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【福島県・浪江町立大堀小学校】解体を前に3日間だけの見学会
「人がいない所を撮るっていうのはいままであんまりないんだよね。こうやって写してると子どもたちがイスに座っている情景が浮かんでくるような感じがするんだけど」
<昭和47年度卒・小野田浩宗さん>
父も娘も、自分も…この大堀小学校を巣立ち、家族で営んできた写真店は長年、学校の卒業アルバムを手掛けてきた。
母校の最後の見学会。スタッフの1人として来校者を迎え入れる。
<昭和62年度卒・伊藤京子さん>
校内を巡るのは、卒業生の伊藤京子さん。埼玉県から訪れた。
「この周りだけとりあえず最後撮っておこうかなと思って」
沢山の思い出が詰まった母校を娘たちに紹介する。
伊藤京子さん:「もう最後だと思うので貴重な時間になったと思います。こういう所で育ってこういう人間になったんだよっていうのを伝えられればいいと思います。母校は基礎ですかね私の」
◇1873年小野田小学校として開校
◇1956年大堀小学校に改称
◇卒業生4352人
◇2011年東日本大震災と原発事故により臨時休業
◇2021年4月閉校
<そして解体へ…>
小野田浩宗さん:「人間形成の中の本当の原点の気がするだよねこの場所って。だから学校の周りの環境もそうだしそこにいてくれる先生との出会いもそうだし、それがやっぱり自分たちを作ってくれるっていうか。そういう場所のような気がするね」
<記憶を辿っていたのは東日本大震災当時の5年生>
「意外とこんなに狭かったんだね教室」
「そうだね」
「今入ると狭い」
「ね、二十何人いたけど」
震災と原発事故のあと全員が福島県の内外へと避難した。
20歳になった彼女たち。9年4カ月ぶりの登校。
偶然出会ったのは当時の担任…「あの日以来の再会」。
時が経っても変わらない恩師や友人とのつながり。学び舎との別れをきかっけに大切な人たちとの再会が叶った。
震災当時5年生・益田愛羅さん:「逢いたかったみんなに。先生にも会えたしみんなにも会えたから宝物です今日は」
<卒業アルバムを作れなかった震災当時の5年生>
小野田さんが撮る集合写真は新たな思い出の1枚となった。
震災当時5年生・江井愛蘭さん:「学校が解体されること自体は悲しいですけど5年間の思い出がちゃんとあるので。『これから』もみなさんと連絡とって『色んな思い出とか作っていけたらいいな』と思います」
5つの学校におよそ2000人が訪れた見学会。学び舎との別れは悲しみだけではなかった。
小野田浩宗さん:「震災から10年目ということで、いろんな所でいろんなことが変わりつつある。そういう意味では学校もね、ある程度役目を終えたような風に私は思うんです。学校は無くなってしまいますけど、多分それぞれがここで過ごした期間の思い出はずっと残り続けていくと思います。これがもうラストのシャッターを切る瞬間なのかな」
"そうだね" - Google ニュース
August 08, 2020 at 07:00PM
https://www.fnn.jp/articles/-/72053
震災・原発事故…2021年春・福島県浪江町の5つの小中学校が閉校 それぞれの学び舎との別れ - FNNプライムオンライン
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