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Monday, January 11, 2021

「青山オペレッタ」長江崚行&中山優貴、声優から舞台まで…キャラクター表現の面白さ - 2.5ジゲン!!

現在ビジュアルボイスドラマが配信中で、2021年4月には舞台化が決定したメディアミックス演劇コンテンツ「青山オペレッタ」。

未婚の若い男性だけで構成された歌劇団「青山オペレッタ」。100期生を中心に結成された新チーム「ノーヴァ」の活躍を描く本作より、ボイスドラマ・舞台でそれぞれ宮嶋あさひを演じる長江崚行と斎鷹雄を演じる中山優貴にインタビューを実施。

ノーヴァでやってみたい演目、長江には麗しいビジュアルを披露した女性役(ベネラ)への意気込みなど、2人が本作に懸ける想いを聞いた。

お互いの第一印象と相性、役作りへの思い

ーーお二人は初共演とのことですが、お互いの第一印象はいかがでしたか。

長江崚行(宮嶋あさひ役):第一印象は「大きいな」かな(笑)。身長、いくつでしたっけ?

中山優貴(斎 鷹雄役):188センチかな。

長江:僕が168センチ前後なので、20センチくらい差があるんですよね。もともと面識はあったんですけど、しっかりお話するのは今作が初めてだったので、改めて「いやぁ大きいな」って(笑)。

あさひが斎さんを見上げるときの距離感ってこんな感じなのかなって思えるので、僕らもキャラクターもいい距離感なんじゃないかなと思っています。

中山:僕からの第一印象は「絶対この子、いい子だな」ですね。今回初めての共演が叶って、一緒にお仕事をしていく中でもその第一印象は変わっていなくて、今も“いい子”のままですね。

でも、接する機会が増えてきて、「めっちゃしっかりしているし、自分の思っていることをちゃんと言葉にできる人なんだな」って思うようにもなりました。

ーーボイスドラマなどで一緒に芝居をした感想はいかがですか?

長江:僕たちは普段、舞台俳優として舞台の上で芝居をやっている人間なので、マイク前で芝居をするっていうことが、なかなかないじゃないですか。普段はキャラクターの心情や行動を身体を動かして表現できるんですけど、今回のように声だけに100%を乗せて表現するっていうのは初めてで。

二人とも同じタイミングで初めてのことに挑んで、最初はちょっと苦戦することもあって。でも、相方となる人がプロの声優さんではなく、同じ立場の舞台俳優さんで良かったっていうのは、収録を通して感じましたね。

同じ目線で目の前の課題に取り組むことで仲良くもなれるし、それって素敵なことじゃないですか。収録をしていく中で、彼とは「素敵な関係性になれそう」っていう予感を感じました。

中山:声優は初挑戦なので、実際にやってみて「こういうふうにやるんだ」「こういうやり方があるんだ」って、知らなかったことに触れられるので楽しいですね。

舞台化も決まったので、収録しながら「舞台になったらどういうふうに動こうかな」って考えることもできて、より一層自分の役について理解を深めていけるので、すごく楽しいです。

あと、相方があさひでよかったって思いましたね。

長江:(ガッツポーズをしながら)おっ!

ーー具体的にはどんなところが「良かった」と感じていますか。

中山:あさひと斎との関係値が、割と普段の僕たちに似ているというか。崚行はいつもたくさんしゃべってくれるので、一緒にいてすごく楽しいし、頼れるところもある。

僕自身すごくいい関係性だなと思っているので、これが舞台や収録にいい形で繋がっていくんじゃないかなと思っています。

ーー2.5次元作品に多く出演されているお二人ですが、自分たちが原作からキャラクターを作っていく面白さや難しさは感じていますか。

長江:普段だと、どれだけ役に対して理解を深めていても、シリーズものでない限りは1~2カ月でその役から離れてしまうんですね。

でも「青山オペレッタ」の場合は、アフレコから舞台まで半年近く時間があって。ここまで一つの役に対して考え続けることって普段ないので、あさひという役をどう魅力的にしようか、舞台ではこんなこともできるな、あんなこともできるなって、普段なら原作からいただいていたアイデアを自分たちで考えて、舞台での自分たちにパスしてあげるっていう、すごく特殊な作業をやっているなと思いますね。

この感覚は、こういうお仕事を頂いた人間にしか味わえないものなんじゃないかな。主演するドラマの主題歌まで自分たちで歌う、みたいな感じに近いんですかね。どこまでも自分たちの“色”を乗せ続けられるというか。

原作ものの舞台って、自分たちのもののような感じがするけど、自分たちのものじゃないっていう、ある種の“制約”というか“一線”を、僕は自分の中に持っているんですね。それ自体は悪いことではないと思っているんですけど、この作品の場合は、作品が壊れない限りは自分たちの足でいろんな方向に歩んでいけるので、そこがすごく魅力的ですね。

それに、一舞台俳優として、こういう作品がどんどん増えていってほしいなとも思います。

中山:原作がある場合は、そこにすでに人物像ができているので、「ここに向かって進んでいこう」っていう作業になるんです。だけど今作の場合は、自分たちで役を作り上げていくし、(ノーヴァ)6人の関係性も描かれていない部分は自分たちで自由に作っていけるので、そこはすごく楽しいですね。

役者である僕たち6人の関係性が、ノーヴァにも反映される部分もあると思いますし、だからこそ普段の僕たちの関係性も、これからもっと突き詰めていけたらいいなって思います。

ーーでは、演じる役にご自身の素の部分が反映されているのでしょうか。

長江:普段も自分にしかできない解釈で役を作っていくんですけど、今回はお手本となるものがないことで、ある種、自分100%でもいいといえばいいんですよね。だからこそ、自分たちのエッセンスをどこまで出すのか、その上でキャラクターをどれだけ好きになってもらえるのかっていう勝負な気がしていますね。

お客様が舞台を観る上では、今作も2.5次元の良さが楽しめる舞台として他の2.5次元作品とそう大きな感覚の差はないと思うんです。だけど、それが面白いか否かは、アフレコから関わっている僕たち自身の魅力に懸かっている部分もあると思うので、そこは“勝負”だなと思います。なので、この記事もいい感じに魅力が伝わるようにお願いします(笑)!

ーー尽力いたします(笑)!

長江「役に負けない説得力ある芝居を」

ーーご自身の魅力もカギとなる舞台ということですが、長江さんは先日ベネラのビジュアルが解禁されました。とても素敵でしたが、実際に撮影をしてみていかがでしたか。

長江:いや~もう、女性ってすごいなって思いましたね! メイク一つで雰囲気も変えられるし、靴一つ取ってもヒールの太さや高さが違って、その中から好きなものを選んでいるわけじゃないですか。

舞台では、ヒールが不安なんですよね。それで歌ったり踊ったりすると思うと、「どうなることやら(小声)」っていう感じです。

すごく前に一度、朗読劇で女性の姿で舞台に立ったことがあって。男性用の女性下着もつけてがっつり女の子になったんですけど、なんかちょっと恥ずかしいんですよね。

中山:……だろうね(笑)。

長江:今回の撮影でも思ったんですが、女性の姿になるのが恥ずかしいっていうよりも、ドレスを着ているのに男らしさが出ると、それが途端に恥ずかしくって。

中山:へ~! そうなんだ。

長江:なんかね、「ああ! 僕いま空間に合ってない!」ってなっちゃうんだよ。もっと女性らしくしなやかに、丁寧に動かなくっちゃって。

ーーその姿を舞台上で観られる日が楽しみです! 一方で、中山さん演じる斎のバレエシーンがあるのかどうかも気になりますね。

長江:バレエ、踊るんじゃない?

中山:ね。なにせ肩書が「エリートバレエダンサー」なので……。

長江:なかなかハードルが高い肩書だよね。

中山:バレエも軽くかじっただけで本格的にやったことはないので、公演までに斎の持つしなやかさを身に着けていけたらなと思います。

クセでリフトするって、普通にすごいよね(笑)。

長江:そうだよね(笑)。第1話で事故に遭いかけたあさひを、斎がリフトして助けるっていうシーンがあるんですけど……もしかして、僕もリフトされる!?

中山:あるかもしれないよ。

長江:うわー、ちょっと痩せたんだけど、もしかしてもっと痩せなきゃじゃん(笑)。

中山:普通にリフトをするんじゃなくて、クセでついリフトしちゃうって、なかなかクセが強いよね。

長江:僕が演じるあさひは、僕の素の状態に近い純朴な感じでいいんでしょうけど、残りのノーヴァの5人はそれぞれにすごい経歴を持っているんですよね。舞台上ではその経歴を裏付けるような、説得力のある芝居をするための実力を身に着けないといけないっていうのは、大変そうだなって。

中山:そうだね。頑張らないとな……。

「青山オペレッタ」だからできることを…

ーー個性の強いメンバーが揃うノーヴァですが、ノーヴァで演じてみたい演目やジャンルがあれば教えてください。

長江:僕の中では宝塚歌劇団さんに近いイメージがあるので、「ベルサイユのばら」とかシェイクスピア作品とかやってみたいですね。

せっかくこういう展開をしているプロジェクトなので、他のアニメや漫画をノーヴァが演じてコラボする、みたいなこともできたらすごく面白そうじゃない?

中山:それ面白そう! “2.5の2.5”みたいなことでしょ? 今まで見たことないし、どんなことになるのかやってみたいですね。

長江:すっごい難しそうだけどね(笑)。

中山:キャラを演じて、さらに演じるわけでしょ?

長江:そう、二段階で! あとは、作品じゃなくてもキャラクターとのコラボをして、劇中にコラボ衣装が登場するとか……。こういう形だからこそいろんなことができそうで、ワクワクしちゃいますね。

ーーキャラクターだけでなく魅力的なキャストが揃うノーヴァですが、メンバーとの雰囲気はいかがですか。

長江:最近は男子校みたいな雰囲気になってきましたね。

中山:同じ部活やっている仲間みたいな感じです。

長江:「ラジオペ」の収録も全員が集まるわけではないので、なかなか顔を合わせられないメンバーもいるんですけど、6人だけの「青山オペレッタ」っていう、「青山」でマップを検索した画像をアイコンにしているLINEグループがあって(笑)。

誰かがテレビに出たり舞台が始まったりしたら、グループ内で感想を送り合ったり、お互いのビジュアルを褒め合ったりして、すごく和気あいあいとしたいい空気感ですね。

ーーちなみにムードメーカーはどなたですか?

一同:(加賀見祥太役の)友常(勇気)さんですね!

長江:収録の休憩中も、台本読むのかなって思ったら、「トマトの致死量がうんぬん」みたいな豆知識をずっと話していて(笑)。

中山:今もそうですけど、友常さん本人がいなくても話題に出ることがしょっちゅうなんですよ。「ラジオペ」収録でも、本人いないのに絶対一回は出てくるんですよ。「友常」っていうワードが(笑)。影響力が半端ない。

長江:やっぱり僕らのリーダーだね。

ーー舞台上での6人のチームワークも楽しみしています。では、最後にファンへのメッセージをお願いします。

長江:ボイスドラマやラジオ、ドラマCD、チームソング、そしてその先に舞台があって。「青山オペレッタ」というプロジェクトが多方面に展開していく中で、声優としての僕らの成長も楽しみにしていただきたいんですが、やっぱり今の僕らが本領を見せられるのは舞台だと思うので、一つの舞台として「青山オペレッタ」が面白いと思ってもらえるように、そこは舞台役者としての見せどころだと思っています。

誠心誠意、キャラクターに寄り添っていいものを作っていきたいと思っていますので、十二分に期待していただいて、絶対に面白いものが観られるっていう気持ちで、待っていてもらえればと思います。劇場でお待ちしております!

中山:きれいにまとめてくれましたね。こういうところが、本当に頼れるんです(笑)。

いろんな展開がある作品で、目でも耳でも楽しめるようになっているので、まずはどれでもいいので一つ、触れていただきたいです。それが舞台になって、3次元となって動き出したときに、「このキャラはこんなふうに動くんだ」って楽しんでいただける作品になっていると思います。

次どんなことが起こるんだろうって、僕ら自身も楽しみに思っていて。「次なにが出るんだろう」ってプレゼントを開けるときのようなワクワク感を僕らと一緒に楽しんでもらって、期待してもらえたらいいなと思います。

* * *

役者がボイスドラマを通して作り上げてきたキャラクターが舞台上でどう動き、またノーヴァとしての初舞台はどう表現されるのか。キャストファンはもちろん、観劇ファンにとっても胸躍る展開に期待が高まる「青山オペレッタ」プロジェクト。

キャラクターとゼロから向き合ってきた二人の言葉は、このプロジェクトだからこそこういうことをやってみたいという前向きな気持ちに溢れていた。舞台上で彼らからどんな“プレゼント”を受け取れるのか、開幕の瞬間を心待ちにしたい。

撮影:ケイヒカル

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