[ニューオーリンズ 8日 ロイター] - オバマ政権時代に大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めたクリスティーナ・ローマー氏は7日夜、米連邦準備理事会(FRB)が経済にショックを与えてインフレ率を押し下げようとする取り組みはまだ初期段階にあるとし、必要以上に金利を引き上げてしまうリスクを回避するのは困難との見方を示した。
ニューオーリンズで開催された米経済学会(AEA)年次総会での基調講演で述べた。
現在はカリフォルニア大学バークレー校の経済学教授であるローマー氏は、FRBはこの1年に政策金利を4%ポイント以上引き上げており、「今はまさにその効果が表れ始める時期に入っている」と指摘。
「タイムラグがあるため、政策立案者はいつ利上げをやめるか、あるいは軌道修正するかという非常に難しい決断に迫られる」と述べた。
その上で「必要以上の痛みを与えることなくインフレ率を引き下げたいのであれば、問題が完全に解決する前に方向転換する必要があるだろう」とした。
からの記事と詳細 ( 米FRB、過剰利上げの回避「困難」 オバマ政権時代の高官指摘 - ロイター (Reuters Japan) )
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