弘前学院聖愛が競り負けた。主戦葛西は粘りの投球を見せたが2-2の八回、宮本に2点本塁打で勝ち越しを許した。打線は一回に長利の右中間二塁打などで2点を先取したが、三回に追い付かれた。九回、代打佐藤雄の中前打で1点差に詰め寄ったが後が続かなかった。
石見智翠館は主戦山崎琢が3失点完投。二~八回を無失点で切り抜け、味方の援護を呼び込んだ。
▽2回戦(第1試合)
弘前学院聖愛(青森)
200000001-3
00200002×-4
石見智翠館(島根)
投打に粘り、あと一歩
青森大会で八戸学院光星、青森山田の強豪2校を逆転で破った弘前学院聖愛。8年ぶりの大舞台でも投打で粘りを見せたが、あと一歩及ばず涙をのんだ。
粘りの立役者は2年生の主戦右腕葛西だった。幸先良く打線が2点を先取した一回、直後に2四球と失策で1死満塁の窮地に立つが、2者連続の空振り三振で切り抜けた。三回の2失点後も崩れず、変化球を巧みに操り踏ん張り続けた。
悔やまれるのは八回のマウンドだった。1死二塁で打席は5番宮本。2球目、低めのツーシームが「少し甘く入った」(葛西)。高く上がった打球は、左翼席に吸い込まれた。「(安打は)どれも甘く入った球を捉えられた。1球で修正する力がなかった」と肩を落とした。
打線は九回、代打佐藤雄が1死一、二塁から中前への当たりで1点差に詰め寄る粘りを見せたが、後続を断たれた。直前の無死一、二塁、長利の一塁線への犠打が一塁手の好捕で二走が刺されるなど、要所で相手の堅守に阻まれた。
「この舞台に立てたことが一番の自信になる」と葛西は飛躍を期す。苦い経験をしたからこそ得たものも多いはずだ。財産は新チームに生かされるに違いない。
(斎藤大輝)
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