(ブルームバーグ): スウェーデンの衣料小売り、へネス・アンド・マウリッツ(H&M)が、アジアでまたトラブルに見舞われた。同社がウェブサイト上の「問題ある」地図を巡り中国当局から注意を受けた後、問題の解決を試みたが、ベトナム消費者の反発を招いた。
H&Mの上海部門が同市の2つの規制当局から画像を修正するよう要求された後、修正する意向を同社が示したと中国サイバースペース管理局(CAC)の現地部門が2日に明らかにした。指示された修正について詳しい説明はなく、H&Mのウェブサイト上のどの地図が問題になっているかは分かっていない。
一方、ベトナム紙サイゴン・ザイフォンはH&Mによる地図修正はベトナムの領海主権を侵害していると報道。国内にある消費者の権利を守る幾つかある協会の会長1人が述べたと伝えた。中国およびストックホルムのH&M広報担当者に営業時間外にコメントを求めたが、これまでに返答はない。
ベトナムの消費者はインターネット上で、H&Mが中国当局の指示に従ったと報じられていることを批判。サイゴン・ザイフォンによれば、H&M製品の不買やベトナムへの謝罪、地図の修正撤回、同社のベトナム店舗閉鎖を求める声などが上がっているという。
原題:H&M’s Troubles in Asia Compound Over ‘Problematic’ Map of Region(抜粋)
(c)2021 Bloomberg L.P.
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