米Intelの次期CEO、パット・ゲルシンガー氏が1月14日(現地時間)開催の全社会議で、2月15日からの同社経営について語ったと、同社の大規模工場のあるオレゴン州の地元紙The Oregonianが15日、Intel従業員からの情報に基づいて報じた。
その中で同氏は、「われわれはクパチーノのライフスタイル企業が作れるものよりも良い製品をPCエコシステムに提供する必要がある」「将来、そのレベルにならなければならない」と語った。「クパチーノのライフスタイル企業」とは、クパチーノに本社キャンパスを持つ米Appleのことを指す。Appleは昨年、これまでIntelのCPUを採用してきた一部のMacで自社製の「M1」プロセッサを採用した。
Intelは13日、ボブ・スワンCEOの退任と、ゲルシンガー氏の次期CEO就任を発表した。同社は10nmプロセスからの移行で米AMDなどの競合から大きく後れを取っている。
Intelに対しては、一部の投資家が、研究を製造から分離することで先端製品の開発に集中できるとして、工場の売却を求めている。
米Bloombergなどによると、同社は現在、立ち上げが遅れている7nmプロセスの製造をアウトソースするかどうかの決断を迫られており、台湾TSMCや韓国Samsung Electronicsと交渉中という。
スワンCEOは全社会議で「(製造についての)決断をすぐにも下すが、それはパット(ゲルシンガー氏)とともに行う」と語った。
ゲルシンガー氏は全社会議で、Intelの研究と製造の統合を続けると語った。「この統合がうまく行けば、Intelはあらゆる面でリーダーとしての地位を確立できる」が、そのためにはビジネスモデルを「修正する必要がある」と語った。
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