[東京 21日 ロイター] -
<農林中金総合研究所 チーフエコノミスト 南武志氏>
食料とエネルギーが物価上昇の牽引役だが、それ以外にも日用品で上昇が加速している。東大や一橋大の物価指数は10月に伸びが加速しており、10月のコアCPIは3%台半ばまで上昇するとみられる。 今の物価上昇はあくまで輸入インフレが主役で、国内の需給逼迫によるものでない。 このような状況で(黒田日銀総裁が任期を終えるまでの)あと半年、日銀が何も政策変更をしないことを、政府が忍耐強く耐えられるか注目している。
CPIは10─12月は3%台前半で推移し、来年はじわじわ伸びが鈍化、2023年度前半は2%台半ばで推移するとみている。日銀は来週公表の展望リポートで、23年度の物価見通しを上方修正する公算大きい。 米国の金利は来年前半まで高水準での推移が続く可能性が高く、為替も円安傾向が継続しドル/円は160円の方向に進むだろう。
からの記事と詳細 ( CPIこうみる:10月は3%台半ばに加速、日銀半年無風に耐えられるか焦点=農中 南氏 - ロイター (Reuters Japan) )
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