[東京 22日 ロイター] - 岸田文雄首相は22日午前の参議院予算委員会で、ロシア外務省が21日、日本との平和条約交渉を打ち切ると発表したことについて「極めて不当であり断じて受け入れることができない」と語った。
岸田首相はこの打ち切り表明について「すべてロシアによるウクライナ侵略に起因して発生しているものであり、それを日ロ関係に転嫁しようとするもの」との見解を示した上で、「逆に日本国として強く抗議をする」と述べた。
福山哲郎委員(立憲)の質問に答えた。
岸田首相は、ロシアとの経済協力関係の予算を含む来年度予算は、日本企業もかかわっており修正する考えはないとし、ロシア経済分野協力担当大臣についても「今の時点で名称や役職を変更することは考えていない」と述べた。
首相はまた、24日にベルギー・ブリュッセルで開催されるG7(主要7カ国)首脳会合に対面での出席を調整しているとし、米国を含む各国首脳とウクライナ情勢について意見交換し、今後の外交の在り方について意思疎通を図りたいとの意向を述べた。
また、日米首脳会談を含む2国間会談については、まだ決まっていないとした上で、「アメリカを含む各国首脳とウクライナ情勢について意見交換を行うことはもちろんだが、バイ会談において、相手国との連携、そして今後の外交のあり方などについてもしっかりと疎通を図る」と述べた。
「不透明な厳しい状況であるからこそ、首脳間の信頼関係を確認する場にできればと期待している」と発言した。
岸田首相は、これまで日本はウクライナや周辺国に緊急人道支援を行ってきたが、ウクライナへの人道支援ニーズの高まりや周辺国の困難な状況を踏まえ、さらに支援を追加していきたいとの考えを述べた。
山下雄平委員(自民)、安江伸夫委員(公明)への答弁。
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