さかた校長:SCHOOL OF LOCK! では、最初と最後にメッセージを黒板に書かせてもらっているんだけど……同じ黒板ひとつでやっていると思ってない?
こもり教頭:思っているでしょうね。オープニングに書いた黒板を最後に書くために消していますから。
さかた校長:実はね、16年の歴史があるからめちゃくちゃあるのよ。
こもり教頭:真っ黒のものもあるし、傷だらけのものもあるね。
さかた校長:何度も消して書いてきたんだね。今夜は俺が一人ひとりの生徒(リスナー)に向けて、黒板を書いていきたいと思う!
――高2女性リスナー:泣き虫を卒業したい
さかた校長:(学校掲示板への)書き込みありがとう。何か悩みごとだったり、相談したいことがあるの?
リスナー:はい。私は昔からけっこう泣き虫で、小中高と泣かなかった年がないくらいなんです。泣き虫を卒業したいと思っているのですが、感情のコントロールの仕方とか、すぐ泣かないようにするにはどうしたらいいかを教えてほしいです。
こもり教頭:そうか。でも……我々も泣きますけどね? 特に教頭は泣き虫だから、昨日も泣いているしね。
さかた校長:うん、俺もバシャ泣きしているしね。
こもり教頭:小中高で泣かなかった年なんて、私もなかったね。
さかた校長:そうだね。人前で泣くことはなくても、1人で泣くときめちゃめちゃあったから。泣くことがマイナスとは思わないけど……どういう感情のときに泣いてしまうの?
リスナー:感動して、とかもあるんですけど、ちょっと怒られたときとか、うまくいかなくてモヤモヤしたときに泣くことが多いです。そこに関しては、自分より頑張っている人もいるのに、自分なんかが情けないなと思います。
こもり教頭:そんなことないよ。“頑張っている人がいるのに泣いちゃダメ”なんてルールはないと思うけどね。
さかた校長:うん。涙は……言うなれば現象のひとつなんだよ。“悲しい”という感情のマックスが100だとして、100になっても涙が出ない人もいれば出る人もいて。悲しみの感情のマックスは、(涙に関係なく)みんなあるわけよ。だから人よりセーブできていないとかではなくて、ただただ涙がいっぱい出てくるという……俺と教頭も持っている特殊能力なんだよ。
こもり教頭:そうだと思う(笑)。
さかた校長:だし、溜まっているものは流さないとダメだから。
こもり教頭:うん。ある種、すぐ汗をかくのと一緒だから。
さかた校長:心の汗とはよく言ったもので。
リスナー:(笑)。
こもり教頭:ということで、校長! 黒板をお願いします。
さかた校長:はい!
――“泣き虫を卒業したい”リスナーにさかた校長のメッセージ
さかた校長:『なみだはふかなくていい』
俺もめちゃめちゃ泣いたりするけど、君が流す涙は心の内側から出た大切な感情のひとつなんだよ。だから、その涙を恥ずかしいと思って無理に拭かなくていいし、その綺麗な美しい水は……君は涙と言うかもしれないけど、素敵な心の一部分だから。そういう素直な心でいろんなことを受け止められる、という本当に素敵な涙なんだよ。
リスナー:はい。
さかた校長:これからも、君の心が動いたときは、素直にそこに委ねていい。涙が流れたとしても拭かなくていい。乾くまでね。その後にいっぱい笑えばいいだけだから。君の涙を誇ってほしい!
リスナー:はい。
さかた校長:あと最後に1個だけ言わせて。大人になったら、マジでもっと涙もろくなるから!
こもり教頭:うん! すぐこぼれるよ。
さかた校長:お前はこれからもっと泣くからな!
リスナー:(笑)。
校長・教頭:ありがとう!
リスナー:ありがとうございました!
今回さかた校長は、このリスナーのほかに、書き込みを紹介した2人と電話をつないだ3人のリスナーに向けても、黒板にメッセージを書きました。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒ https://ift.tt/2VDOFH4
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