九州フィナンシャルグループ(FG)は26日、2022年3月期の連結純利益が前の期比11%増の166億円になったようだと発表した。21年11月時点の予想から16億円上方修正する。米国の金利が急上昇するなかで運用する有価証券の持ち高を見直し、利回りが低い米国債を売却して利益を計上した。融資先の業績悪化に備える与信費用の減少も利益を押し上げる。
売上高に相当する経常収益は4%増の1876億円、経常利益は13%増の246億円だった。米国の金融政策の転換が意識され債券市場が動揺した年始以降、米国債をいったん売却して日本国債などに振り向けた。与信費用は傘下の肥後銀行と鹿児島銀行の2行合計で95億円を見込んでいたが、想定より倒産が少なく81億円にとどまった。
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