【ロンドン=池田慶太】英国の与党・保守党のリシ・スナク党首(42)は25日、チャールズ国王の任命を受けて新首相に就任した。就任後に首相官邸前で首相として初の演説に臨み、「英国経済は深刻な経済危機に直面している。経済の安定と信頼を政府の議題の中心に据える」と述べ、経済課題に最優先で取り組む考えを示した。
スナク氏と前任のリズ・トラス氏は同日午前、ロンドンのバッキンガム宮殿で国王と個別に会い、首相交代の手続きを終えた。スナク氏はインド系、ヒンズー教徒、非白人として英史上初の首相で、42歳での就任は過去約200年では最年少となる。
スナク氏は演説で、市場の混乱を招いたトラス政権の大型減税策について「いくつかの過ちがあった」と認め、直ちに修正すると述べた。ロシアのウクライナ侵略の影響や記録的な物価上昇(インフレ)が国民生活を直撃する中、「思いやり」をもって課題に取り組むと誓い、「言葉ではなく行動で国を一つにする」と語った。
スナク氏は金融業界出身の経済通で知られ、保守党の党首選で24日に無投票で当選した。就任50日目でのトラス氏の辞任は、英史上最短が確定した。
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