2020年も終わりが近づいてきたので、昨年に引き続き、1年のニュースを対談形式で振り返ってみることにしました。
――1年を振り返るときに「激動の1年」なんて言うわけですけど、2020年は本当にそんな1年になっちゃいましたね。
たしかに大きな変化があった1年でした。コロナで始まり、コロナで終わった1年と言っても過言ではないですよね。
――そうそう。
「ロックダウン」って言うんですか? 都市をまるごと封鎖しちゃうみたいな。あんなことになったら大変ですよね。外も簡単には出歩けないわけですから。
――たしかに。それでも外に出たい人もいるから、どうごまかして外出するかみたいなことになってたところもありましたね。
僕も結構気をつけてましたよ。
――そうですか? 日本はそこまで厳しくなかったと思うけど。
でも外に出たらあんな大きい人が追いかけてくるわけですから怖いですよね。
――いやいやおまわりさんだって、別に大きい人ばかりってわけじゃないでしょう。それに外を歩いただけで追いかけてくるかな?
ロングコート着てさ。
――寒い時期だからコートを着てたのかな。
行く先々で会うわけ。
――何それ怖くなってきた。
――『バイオハザード RE:3』の話じゃねぇかよ!
タイラント、怖いですよね。
――うるせぇわ。最初に「ウイルス」と「封鎖」って自分で言ってたじゃない……。
T-ウイルスとラクーンシティ封鎖ですよね。
――そこからかよ。新型コロナウイルスでしょ!
あ、そっちか。
――そこを間違う人はいないと思うんだけどね。
『バイオハザード RE:3』はタイラントじゃなくてネメシスだよね。ごめんごめん、間違ってたわ。
――どっちでもいいわ。
やっちゃったなー。
――もっと反省するとこが別にあるだろ。
「密です!」ってね。
――反省してねーだろ。まずフレーズだけ覚えるのやめなさいよ。小池都知事が記者団に放った言葉でしょ。たしかに印象に残るフレーズだったけども。
あんなに人が集まってたわけですから。60人ですよ? そりゃ注意されますよ。
――小池さんも3回繰り返してましたから。でもあれってそんなに人数がいたんですか。
そりゃそうでしょう。
――テレビとかで見ても小池さんが映ってるだけだったから、記者さんがどれくらいいたかはわからなかったなぁ。
忘れちゃってるんだ。
――そうですね。
ダメですよ、そんなんじゃ。
――なんか怒られちゃった。本当に見たんですか。
そんなのはね、見なくてもわかりますよ。だいたいあんな狭いところにあれだけ人がいたら問題だって誰でもすぐわかるでしょ!
――なんかだいぶ息巻いちゃってますけど。
いくらクラウンが欲しくても限度がありますよ。
――それは『Fall Guys: Ultimate Knockout』ね。たしかにキャラクターがワチャワチャするけども。
小池さんもやってたんじゃないかな。
――もう「密です」関係なくなっちゃった。まぁ、こういう世相だったから「Fall Guys」が受け入れられたっていう側面はあるかもね。PS Plusのフリープレイタイトルとしてはこれまででもっともダウンロードされたらしいですし。同じように今年ヒットしたゲームだと「あつもり」も印象深かったですよ。
あつもり。
――そうそう。「巣ごもり需要」もあって大ヒットしたっていうね。
史上最速ペースでしたっけ。
――本当に爆発的なヒットでしたから。
でもなぁ。なんというか「あつもり」って言っても名前だけだからなぁ。
――え、どういうこと?
たしかに昔の日本を舞台にしてるんですけど……。
――そうだっけ?
「平敦盛」は出てこないじゃないですか。「あつもり」ファンとしてはそれが残念で……。
――ごめん、何の話をしてるの。
「Tsushima」なんて言われたりもしますね。
――『あつまれ どうぶつの森』と「Tsushima」を勘違いしてるやつ、初めて見たわ! まず平敦盛が出てこない時点で怪しいだろうがよ。
あれ、違うんですか?
――「Tsushima」は元寇が舞台だから平敦盛はとっくに死んでるの! 続編とかではない完全新作にもかかわらず、大ヒットしたのは間違いないんだけどさ。
「GoTo of Tsushima」ってみんな言ってたような。
――くだらないダジャレでごまかしてるんじゃないよ。『Ghost of Tsushima』でしょ! 実際に開発者はゲームが発表される前にGoto対馬してたらしいですね。これもコロナがあったらできなかったわけですから、感謝しなきゃいけませんよ。ちなみにIGN JAPANにバレるかもとヒヤヒヤだったそうですが、次があるときは連絡してほしいですね。
あ、そっちか!
――そっちとか、こっちとか、そういうことじゃないんですけどね……。ソニーさんは今年、次世代機のPS5をローンチしたわけですけど、『Ghost of Tsushima』がいちばん目立っていたかもしれません。
肝心のPS5は品薄が続いてますしね。
――抽選販売も高倍率で「全然買えない」という声もあります。
ある程度は仕方ないんじゃないですか。
――単なる品不足なら諦めもつくかもしれませんけど、転売もかなり問題視されてますよ。同じ転売でいうと、マスクも一時期はめちゃくちゃ品薄でしたから。
たしかにね。
――そこで出たのが「アベノマスク」ですよ。
あったねー。『Marvel's Avengers』を求めて行列を作ったマスクの人たちを「アベノマスク」って呼んだんだよね!
――間違いが独特すぎるだろ。そもそも今はダウンロード販売もあるから昔のようにソフトの発売日に行列ができることはあまりないし、『Marvel's Avengers』も行列にはなってないと思うよ。
でもFFが発売したら休校要請が出てたじゃないですか。
――休校要請と『ファイナルファンタジーVII リメイク』は関係ないわ!
てっきりFFやるための休みかと……。
――そんはなずないでしょ。
たぶんみんな勘違いしてると思う。
――そんな人いないと思うけどね。気づいたら全部の話題がゲームに寄っていっちゃうんだもんなぁ。持続化給付金も忘れずに受け取った?
いやまだです。
――え、まだ? もう間に合わないでしょ。
でも、こないだ発表されたばかりなんで。
――いやいや発表からだいぶ経ちましたし、さすがにみなさんはもう受け取ってると思いますよ。
PlayStationからの告知があったのも先週だったしね。
――もう「PlayStation」って自分で言っちゃってるってことは、わかってて言ってるよね? それは『サイバーパンク2077』の返金対応の話でしょ。
あれって持続化給付金じゃないの?。
――んなわけねーだろ。
そっかー、ごっちゃになってたんだな。
――ごっちゃとかそういう問題じゃないと思うけどね。
今年は炎上案件っていうか、そういう話題が多かったのでちょっと疲れてるのかもしれない。
――そういうもんかね。
だいたいななんでもかんでも火を放ちすぎなんですよ!
――あなたが余計なことを言うからでしょうよ。たしかに今年は暗い話題が多かったけどさ。
これはゲームの話になっちゃうけど、ついに発売された『The Last of Us Part II』も結構評価は割れちゃってね。
――The Game Awardsのゲーム・オブ・ザ・イヤーはじめ、広く評価も受けてるんだけど、今作の変化についていけなかったという声も結構あったみたいだね。
キャラクターのことが槍玉にあがってさ。
――あんまり詳しくは言いにくいけど、そうだね。
キャラクターの名前なんだっけ? 「ア」で始まるやつだよね……ちょっと待って。もう少しで出てくるから。
――早くしてくれない? 「アベー」みたいなのはさっき言ったからなしね。
なんかだまそうとしてるでしょ。
――いや、そういうわけじゃないですけど。むしろほぼ答え言ってるけどね。
……あ、思い出した! 「ガースー」だ!
――それは菅首相ね。かすってもいねぇわ。自分で「ア」で始まるやつ、って言ったのはどこいったのよ!
年末だから最近ガースーの話題が多くてさ。
――それは大晦日のガースーじゃねぇか、それはもういいですから。正解は「アビー」ね。The Game Awardsで『The Last of Us Part II』は6部門を受賞して、アビーを演じたローラ・ベイリーさんもBest Performance部門で受賞しています。
アビーね。
――あんま覚える気ないでしょ。
「ア」で始まると言えば。
――今度は何よ?
あれが話題になりましたよね。
――あれっていうのは?
「ア、マ、」で始まるやつですよ。
――ああ! やっぱりコロナに関連した話題だけど、グッズが販売されたり、厚労省がアイコンに使ったりしてね。
今年は「アマ」ですよ。
――そういうのは知ってるのね。じゃあ名前をお願いします。
――あ、そっち?
そこを間違う人はいないと思うんだけどね。
――俺の真似はしなくていいんだよ! そこは普通「アマビエ」でしょうよ。
やっぱり今年を代表する作品ですから。
――たしかにね。2018年にリリースしたゲームなんだけど、2020年の夏頃から急激に人気を得たという特殊な作品です。「宇宙人狼」なんて言われますね。
最近Switchにも来まして、「アマングアス」だと思ってたら、任天堂的に発音は「アモングアス」らしいことが明らかになりました。
――それこそ、どっちでもいいわ。
あとは「ソーシャルディスタンス」ですかね。
――また、「Fall Guys」の話を繰り返すのかな。
たとえ人数が少なくても、やっぱり距離を保ってすごさないと危険ですから。
――たしかにそうだね。このところ、感染者数も増加してるみたいですし。
感染者も無限に増えるわけではないですけどね。
――そんなことなくない? 手洗い・うがいとかもちゃんとやらなきゃダメですよ。
でも手洗いやうがいは効かないからなぁ。
――また別の話になってますね。
だから密は危ないってことでしょ。「3密」というか「4密」というか。
――何の話よ、今度は。
貧乏神のことですよ。最新作の『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 』は150万本突破したらしいです!
――ほらまた、ゲームじゃん。
「距離を保たなきゃ貧乏神をもらうことになっちゃうよ」っていう意味ですよね。
――「ソーシャルディスタンス」は別にそのことは言ってないでしょ。
そうなの? なんだかまぎらわしいなぁ。
――あなたが何でもゲームで考えちゃうからでしょう。
何かの陰謀かもしれない。大統領選もいろいろあったし。
――考えすぎでしょう。それじゃ最後は明るい話題をして終わりにしましょう。今年はあるアニメが大ヒットして、日本の映画興行記録の首位が変わりそうなくらいの勢いを見せています。
コメツね。稲作アクションRPG。
――「キメツ」な! 『天穂のサクナヒメ』にどうしても触れたいからって雑に「コメツ」はねーだろ。『鬼滅の刃』もゲーム化は決まってるから、来年はその話題をお届けできればいいですね。
「コメツ」というか「コメツク」でもいいよね。
――いい加減にしろ!
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