[東京 15日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、堅調に推移することが想定されている。前週末の米国株式市場が上昇したことが好感されるほか、好決算が相次いだことから、それらを中心に物色されそうだ。とりわけ、東京エレクトロンの通期見通しの上方修正に関心が集まっており、同社が相場全体をリードするとの見方が出ている。
日経平均の予想レンジは2万9500円─3万0000円。
東京エレクトロンは12日、2022年3月期の業績見通しについて、営業利益を5080億円から5510億円に上方修正するとともに、年間配当金の見通しを1189円から1284円に引き上げた。会社側によると、主力の半導体製造装置が顧客要求の前倒しのほか、受注が増加しているという。
東エレクの決算について見極めたいとする関係者が多かったほか、指数寄与度が大きいことから、全体の株価上昇をリードするとの見方もある。同社のPTS(私設取引システム)における夜間取引では前週末終値に対して1000円を超す高い水準で取引されていた。さらに、他の銘柄にも好決算が目立つ一方、米株高が支援材料になるとみられる。
市場では「マーケット関係者の期待通りに上方修正した東京エレクトロン中心の相場展開になるのではないか。全体としては、日経平均が3万円に近づくにつれて増える戻り売りをどう消化するかがポイントになる」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)との声が聞かれた。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 29609.97 30795.78 26954.81
+332.11 2021年9月14日 2021年8月20日
シカゴ日経平均先物当限 29710(円建て)
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