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Wednesday, February 3, 2021

ソニー株が2000年来高値、営業利益2期ぶり最高へ-アナリスト高評価 - ブルームバーグ

ソニー株が20年超ぶりの高値。今期(2021年3月期)の営業利益が従来予想比34%増(前期比11%増)の9400億円になる見通しだと3日に発表した。上方修正するのは昨年10月に続き2度目で、19年3月期に計上した最高益を2年ぶりに更新する見込みとなった。

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  4日の日本株市場で、株価は一時前日比9.5%高の1万1650円と大幅に5日続伸。2000年9月以来の高値を付けた。上昇率は19年5月17日(11%)以来。

  SMBC日興証券の桂竜輔アナリストはリポートで、第3四半期(10-12月)が売り上げ、利益とも市場予想や同証予想から大幅に上回れ、「ポジティブな印象」と指摘。通期の上方修正も着実に中期成長への戦略進展が見られ、高く評価するとし、投資判断「1(アウトパフォーム)」を継続した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の小宮知希アナリストも、通期計画の増額修正に加え、プレイステーション(PS)5発売期による初期マーケティング費用をネットワークサービスやソフトでカバーするなど、収益構造が安定的に変化している点を評価し、株価に与える影響はポジティブとみている。

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鬼滅の刃

  ソニーの発表によると、半導体事業でスマートフォンやデジタルカメラ向けのセンサーの販売見込みを上方修正したほか、新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要でゲーム事業も好調だった。

エレクトロニクス事業では採算性の高い製品の販売増や費用削減が寄与。劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の人気が貢献した音楽事業や映画事業も上振れ要因となった。

ソニー、今期営業益9400億円と過去最高に-半導体やゲームが好調

  今期の年間配当は1株当たり55円と前期比10円の増配となる。

新たな2021年3月期の業績予想

売上高:8兆8000億円(従来8兆5000億円、市場予想8兆5574億円)

営業利益:9400億円(従来7000億円、市場予想7480億円)

純利益:1兆850億円(従来8000億円、市場予想8344億円)

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