10日に発表された東京23区の消費者物価指数が市場の予想を上回る上昇となったため、債券市場では金利の上昇圧力が強まり、長期金利は先週末に続いて10日も日銀が上限とする0.5%をつけました。
日銀は先月20日、長期金利を低く抑える金融緩和策を修正して長期金利の代表的な指標となっている10年物国債の金利がこれまでの上限の0.25%程度を超えて、0.5%程度まで上昇するのを容認することにしました。
10日に公表された東京23区の消費者物価指数が市場の予想を上回る4%の上昇となったことから、債券市場では、日銀がさらに政策を修正するのではないかという思惑が広がって国債を売る動きにつながりました。
国債が売られて価格が下がると金利は上がる関係にあるため、長期金利は、先週末に続いて10日も2営業日連続で日銀が変動幅の上限とする0.5%をつけました。
市場関係者は「日銀は先月の政策修正は金融の引き締めではないと強調しているが、市場では、日本でも物価上昇が続く中、日銀が再び金融緩和策の修正に動くのではないかという見方も出ている。日本国債を売る動きは強まっていて、長期金利が0.5%に張り付く状態は続きそうだ」と話しています。
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