新型コロナウイルス禍後に主要中央銀行の中で真っ先に利上げをしたのはイングランド銀行(英中銀)だが、17日は政策金利をコロナ禍前の水準に引き上げるのがほぼ確実とみられている。
ベイリー総裁率いる金融政策委員会(MPC)は政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%にすると見込まれている。インフレ率は今年7.25%でピークに達すると、予想を上方修正する可能性がある。
ウクライナでの戦争は、既に高インフレ要因となっているエネルギー価格を一段と上昇させた。9人のMPCメンバーの少数派は引き続き50bp利上げを主張すると一部エコノミストはみている。
利上げ決定となれば3会合連続で、このようなペースの金融引き締めは英中銀の独立性が1997年に確保されて間もなくの時期以降は例がない。
インフレ率はすでに30年ぶり高水準にあり、ブルームバーグ・エコノミクスによると10月には10%に達する可能性もある。中銀目標の5倍だ。
市場は6月の0.5ポイント利上げを含め、政策金利が年末までに2%に引き上げられると予想している。5月には1%に達し、量的緩和(QE)の下で積み上げた保有債券の売却を開始できる水準となる見込み。17日発表されるMPCの議事要旨では、この資産圧縮の方法についてのヒントが示される可能性がある。
原題:
BOE Set to Lift Key Rate to Pre-Pandemic Level: Decision Guide(抜粋)
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