上田市にある公立長野大学で、「GPA」と呼ばれる成績を評価する数値の算出方法に誤りがあったことが分かりました。
この数値は、大学院の入試や奨学金の審査などで使われることがあり、学生から戸惑いの声が上がっています。
長野大学によりますと、算出方法に誤りがあったのは、点数化した各科目の成績の平均値を示す「GPA」という数値です。
大学によりますと、「GPA」は3年前に導入され、学内のポータルサイトを通じて学生に示されていましたが、システムの算出方法に問題があり、一部の学生については、一般的な算出方法よりも水増しされた数値が表示されていたということです。
昨年度から進められている新しいシステムへの入れ替えで、一般的な算出方法による数値が表示されるようになったため、先月、従来とのずれに気づいた学生から指摘があり、問題が発覚したということです。
これについて大学は、過去の設定を変えて、高く算出されていた数値を修正する考えはないとしています。
文部科学省によりますと、「GPA」は、ほとんどの大学で導入されていて、大学院の入試や奨学金の審査などでも使われることがあるということです。
学生の1人は、「将来、進学するときにGPAが必要になってくる大学院もあるので、自分の数値が以前とずれているのを見て不安になりました」と話していました。
また、長野大学のポータルサイトでは、学生が取得した単位数が実際より少なく表示される誤りがあったことも、先月、学生からの指摘で明らかになったということです。
大学は、単位数の誤表示による進級や卒業への影響はないとしていますが、入れ替えが進む新しいシステムの設定に問題があったとして修正を行うことにしています。
長野大学の堀内克巳事務局長は、「学生に不安を与えてしまい申し訳ない。学生に不利益のないよう適切に対応したい」と話しています。
からの記事と詳細 ( 長野大 成績を評価する数値の算出方法に誤り|NHK 長野県のニュース - nhk.or.jp )
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