点での獲得ポイントが最も多い上位10名は、ラスベガスで行われる開発者のためのイベント「AWS re:Invent」の招待券を獲得できます。
なお、通常Amazon CodeGuruの使用には月額料金がかかりますが、AWS BugBustの参加者に限り30日間の無料試用期間が与えられるとのこと。ビービィ氏は「AWS BugBustはコードの品質とアプリケーションのパフォーマンスを向上させるための友好的な競争をもたらし、バグバッシュの概念を新しいレベルにまで引き上げます」と述べています。
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