*07:39JST NYの視点:ECB利上げに加え景気刺激策解除へ、7月、9月利上げの準備
欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で政策金利を予想通り0.25ポイント引き上げ4.00%に決定した。8会合連続利上げと同時に、7月に資産購入プログラム(APP)の資産再投資を中止すると発表。さらに、インフレ、コアインフレ見通しも引き上げ。23年のインフレ率見通しを5.4%と、前回3月見通し5.3%から引き上げた。コアインフレも23年5.1%と、前回4.6%から引き上げ。一方、本年の成長見通しは0.9%と、前回見通し+1.0%から引き下げた。
■ECB見通し
GDP:23年+0.9%(+1.0%)、24年+1.5%(+1.6%)
インフレ:23年+5.4%(+5.3%)、24年+3.0%(+2.9%)
コアインフレ:23年+5.1%(+4.6%)、24年+3.0%(+2.5%)
ラガルド総裁は会合後の会見で、我々はまだやるべきことがあるとし、利上げ見送りや休止は考えもせず、協議もしなかったと述べた。同時に、インフレが過剰に長期にわたり高過ぎるとし、7月も利上げする可能性が極めて高いと言及。
ECBは景気見通しを下方修正する一方で、コアインフレやインフレ見通しを上方修正。25ベーシスポイントの利上げに加え、景気刺激策を解除する計画を示したため追加利上げ観測が強まった。7月に加え、9月の追加利上げの思惑も強まった。
《CS》
当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。 【FISCO】
からの記事と詳細 ( NYの視点:ECB利上げに加え景気刺激策解除へ、7月、9月利上げの ... - ロイター (Reuters Japan) )
https://ift.tt/4OqAwtG
No comments:
Post a Comment