クナパくん 最近、地球温暖化の緩和に向けた取り組みとか再生可能エネルギー化とか聞くけど、どういう事?
記者 インドネシア政府は2060年にネット・ゼロ・エミッションつまりCO2(二酸化炭素)の排出をゼロにすると今月初めに発表したね。これは、CO2やメタンなどが地球温暖化の一因と考えられるために、1997年の京都議定書でこれらガスの削減取り組みが提言され、パリ協定(2015年)が「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」で、先進国だけでなく発展途上国を含めた多くの国々で温室効果ガス削減に取り組むことが合意されたんだ。
クナパくん 温室効果ガスが増えるとどうなるの?
記者 例えば、対策をしないと2100年に平均気温が4・8度上昇する可能性も指摘されているんだ。北極などの氷が溶けたり、海面が上昇したりしていくつかの島がなくなるなど、生態系への影響が懸念されている。
クナパくん CO2はどこから排出されるの?
記者 エネルギー起源が8割を超えるね。火力発電や自動車や航空機などの交通手段だね。特に石炭火力発電が問題として取り上げられることが多いよ。インドネシアでは発電の6割弱を石炭火力に頼っているし、また世界第4位の石炭産出国であり、オーストラリアとならんで世界最大級の石炭輸出国なんだよ。
クナパくん 今後の対応は?
記者 地球温暖化緩和を技術革新の機会ととらえて、積極的に産業育成をしていこうとしている。例えば、電気自動車(EV)などがそうだね。欧州連合(EU)では35年以降はEVしか販売できなくなる。日本は、大手メーカーがハイブリッドや水素自動車を進めようとしているけど。
クナパくん し烈な利権争いにもなりかねないね。
記者 この4月に配車サービス大手のゴジェックは、30年までに全車電動化すると宣言したね。200万人を超すドライバーが登録する企業の決定はかなり大きな影響力をもつね。
クナパくん インドネシアでは、新型コロナウイルスでも活躍しているIT企業が、産業・工業も引っ張って、優しい地球へ貢献するんだろうね。
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