放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。10月10日(日)の放送では、先週に引き続き「少年ジャンプ+」編集長の細野修平さんが登場しました。
◆原稿を渡した後に…
高須:「少年ジャンプ+」の編集長をやられているなかで、“大事な局面でやってしまったミス”って、ありましたか? 細野:ミスというか、“ミスになりかけた”ことはあります。「週刊少年ジャンプ」(集英社)に、“「少年ジャンプ+」というアプリが始まるぞ”っていう予告を入れたんですね。だけど、その予告を掲載した段階では、まだアプリが完成していなかったんですよ。 高須:おぉ! 細野:いま思うと、なんでアプリが完成していないのに予告を載せてしまったんだろうと(笑)。でも、サービスが始まる前だったので、“なんとかなるんじゃない?”っていう感じでいました。 高須:見切り発車だったんだ(笑)。 細野:だから“よく間に合ったな”って、今でも思います。 高須:でもミスって、そのくらいなんですね。“原稿をもらって、どこかに忘れてしまう”みたいなことがあるのかと思っていました。 細野:さすがに原稿をなくしたことはないですね。 高須:昔の大先輩のなかにはいるんじゃないですか? 原稿を濡らしちゃったとか。 細野:うわさには聞いたことがあります。よく書き損じをする漫画家さんがいたらしいんですけど、描き上げた原稿を編集者に渡したあと、その漫画家さんが書き損じた原稿をビリビリに破ったんですね。そうしたら、原稿のページ数を確認していた編集者が「先生、1枚足りないんですけど……」って。破ったなかに原稿が混ざっていたんですね。 高須:うわ! 最悪やね。 細野:そこから(破ってしまった部分を)急いで描き直した、っていう話は聞いたことがあります。
◆新サービスで誰もが漫画家に!?
細野:最近、誰でも漫画が描けるWebサービス「World Maker」を編集部で作りました。前提として文章が必要ではあるんですけど、簡単なセリフやシチュエーションだけで漫画を作ることができます。例えば、今こうやって話している言葉を入力すると、勝手にコマ割りをしてくれるんですよ。 高須:ええっ!? 細野:いくつかの絵やパターンが用意されているので、コマに適当に当てはめると漫画みたいな形で作れます。 高須:すごい! 子どもが楽しく漫画を作れそうだね。今って、漫画家さんの数は減っていたりします? 細野:どうなんでしょう。むしろ増えているんじゃないですかね? でも、そこからもっと漫画家を増やしていきたいです。「World Maker」をいろんな人に使っていただけたら、すごい才能を持った方も絶対に出てくると思うので。そこをすくい上げたいと思っています。 高須:“才能を持った天才”っていうのは絶対にいると思います。「World Maker」で、才能があるのに埋もれている人を発見できるわけですね。
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