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Thursday, December 8, 2022

コラム:来年の日銀は米景気次第か、カギ握るドル/円の水準 - ロイター (Reuters Japan)

[東京 8日 ロイター] - 2023年の米経済は大幅なブレーキがかかり、ドル/円は円高方向に進みやすいというのが、市場参加者の多数意見のようだ。この場合、黒田東彦総裁からバトンを受け継ぐ新総裁にとって政策修正のハードルは上がるだろう。

 2023年の米経済は大幅なブレーキがかかり、ドル/円は円高方向に進みやすいというのが、市場参加者の多数意見のようだ。この場合、黒田東彦総裁からバトンを受け継ぐ新総裁にとって政策修正のハードルは上がるだろう。写真はイメージ。2017年6月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)

だが、米景気はメーンシナリオに反して粘るのではないかと筆者は考えている。その場合は米連邦準備理事会(FRB)の利上げが継続し、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)が引き上がれば、円安傾向が持続して日本の消費者物価指数(CPI)上昇を継続させ、日銀の政策修正の可能性が高まる。来年の米経済の動向は、日本経済と金融政策の行方を今まで以上に大きく左右する。

<市場の多数派、来年の米利下げ織り込み>

経済協力開発機構(OECD)が11月22日に公表した世界経済見通しでは、23年の米国の成長率は22年見通しの1.8%から0.5%に急減速する。市場参加者の一部は、23年のどこかでマイナス成長に転落し、同年秋ごろに利下げに転じると予想している。

そのケースでは、外需に依存する日本経済は世界経済の後退色を受けて調整局面入りし、市場では政府による財政支援を予想する声が広がるだろう。金融面では、日銀の超緩和策の維持を求める声が政府・与党から出て、新総裁が現行の超緩和政策を修正する余地は大幅に狭まりそうだ。

<想定以上に強い米経済、1.5兆ドルの余剰貯蓄>

ただ、一部の市場参加者が「鉄板」と思っている米景気後退の可能性は本当に確実なのだろうか。米アトランタ地区連銀が6日に公表した「GDP NOW」では、今年第4四半期成長率は3.4%と算出された。

また、今までのところ年末商戦の売れ行きは好調で、個人消費に陰りは見えていない。この背景には、新型コロナウイルス対策で米政権が支出した給付金などの財政支援によって、1.5─1.7兆ドル規模とみられている米家計の余剰貯蓄の存在がありそうだ。また、足元で堅調な動きを示す米株価が、個人の消費マインドをサポートしている面も見逃せない。

堅調な個人消費の影響を受け、米CPIがFRBの思惑通りに低下しない可能性が来年前半に高まるのではないか、と筆者は予想する。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利上げが決まった後、2月と3月に0.5%の利上げが実施されそうだとの思惑が浮上すれば、ドル/円は円高回帰ではなく、円安方向への動きを再び始める可能性がある。

<円安ならCPI4%超の上昇も>

なぜ、円安の動きが重要かと言えば、足元におけるCPI上昇は川上の企業物価における輸入物価の大幅上昇の影響を強く受けているからであり、円安傾向が持続すれば、CPI上昇の勢いが継続しかねないためだ。

11月全国CPIは今月23日に発表されるが、11月東京都区部CPIの結果を見ると、コアCPI(除く生鮮食品)が前年比4%の上昇になる可能性もある。民間エコノミストの間では、12月のコアCPIが4%上昇になっているのは確実だとの予測が増えている。

日銀は2023年度のコアCPIの上昇率が1.6%に減速すると予想している。だが、円安傾向が継続する展開になれば、その見通し通りに展開しない可能性が高まる。帝国データバンクによると、来年2月の食料品値上げ計画は今の段階で4000品目を超えている。企業の値上げに対する抵抗感は、全くなくなってしまったと言っていいだろう。

一方、日銀が重視する賃上げに関しても、連合は5%を目標に設定。政府も「物価上昇に負けない賃上げ」を支援する方針を松野博一官房長官が表明している。

<広がる日銀の選択肢>

もし、来年前半のCPI上昇率が3%から4%台で推移した場合、日本の利回り曲線(イールドカーブ)の形状は、10年超を中心に上がり出すだろう。

このケースでは、新総裁が何らかの政策修正に乗り出す可能性が高まると筆者は予想する。

「為替は金融政策の目的ではない」「米国は自国の物価と雇用の安定のために適切な政策運営に努めている」というのが日銀の立場だが、来年の日銀の金融政策の展開を予想する上で、FRBの利上げ方針の動向とその影響を強く受けるドル/円の水準は、非常に大きな影響を持つ変数として注視するべきだろう。

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「生煮え」審議の救済法案 配慮義務で妥協の立憲 実効性に疑問 - 毎日新聞

旧統一教会問題を受けた被害者救済法案が賛成多数で可決された衆院本会議=国会内で2022年12月8日午後1時39分、竹内幹撮影
旧統一教会問題を受けた被害者救済法案が賛成多数で可決された衆院本会議=国会内で2022年12月8日午後1時39分、竹内幹撮影

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済法案は8日、寄付勧誘時の配慮義務規定を「十分に配慮」と変えるなどの修正で自民党や立憲民主党など与野党が最終的に合意し、衆院を通過した。会期末の10日にも成立する見通し。だが、元2世信者や有識者からは実効性に疑問の声が上がり、野党内にも「生煮えの法案だ」と不満がくすぶる。

 「修正案が提出され、成立する前提で、政府にお答えいただきたい」

 8日午前の衆院消費者問題特別委員会。立憲民主党の西村智奈美代表代行はそうことわりながら、政府に配慮義務規定について質問した。

 実は可決された修正案を自民、立憲など与野党が特別委に提出したのは採決直前の8日昼。修正案に対する質疑はなかった。西村氏が質問したのは、…

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Wednesday, December 7, 2022

サービス価格まだ低く、金融政策の変更は時期尚早=中村日銀委員 - ロイター (Reuters Japan)

[松本市(長野県) 7日 ロイター] - 日銀の中村豊明審議委員は7日、長野県金融経済懇談会後の記者会見で、サービス価格が低い現状では金融政策の変更は時期尚早との見方を示した。金融政策の検証作業は、正常化の議論の中で行われると述べた。

 12月7日 日銀の中村豊明審議委員は7日、長野県金融経済懇談会後の記者会見で、サービス価格が低い現状では金融政策の変更は時期尚早との見方を示した。写真は日銀本店。2019年1月、都内で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

金融政策の点検・検証の必要性を問われた中村委員は、コストの大部分を人件費が占めるサービス分野の価格の伸びが1%に届いていないことに言及し、「サービス価格がまだ低いので、このタイミングで金融政策の変更をするのは時期尚早だろう」と指摘。政策の点検作業は、正常化に向けた議論の中で行われるとの見通しを示した。

田村直樹審議委員は2日、朝日新聞のインタビューで、日銀の大規模緩和について「しかるべきタイミングで、金融政策の枠組みや物価目標のあり方を含めて点検、検証を行うことが適当」と述べていた。

市場では、日銀総裁交代のタイミングで日銀が異次元の金融緩和を検証し、政策修正に踏み切るのではないかとの思惑が出ている。中村委員は「人事によって金融政策を見直すタイミングが変わると考えたことはない」と指摘した。

中村委員は、金融政策の見直しは「金融と経済の環境変化に応じて考えていくべきものだ」と強調。現在の金融緩和の枠組みも「今は変更すべきではない」とした。

<賃金上昇、春闘後の見極めが重要に>

中村委員は午前のあいさつで、2%の物価目標を持続的・安定的に達成し持続的な経済成長を実現する上では、経済成長とともに賃金も上昇していくことが重要だと語った。

会見では、賃金の持続的な上昇が実現するには時間が「かなりかかるかもしれない」とする一方、経営者の意識の変化や政府の取り組みに期待感を示した。

中村委員は、平均賃金の伸びが1―1.5%程度で推移する中、来年の春闘での賃上げ率が平均賃金を上回りすぎると「賃上げされた分が従業員の貯蓄に回る可能性もけっこう強い」と指摘。企業の賃金構造がどのように変質していくか見極める必要があるとし、「来年の春闘の賃上げ率だけで政策修正するほど単純な話ではないのではないか」と語った。

(和田崇彦 編集:田中志保)

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Sunday, December 4, 2022

与党、会期内成立狙う/野党、法案修正を要求/旧統一教会の被害者救済法案 - 東奥日報

 国会は10日の会期末に向け最終盤の攻防に入る。政府の総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算が2日に成立。焦点は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済新法の法案審議に移る。政府、与党は野党の協力を得て会期内の9日にも成立を狙う。ただ野党は法案修正と徹底審議を求めており、駆け引きが激しさを増しそうだ。

 「法案修正で合意できなければ、国会審議で問題点を議事録に残さなければならず会期内に収まらない」。立憲民主党の岡田克也幹事長は3日、岩手県宮古市で記者団に、会期延長に含みを持たせた。

 与野党は2日、救済新法の法案について、6日の衆院本会議で岸田文雄首相が出席して趣旨説明と質疑を行い、審議入りする日程に合意した。与党は衆参両院2日ずつの審議で、スピード成立させる段取りを描く。政権幹部は「被害者を救う環境を早期に整えるのが国の責務だ」と話す。

 一方の野党は被害者救済で「実態に伴う法律」(泉健太立民代表)とするため、信者の親を持つ「宗教2世」や被害救済に当たる弁護士が参考人として出席する質疑を訴える。

 法案成立への鍵となるのが、法人が寄付を勧誘する際に「自由意思を抑圧しない」などとする配慮義務規定の修正だ。野党は法案の実効性を担保するため、禁止規定に修正するよう主張。だが禁止規定となれば、刑事罰の適用などにつながり要件の明確化が必要となる。不当な寄付は複雑なケースが想定され、要件の規定は困難だというのが政府の立場だ。

 ただ与野党双方に、法整備に後ろ向きと映れば世論の反発を招きかねないとの懸念もある。日本維新の会の遠藤敬国対委員長は「法案の不足部分は付則や付帯決議、国会答弁で穴埋めしていく」と表明した。立民幹部も「交渉の余地はある」と語る。与野党には党首級会談で局面打開を図ろうとする動きも浮上する。

 首相は2日、法案審議を「見守っていきたい」と述べた。与党も配慮義務規定を報告徴収対象にするなど妥協点を模索しており、修正に踏み出す可能性も残る。

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Saturday, December 3, 2022

【論点直言 日本経済】「異次元緩和」修正が必要 日本総合研究所理事長・翁百合氏 - 産経ニュース

日本総合研究所の翁百合理事長=東京都品川区(酒巻俊介撮影)

ロシアによるウクライナ侵攻などを背景とする物価上昇と歴史的な円安との二重苦は家計を圧迫し、成長力や生産性が高まらず、十分な賃上げもままならない日本経済の脆弱(ぜいじゃく)な姿を浮き彫りにした。岸田文雄政権は物価高に対応する総合経済対策を打ち出したが、対症療法にとどまるとの指摘は多い。日本経済の低迷の要因と、その打開策について3氏に聞いた。このうち、日本総合研究所理事長の翁百合氏の話は次の通り。

岸田文雄政権は「アベノミクス」を踏襲する立場だが、いくつか修正すべき点はある。まず、アベノミクスは金融政策に偏り過ぎていた。日本銀行の「異次元の金融緩和」は10年近くたっても正常化できていない。今は景気回復の途上で、大幅な金利引き上げはできない。ただ、賃上げの広がりや金融市場の状況を見ながら、どこかのタイミングでマイナス金利政策などを修正するべきだ。

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