ジ・アスレチックのサム・ブラム記者「まずスイングを修正するのが先決」
エンゼルス・大谷翔平投手は再びMVP級の活躍を見せられるのか。5月27日(日本時間28日)まで46試合出場して打率.247、9本塁打、29打点。シーズン31発ペースと昨季から比べると物足りなさを感じる。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番、サム・ブラム記者はどう見ているか。
「積極的に左中間や左翼方向に打球を運ぼうとしていますね。シーズン最初の数週間の打撃を見ていると、空振りか引っ張る打球ばかり。そして引っ張り方も、過去に見てきたのと少し違っていました」
リーグ3位の46発を放った昨季からの変化といえば、左中間方向へアーチをかけるようになった点だ。昨季後半戦は左翼方向への一発はゼロだったが、9日(同10日)のレイズ戦で左中間へ2発を放つなど、今季は逆方向へもアーチをかけている。
「今までであれば右翼方向への450フィート(約137.2メートル)の本塁打になっていました。最近はニゴロや右飛、あるいは不格好な空振りになっています。なので左翼方向をすごく狙っているのだと私は思っています。左翼方向に打球を継続して運べれば、いい状態だと考えるものなので」
ここまでの本塁打減は“飛ばないボール”の影響と見ているようだ。25日(同26日)の本拠地・レンジャーズ戦の第4打席でも中堅方向へ大飛球を放ったが、フェンス手前で失速。フェンスから数メートル前で中堅手のグラブに収まった。
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