御嶽山のふもとの自治体や気象庁などで作る火山防災協議会は、過去の火山活動の状況を踏まえて噴火を想定する火口を見直し、今月18日から警戒が必要な範囲を広げると発表しました。
協議会は、これに伴って避難計画も修正し、噴火に備えることにしています。
長野と岐阜の県境にある御嶽山の、ふもとの自治体や気象庁などで作る御嶽山火山防災協議会は、これまで、昭和54年に噴火した剣ヶ峰の南西斜面の火口での噴火を想定し、避難計画を作っていました。
しかし、戦後最悪の火山災害となった平成26年9月の噴火で、剣ヶ峰南西斜面の想定火口とは離れた場所に、列状に複数の火口ができたため、協議会は従来より広い範囲で火口を想定する必要があるとして見直しを進めてきました。
協議会の発表によりますと、想定火口は平成26年の噴火口を含む幅500メートル、長さ1100メートルほどの小判型の領域に広がり、立ち入り規制や注意・警戒が必要な範囲も広くなります。
新たな想定火口の運用は、今月18日から始まります。
このため、協議会では新たな想定火口にあわせて避難計画を修正する詰めの作業を進めていて、同じく今月18日から運用を始めることにしています。
御嶽山火山防災協議会は「噴火による被害を減らすため今回の見直しを行い、防災対応も変わる。今後、入山を検討する際は、御嶽山の最新の活動や規制を確認してほしい」としています。
からの記事と詳細 ( 御嶽山噴火想定火口 範囲拡大 避難計画修正 4月18日から|NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/i43wNH8
No comments:
Post a Comment