2022年1月15日
文化庁は14日、地域のさまざまな文化財を観光振興に活用する「日本遺産」の評価制度で、鳥取県三朝町の「六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」を含む再審査とした4件の遺産認定を継続すると発表した。評価制度は2021年度に導入。取り組みが不十分な遺産は認定を取り消されるが、評価対象の18件中14件は既に継続が認められており、初年度の取り消しはなかった。
4件は「『信長公のおもてなし』が息づく戦国城下町・岐阜」、鳥取県の「六根清浄と六感治癒の地」、島根県の「津和野今昔」、福岡、佐賀両県の「古代日本の『西の都』」。
文化庁は昨年7月、15年度に第1弾として認定された18件の評価結果を公表。4件は今後の取り組み計画が不十分として再審査となった。いずれも計画を修正するなどし、認定水準に達したと認められた。18件は24年度に再び審査を受ける。4件の継続には、次回までにさらなる磨き上げを図る条件も付いた。
評価制度では、観光客数などの目標達成度や地域活性化、ガイド育成といった観点から、これまでの取り組みと今後の計画が審査される。22年度は16年度に認定された19件を対象とし、夏ごろに継続可否が公表される。
日本遺産は現在104件。文化庁は総数をおおむね維持しつつ、取り消しや追加などで活性化を促す。追加候補には「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」など3件が選ばれている。
三朝町の松浦弘幸町長は「認定継続を新たなスタートラインとして日本遺産に関わる人材育成や資源の磨き上げなどを行い、コロナ禍からの町の復興も合わせて取り組みを展開したい」と話した。
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