お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。8月14日(土)放送のお客様は、スチャダラパーのBoseさん。ここでは、小沢健二さんとコラボした1994年の大ヒット曲「今夜はブギー・バック」誕生秘話を明かしました。
Boseさんは1988年に、ANIさん、SHINCOさんとヒップホップグループ「スチャダラパー」を結成。1990年にデビューします。1994年には、小沢健二さんとのコラボ曲「今夜はブギー・バック」が大ヒットしました。2020年にデビュー30周年を迎えた、日本ヒップホップ界のパイオニアです。
◆小沢健二とコラボした理由は?
川島:「今夜はブギー・バック」は、どういった経緯で誕生した曲なんですか? Bose:スチャダラパーって、CDがそんなに売れていたわけではなかったから、レコード会社から「いろんな人とコラボをやってよ」みたいに言われて。 川島:今で言うところのYouTubeコラボみたいなものですね。 Bose:そうそう。「好きなバンドとかいないの?」って言われたんだけど、当時は音楽をやっている友だちがそんなにいなくて。「東京スカパラダイスオーケストラとか小沢健二くんぐらいしかいません」って答えて(笑)。 川島:ええー! Bose:ホントに。ちょうど小沢くんがフリッパーズ・ギターを解散した頃で、よく遊んでいたから「曲を作るなら小沢くんと作ろうかな」って自然と思った。お互い「このレコードが好き」とか音楽の話もしていたから、もともとやっていたことの延長で曲を作った感じです。 川島:なるほど。じゃあ自然に曲ができていったんですね? Bose:そうだね。小沢くんの家でギターを弾いてもらったり、いろんな紆余曲折はあったりしたけど、結果的にはああいう曲になって。曲がヒットするイメージはもともとなかったっていうか、そもそもは「変なコラボ曲があったよね」みたいな曲を作りたかったんだよね。 川島:そういうコンセプトだったんですね。 Bose:そうそう。「記録に残らなくても、記憶に残るような曲」みたいなことを最初から目指して、笑いながら作っていった。 川島:じゃあ、思っていた反響とは違っていたんですね? Bose:びっくりした。歌詞はふざけているし、“ラッパーあるある”みたいな設定だったから。「ラッパーってこういうこと言うよね!」みたいに、面白おかしくやっていたんだけど、周りからは、正面から受け止められたというか。 川島:なるほどね。勝手に深読みされているパターン。 Bose:そうそう(笑)。「クラブで遊んでいて楽しそうな雰囲気の曲ですね」って言われたんだけど、歌詞をよく読むと“たられば”ばかりで「実はクラブに行ってない」んだけどね(笑)。 川島:(笑)。聴いている人たちにとっては“初めてのラップ”だったから、「これがジャパニーズラップなんだ」みたいに受け止められちゃったと。 Bose:どんどん曲がヒットして、地方のライブに行くようになって。どっか遊びに行くと、僕らのこと知らない女の子が口ずさんでるようなレベルで。 川島:社会現象レベルでしたよね。 Bose:うん。本当にびっくりしました。 (TOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」8月14日(土)放送より)
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