J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。2月10日(月)のオンエアでは、2月12日にニューアルバム『TOUCHABLE』をリリースした石井竜也が登場。ピストン西沢を相手に自身の生き様などを語った。
同じライブをしていると飽きてしまう
石井は昨年、還暦を迎えた。記念として、俳優・辰巳琢郎にワインをプロデュースしてもらったとのこと。この日はピストンにわずか1600本ほどしか作っていないというそのワインをプレゼント。その後は親交のある両者だからこその、気さくなトークが展開された。
ピストン:「大赤字アーティスト」と言ったら、石井竜也でございます。
石井:いやあ、そんなことは(笑)。僕にとっては誉め言葉だからね。
ピストン:そうですよ、金に関係なくやりたいことをやってみる。
石井:そうなんだよねえ。
ピストン:石井さんの活動ペースって、そこらの若い衆よりも早いですからね。
石井:たとえば若いアーティストだとさ、種類を変えずに回数をこなしているっていう感じがあるじゃないですか。俺の場合はそれを3つぐらいに分けて、セットも全部変えて……。
ピストン:飽きちゃうからね。
石井:そう、飽きちゃうんですよ、俺。なんでこんなに飽きっぽいんだろうね。
ピストン:同じツアー(の公演回数)が10本くらいあるとすると?
石井:あー、もう駄目だね。
ピストン:平行して違うのをやらないと。
石井:もう5本目ぐらいで完全に飽きちゃってるね。
ピストン:スパゲティを食べながら、横にどら焼きがないと駄目なんですよね。
石井:もう、スパゲティを食べて3口ぐらいで飽きてるから。
ピストン:(笑)。
ピストンは石井の頭の中身をコンピューターにたとえてみることに。
ピストン:コンピューター的に言ったら、頭のなかにパーテーションが区切ってあって、ハードディスクがいっぱい分かれているわけですよね?
石井:あー、わかりやすいような、わかりづらいような(笑)。
ピストン:もっと言ってしまうと、1個ずつのパーテーションを分けちゃったから、いっぱい入る頭脳なんだけど、1個ずつは小っちゃいんですよ。
石井:そうだね。うん、それはそうだ。
ピストン:(笑)。そういうところが大好きなんですよ。
石井:でもしょうがないよね、性格だから。
石井は「人間は、生まれ持ったものはどうしようもないから」と自虐的に語ったが、変化し続けるところは、アーティストとしての大きな魅力だろう。
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