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Wednesday, September 15, 2021

50人以上に『抗体カクテル療法』行う医師の手ごたえ「自覚症状の改善」「熱出ない」 | MBS 関西のニュース - 毎日放送

50人以上に『抗体カクテル療法』行う医師の手ごたえ「自覚症状の改善」「熱出ない」

更新:2021/09/15 19:40

 新型コロナウイルスの重症化を防ぐ切り札として期待されている『抗体カクテル療法』。兵庫県では80以上の病院で行われています。医師の手ごたえはどうなのでしょうか。

 神戸市須磨区の高橋病院。駐車場に建てられた仮設テントの中で抗体カクテル療法が行われています。この病院には7床のコロナ病床がありますが満床状態が続いているため、入院しなくても治療ができる抗体カクテル療法を8月17日に始めました。

 この日、最初の患者がやってきました。

 (医師)「あなたは発症はいつですか?」
 (患者)「発症は7日と言われました」
 (医師)「7日…大丈夫やわ1週間以内だから。これから重症化したらお若いし大変なことになるからね。きょうこれから(抗体カクテル療法が)できるんだけど、どうされる?」
 (患者)「やります」
 (医師)「そうだね、そのほうがいいね」

 女性は基礎疾患があり軽い肺炎となっていたため、抗体カクテル療養を行うことになりました。2種類の抗体を混ぜ合わせたカクテル療法の薬「ロナプリーブ」を点滴していきます。点滴が終わるまでの間は、5分ごとに血圧を測りながら、医師と看護師が様子を確認し続けます。

 30分ほどで点滴は終了しました。その後、さらに30分間は経過観察を行います。その間にも新しい患者がやってきました。高橋病院の仮設テントでは同時に4人の治療が可能で、今はここで1日に2~3人が治療を受けているといいます。

 高橋病院では、発熱外来で陽性が判明した患者のうち、軽症または中等症1で、50歳以上かつ基礎疾患がある人、などにカクテル療法を行っています。これまでに50人以上に投与したということですが効果はどうだったのでしょうか。

 (高橋病院 高橋玲比古院長)
 「非常によく効く治療ではないかと思っています。だいたい投与の翌日に患者さまにお伺いすると「楽になった」「すっきりした」と、自覚症状の改善は7割以上の患者さまにみられますし。それから客観的な指標としても熱が出なくなる」

 治療の効果をあげるために、高橋院長は患者側にも“知っておいてほしいこと”があるといいます。

 (高橋病院 高橋玲比古院長)
 「特に重症化リスクがある方は、家で我慢しないで、なるべく早く病院に行って検査を受けていただいて、早く診断をつけていただく。そうすることがこの治療法の恩恵を受けていただく大きなキーかなというふうに思いますね」

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