成功している若い起業家のなかには、ビジネスプランを2週間ほどで固めたという人もいます。起業を意識していれば、いくつかのビジネスアイデアを持っているかもしれませんが、ついつい仕事の忙しさにかまけて、プランを立てる時間が取れないことも多いのではないでしょうか。そこで、夏休みを活用することをオススメします。
世間がサマーバケーションだからこそ、有意義な時間を過ごすのが大切。目標があるならまず“夏休みにやることリスト”を作成して、今年の夏こそ無駄にしない決意を!
この記事のポイント
- ①夏休みの前に“やることリスト”をまとめよう! すべきことを可視化させ、夏を活用して短期集中的に起業の準備を
- ②ビジネスプランの構想から情報収集、事務作業など、起業のためにやることリスト7つ! 実際の体験談を元にご紹介
- ③この夏を活用し、あなたのやりたいことをビジネスに! やることリストを使い、抜かりない起業の準備をしよう
起業のための、夏休みにやることリストとは?
何をいつ、どのようにやるか整理し、すべき行動が明確になるようToDoリストを作っている人は多いはず。実際、人間は複数の事柄を頭の中だけで記憶、管理するのが不得意。紙に書き出し、可視化するだけで負荷が減り、スッキリと状況を把握し進行できるようになります。
“夏休みにやることリスト”は、いわばToDoリストの期間限定版です。締め切りや期限があるタスクにとても有効なので、リスト化の作業を休暇前に行いましょう。それをベースに行動し、充実した夏が過ごせるようにするのです。
人々がバテたり、アクティビティに夢中になったりしている季節だからこそ、短期集中行動によって差をつけましょう。
起業のためにやることリストその1マインドマップを作る
では、どのような内容をリストに盛り込めばいいのでしょうか。必要となる要素を詳しく見ていきます。
まずマインドマップとは、表現したい概念の軸となるキーワードやイメージを中央に描き、そこから連想できる事象を放射状に記入、展開させていくノート術です。
頭の中が整理でき、発想力や記憶力が高まるとされています。脳科学、心理学に基づいており、信頼性が高いのも特徴です。実際、多くの起業家が実践し効果を実感しています。筆者の知り合いで、マインドマップを活用し30歳で独立した石山氏はこう語ります。
「のちに必要となる企画書、事業計画書などを作成する際にも役立ちます。ただ、私の場合は凄く時間がかかりました。あまり完璧に書こうとせず、リラックスして挑んだ方が良いみたいですね」
慣れないと想像以上に悩むようなので、時間を気にせず取りかかれるようにしましょう。だからこそ、夏休みに行うのが最適なのです。
起業のためにやることリストその2机上で情報収集
起業するには幅広い情報、ニュースをキャッチする努力が必要です。インターネットで先輩起業家の経験やアイデア、サクセスストーリーをチェックするのもいいですが、もう一歩踏み込んだ情報収集をおすすめします。
たとえば、国内だけでなく、海外のスタートアップについてリサーチしてみましょう。特に、UberやAirbnb、Slackなど今話題の新興企業などについて集中して調べると、自身のビジネスモデルを固める参考になるでしょう。
どういった過程を経て、どのタイミングで飛躍し、なぜ成長したのかなど、自分なりに分析し、理解を深めるのがポイントです。興味ある企業を1〜2社に絞り、それらの企業研究を行い、いつまでにまとめるかをリストに記しておきましょう。
起業のためにやることリストその3ビジネスイベントのスケジュール確認・参加
例年、夏はさまざまなイベントが開催されます。比較的参加しやすい起業セミナーやIT勉強会、ワークショップはもちろん、オンラインイベントなど、自分の時間が取れることを最大限利用し、ハッカソンやスタートアップウィークエンドといった実地型にもチャレンジしてみましょう。
イベント参加の目的は自分のポテンシャルを高めるためだけではなく、ともに活動する仲間探しのチャンスでもあります。目指す方向が同じ人々の集まりなので、ほかの場より話しやすく、価値観の共有も容易でしょう。最低限のコミュニケーションだけでなく、積極的にメンバーと関わるよう心がけましょう。
具体的なヴィジョンがあるなら、ビジネスコンテストへの出場を視野に入れるのもいいでしょう。入賞できなくとも率直な意見が聞ける良い機会であり、たくさんの出会いや気づきを得られるはずです。
web制作・システム開発の事業を展開している近藤氏は、スタートアップイベント“スラッシュ・トウキョウ2019”にて、新しいパートナーを見つけたそうです。
「出展していたサークルのアイデアが気に入り、私の会社でビジネス化を計画しました。残念ながら実現は難しそうですが、彼らとの付き合いは続いていますし、今後も可能な限りサポートしたいと思っています」
起業のためにやることリストその4街に出る予定
例年、他シーズンより街が賑わうのも夏の特徴です。数々の事業を立ち上げてきたJOI Inc 代表の竹田氏曰く
「トレンドや新しいニーズの情報を得るには、テレビ・ラジオはもちろん、ネットでさえ遅い。何かを介した頃にはもう古いんです。フレッシュなデータは街にもヒントがあります」
とのこと。
「私は若い子の流行を知りたくて、原宿の竹下通りで半日以上過ごすこともあります。人の動きや流れ、目線を意識して眺めると、たくさんのヒントが見つかるし、インスピレーションを得られます。写真を撮っているスポット、歩きながら飲み食いしているもの、持っている紙袋とか、店の装飾や広告なども参考になります。」
街に出るのも情報収集の一環であり、PCだけでは知り得ない本当の旬をキャッチできます。普段仕事で忙しいビジネスパーソンは、なかなか行うタイミングがないだけに、夏の休暇を利用して予定に組み込むといいのではないでしょうか。
「人が行き来する場所ならどこでもOK。原宿、新宿、渋谷、巣鴨……。観察するぞ! と極端に意気込まず、少し意識して眺めるだけで十分だと思います。無駄に見えるかもしれませんが、立派なユーザー分析ですよ」
起業のためにやることリストその5・6決定とアウトプット
事務的作業
ビジネスを実態化させるには、会社名(商号)の決定や定款作成、開業に必要な資金算出など、事務タスクの消化も欠かせません。ただ、マニュアルが多く存在するおかげで、ここまでに至れば時間との勝負のみで済みます。自分で期日を設け、きっちり片付けてしまいましょう。
企画書へのアウトプット
ビジネスに繋がるアイデアが見えてきたら、プレゼン資料や企画書をざっくりでも良いので作りましょう。スタンダードな書き方、書式などはインターネットで調べてみてください。不完全でもアウトプットすれば具体性が増し、現実化に向けての道筋が見えやすくなります。
起業のためにやることリストその7一人合宿のプランニング
文豪たちが執筆時にはお気に入りの宿で過ごしたように、普段とは違う環境に身を置くことで、集中力をアップさせ、研ぎ澄まされた思考力をゲットできることがあります。
そこでオススメするのが一人合宿。まとまった休暇が取れない限り実行できないだけに、夏休みこそ狙いめなのです。完全に効果を引き出すため、起業のプランニングだけに集中できる数日間を確保してから行いましょう。
そして合宿期間に入り次第、リストを実行。きっと、効率良くタスクを消化できるはずです。
【まとめ】夏休みを上手に活用し、起業の準備を
起業のために夏休みにやるべき7つのリスト
- マインドマップを作る
- 机上で情報収集
- ビジネスイベントのスケジュール確認・参加
- 街に出る予定を作っておく
- 事務的作業
- 企画書へのアウトプット
- 一人合宿のプランニング
3年前にリサイクル会社を立ち上げた国近氏は、事業の骨子をすべて夏の間にまとめたと話します。
「自分のやりたいことをビジネスにできるのが、起業の魅力だと思います。今は資金調達がしやすく、スタートアップ用サービスも数多くあります。仲間たちと何かしようと思うなら、チャンスといえるでしょう。特に夏のダッシュで大きな差が出ること必至です!」
夏休みは1年の中で、まとまった時間がとれる最大のチャンス。この機会を最大限に活用するために、事前に上記のリストを作っておきましょう。しっかりとした準備をして臨めば、あなたの人生を変えるひと夏となるかもしれません。
この記事を書いたライター
大学卒業後、編集プロダクションを経てフリーの編集・ライターに。ファッション関係を中心にペットやグルメ、スポーツ、美容など、幅広いジャンルで活動する。趣味は映画鑑賞とテレビゲームだが、ともに娘が生まれて以来まともに絡めていない。ダイエットのため、深夜に代々木周辺を徘徊中。
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July 12, 2020 at 05:52AM
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